1/31 ドラマはニコハチ

「ドラマはニコハチ」と読んだことがある。確か、テレビの隙間さんのコラムだ。
ドラマは2話、5話、8話を見逃さなければいい、というような標語で、登場人物の関係性、物語の展開、収束が分かりやすいのがこの3回という。

『逃げ恥』以来、欠かさず見るドラマはなくて、野木晶子も坂本裕二も、いつかまとめて見ようとそれっきりだ。唯一の例外は『いだてん』だけど、大河のニコハチを見たところで四三は無邪気に走るばかりで意味をなさない。

それでも、特番シーズンが終わるたびに今回こそはと気合を入れていたのだけど、1話は見逃してもいい、勝負の2話だ!という『バクマン。』で読んだ教えがもたらす安心感は結局2話をも見逃させ、ついに一度も見ずに終わる状況を招く魔の標語になってしまった。

とにかく、その作品がどんなものかを測るのは、1話ではなく2話らしい。
それはブログの世界でもそうではないか。
アカウントを開設した人たちの初投稿は気概に溢れ、プロフィール欄は「徒然」に溢れる。だけど、徒然ユーザーたちはなぜか三日坊主と相性が悪い。あいつを呼ぶくらいなら、と沈黙を貫き通し、8話も迎えず収束する。

1話ではなく2話がその全貌を予言するとしたら、この日記の先行きは少し曖昧だ。それらしいことを書こうとかかり気味なのだ。生活リズムが固定されていない学生と、新たな習慣は相性が悪いと認めざるを得ないのか。凝ってはクサいし、無気力は意味がない。

読むことと書くことのバランスをとるのは難しい。どちらかが先行してもいけないし、読まずして書くなんてはったりを多少は覚えてた自分に腹が立つ。

でも。これは13話で終了の連ドラではない。大河の尺も二ヶ月弱。ニコハチというのなら、20・50・80だ。一昨日きやがれ。初日に戻る。


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