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木並と縁の『プロパガンダゲーム』を振り返って

9月某日。
プロパガンダゲームが終わって、一週間とちょっとした頃。
石川役の榊木並と山野役の森島縁が、改めて「プロパガンダゲーム」を振り返ってみました。
今回はそんな対談風な記事です。

(以下、榊:榊木並 森:森島縁)

劇団5454にとって夏の一大イベントだった『プロパガンダゲーム』が終演。

森:というわけで、終わってから一週間経ちましたけど、どうですか?体調どうですか?

榊:元気だよ、すごく元気(笑)

森:あんだけ長い時間稽古やって。で、本番も長くて、なんかちょっとみんなの体調大丈夫かなって心配している(笑)

榊:相当疲れ溜まってたんじゃないかな。

森:もうコロナとか関係なく燃え尽き症候群というか、みんな終わった安心感で具合悪くなっちゃいそうだなと思って。

榊:あるあるだねそれね(笑)

森:元気ならよかったです。

榊:暑かったけどさ、結局ずっと稽古場も地下で、劇場も地下で何気に外に出てなかったなって思う。

森:確かに確かに、穴蔵感ありましたね。

榊:気づいたら夏終わってた。

森:本当にあっという間に9月ですもんね。本当にプロパガンダな一ヶ月でしたね。

榊:7月もそうだった。

森:そうそう、顔合わせが7月の一週目くらいでしたもんね。だから本当に丸二ヶ月間プロパガンダな日々でしたけれども。

榊:劇団員は普段会うけど、二ヶ月間初対面の人とみっちりいたじゃん?なんかそれが急にこんな会わなくなると、あの人本当に実在したのかなくらいのさ、不思議な感覚ない??

森:あります、あります。もう新しい現場に行ってる人もいるし、なんかTwitterとかでは見るけど、みんな元気かなって感じになりますね。

榊:ね。元気だろうか。懐かしい記憶になってきたね。

森:ね、もはや懐かしい。前回のnoteで漁介さんがキャストに関しては石川さんと山野さんに振り返ってもらいましょうって書いてましたけども。
私たちも若干役の記憶薄れつつあるから。

榊:石川さんはもう取れてるよ、完全に(笑)

森:ですよね。なんでまあ、ずっと二ヶ月間見守ってきた森島と榊が振り返るって感じにはなりますけど。

久しぶりだった「顔合わせ」という行事

森:顔合わせの時、緊張しましたか?

榊:めちゃくちゃ緊張したよね。なんか可愛い子とかっこいい人たちがいっぱいいてさ〜。しかもあんな畏まった(席にしっかり名前が貼ってあり、分厚い台本が2冊置かれていた)顔合わせって普段しないじゃん、劇団では。

森:劇団公演は、基本劇団員だけですからね。客演さんいても一人二人とかだったから。

榊:そうだよ。椅子に座らないでカーペットのある稽古場で地べたに座ってやってるくらいだし。

森:(笑)

榊:あっちゃん(白又敦さん)が最初から柔らかい雰囲気というかノリがいいのは本読みから出てて、向かい側に座っている勇之介君(松島勇之介さん)もおんなじようなノリの良さを初日から感じられて、「結構愉快なタイプなんだ!」って。シュッとしたイケメンに見えたから。

森:それは思いました(笑)

榊:菜七ちゃん(高嶋菜七さん)なんか、もう可愛くて完全に手の平で転がされてたからね、私。

森:(笑)デレデレでしたもんね。木並さん。

榊:デレデレだった。めちゃくちゃ可愛くて。

森:それこそおしの(及川)がやってた藍ちゃんみたいになってましたもんね。

榊:本当に愛らしくて。だから樫本が愛されるキャラクターになったと思うんだけど。あと寿大君(白柏寿大さん)は、難しい漢字もスラスラ読んでる人って印象で。

森:あー!わかる!頭いい人なんだろうなって思った。

榊:台本が日常で使わないような漢字だらけだったけど、スラスラ読んでて、あと声もすごく素敵じゃない。ナレーターさんみたいな声してて。あ、これはお芝居も安定感がある人なんだろうなって勝手に思ってた。でぐっちゃん(出口亜梨沙さん)は、最初っから越智だったなっていう。漁介さんも言ってたけど、なんかリラックスした日常会話が魅力で。

