僕とホースセラピー~馬好きになるきっかけ~
大学生になるまで馬とは無縁の生活を送っていました。
そんな僕が馬好きになったのは競馬でした。
1994年、大学2回生の秋。
競馬好きの親友が、学内のアルバイト募集の掲示板を見て「一緒にやらへん?」と誘ってきました。
それが競馬場での掃除のアルバイト。
この誘いに迷わず「いいよ」と言ったのが運命の分かれ道。
馬や競馬に惹かれたからではなく、その親友に誘われた。それだけの理由で決めたことが転機になるとは。
その年の秋、競馬界は大きな盛り上がりを見せていた…ようです。
ビワハヤヒデがどれだけGⅠを勝ち続けるのか。
ナリタブライアンの三冠達成なるか。
ヒシアマゾンとチョウカイキャロルはどちらが強いのか。
ノースフライトとサクラバクシンオー、最後の直接対決。
有馬記念で兄ビワハヤヒデと弟ナリタブライアンが直接対決。
ここに挙げた注目ポイントのうち3つは、バイトをした京都競馬場でのレースだったので、日曜日は連日10万人前後の観客数!
野球場でも満員で5万5千人なのに。
掃除の制服に着替える前に、競馬場のスタンドに行ってみました。
度肝を抜かれるとはああいうことを言うんでしょうね。
広い土地
きれいな緑の芝コース
馬のきれいさとかっこよさ
レースの迫力
大歓声
どれもいままで経験したことがない景色でした。
感動
一目惚れ
掃除の動きは、お客さんとは逆の動きをするので
お客さんがスタンドでレース観戦中→パドック(レース前に馬の心身の状態をチェックして予想の参考にする場所)を掃除
お客さんがパドックで下見中→レースが行なわれていないスタンドを掃除
なので、実際にはブライアンの三冠達成の瞬間も、ヒシアマゾンが最強牝馬になった瞬間も、フーちゃんがラストランを完勝した大団円も、その場にいながらこの目で観れてはいないです。
でも、大歓声はパドックに居てもはっきりわかったし、三冠が何かもブライアンたちがどれほど強い馬かもわかってないのに直感で凄いとは思っていました。
5週間くらいのバイトが終わってからも、親友とはよく競馬場に行きました。北海道の牧場見学にも行きました。
そして、ふと思い出したんです。
“実家の近くに乗馬クラブあったな”
チビで痩せっぽちな体型を得に感じたことは初めてだったかもしれません(笑)
“乗ってみたい”
そう思うようになっていました。
ちなみに、ニックネームの由来である一番好きな馬サクラローレルはナリタブライアン・ヒシアマゾンと同い年なんですが、僕がローレルに一目惚れしたのはまだ先のこと。
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