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「グッド・オーメンズ」の感想

海外ドラマと日本のドラマは、なぜにこんなにも違うのだろうか。
やっぱり海外ドラマが好きだったと、思い出せた。

単にわたしの趣味に、どちらが刺さるかというだけのことかもしれないが、映像の明るさが違って見える。そこが、いつも気になる。
海外ドラマの一番好きなところと言っても良いかもしれない。

光がやさしいというか、自然な色を「感じさせる」からだ。

日本ドラマも海外ドラマも、両方「外で撮影している」感じがする。
残念ながら、これは両方良さがあると言いたいのではない。
これはわたしの感覚だが、海外ドラマ、まあ映画を含めた場合の「外」とは、わたしの知っている世界の「外」であって想像力の世界の「中」といえる。楽しい世界で遊ばせてもらっていると言ってもいい。

一方、日本のドラマの「外」は、単に「撮影現場」だ。すごく照明あたってる感のする光で、反射してるような尖った明るさで現実味がある。全部ではないが、ほぼそう感じる。日本映画でも、そんな感じのものが多い。
でも詳しい事はわからない。日本の自然光がそういう色だから、仕方ないのかもしれないし主流の機材がそんな物なのかも。
だが、わたしからすれば、「そんなこと知るか」と思う。
だって、実際にそう感じさせない作品はあるし、駄目なやつは室内だろうが屋外だろうどのシーンでも光ってるのだ。
予算だ、役者のスケジュールだなんだ、それも当然だが「知るか」だ。
主演が問題行動を暴露されようが、ヒロインが不倫しようが、知ったことではないのだ。
そんなのは、旅行に行く前に飛行機が落ちる心配をするのと同じくらいくだらないことだ。わたしたちは、旅行に行くと決めたら、行った先でなにをして楽しもうとか、どんな美味しいものを食べようとかそういったことに気持ちを向け、わがままに楽しむ準備をしたいのだ。だから飛行機は、目的地に何事もなく到着するのが当たり前でなければいけない。そして、それができないなら大いに代償を払うべきであって、乗客がリスクを感じたり不快感を引きずったりしてはいけないのだ。

そんなわたしの日本ドラマを楽しむ方法は、随分前からさみしいものに変わってしまっている。好きな役者の演技や知ってる作品としてだけで楽しんでしまっている。それでも、まあ、楽しい時間ではある。でも、ちょっと残念に感じることもある。

とゆうことで、「グッド・オーメンズ」の話に戻るが、はじまってすぐに登場人物の雰囲気が好きになった。表情豊かで軽快なやりとりで物語が進むのも良い。そして6話という短い物語の中ですすむ群像劇が、窮屈でなく、逆に退屈させないのも良かった。
だいぶ前の作品なので知ってる方も多いと思うが、原作の小説もあるようなので読んでみたいと思う。
シーズン2の制作もしているみたいなので、是非、配信されるのを楽しみに待ちたいと思う。


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