森:関西弁がいいですよねやっぱり。本当に関西出身だからちゃんとした関西弁で。喋りやすさもあっただろうし、聞いてる方もなんかすごい好感を持てる関西弁でした。

榊:みんな標準語だから一人だけ方言あるっていうのはよかったよね。

森:レジスタンスチームはチラシ撮影の時からすでにまとまりが良くてすごいなと思ってて。私、ガバメントの撮影行けなくて、本当に顔合わせで初めましてで、割とレジスタンスチームに比べて物静な印象であったから、大丈夫かなと思って。おしのがグイグイいくタイプじゃないから、私どの立ち位置でいったらいいんだろうってすごい考えてて…。でも、実際稽古が始まってすぐ台本にいかないで、それぞれのチームで劇団でやってる基礎稽古をやってたじゃないですか。うちの基礎稽古はゲーム要素が多いから、食いつきが良くて(笑)、あれで皆打ち解けた感はありましたね。みやりちゃん(宮崎理奈さん)は前の現場があって途中から参加だったけど、そのゲームでみんなグッと士気が上がってた感がありました。

榊:うちの基礎稽古はそういう効果もあるよね。皆のキャラクターも見えたしね。

森:できなくても一生懸命な昇大君(松田昇大さん)と、割となんでもそつなくこなせる勇之介君と、できなことをできないと言えるみやりちゃんと、それを笑ってるおしのと、それぞれのキャラクターのバリエーションがあって、でも、全員共通で草原にいる人みたいな穏やかさがありました。

榊:性質別で分けたのかってくらいにレジスタンスと政府で上手く分かれてたよね。

森:ほんと宮寺さん(プロデューサー)のキャスティングすごいなって。

石川と山野の勝負は最終試験中!?

榊:ちなみにここだけの話なんだけどさ。

森:え、なに怖い。出ちゃうけど大丈夫?ここだけの話。

榊:大丈夫。全員集合の稽古が最後の二週間くらいで、それまではずっとチームごとに稽古してたじゃん。で、私たちって最終試験が始まったらずっと座ってるじゃない?その間、基本的にチャットの部分やモブキャラ(漁師や相手チームの扇動や裏芝居)とか扇動開始のチャイムとかやってたりして、あとは、学生たちが台詞が出てこなかったらプロンプ入れたりちゃんと流れ通りになってるかも確認しなきゃいけなかたったから、あんまり台本を離して稽古をしてるってことがなかったじゃない?

森:うん、なかったなかった。

榊:長い説明の台詞はもう入ってたけど、「扇動アクションまであと1分です」とかちょっとした差し込みの台詞がどこだっけって覚えられてなくて。

森:めっちゃわかる!

榊:通し稽古の時も入ってなくて。それでやっと台詞完全に入ったのが最終通しから1個前の通しで。

森:わかる。私…稽古場で覚えられてたかな?っていう。

榊:(笑)

森:スマホとかタブレットを学生に配って最終試験始まりますってなってからがうちらの勝負だから。

榊:そうそう。実は誰にも言ってなかったけど…。台詞覚えてるけどどこで言うんだっけ?って言うのがあったね。

森:絶対間違えられないからね。我々は。

榊:絶対間違えられないよ。山野さんなんて扇動アクションの予約頼まれて、「かしこまりました。○分後に○分の扇動アクションを予約しました、消費ポイントは○ポイントです。」っていう数字だらけの台詞あったもんね。

森:あった。何ポイント消費しますって…もうあんま覚えてないですけど。

榊:嘘でしょ!?(笑)はやっ。

森:もうスッと忘れました。それで言うとみんなの言ってくる言葉が若干変わったりするときに、台詞通りに返すと会話が成立できないっていうことがあって。もう全集中して4人を見て、聞いてました(笑) 本番一週目終わるくらいまでは毎回ドキドキしてやってて、台詞飛んだりしないかなとか、変なこと言ってくるんじゃないかって構えてて。

榊:変なこと言ってくる(笑)

森:中間投票の前一旦ハケるじゃないですか?あの時の疲労感すごかったですよね。

榊:わかる。前半無事終了した……みたいな。何気にあんまりない経験だよ、2時間座りっぱなしで。

森:緊張感漂う中、座ってて、たまに話すなんて、後にも先にもないんじゃないかと思いますよ。

榊:前後しちゃってあれなんだけどさ。あっちゃんが稽古中に稽古着から役職カードをポケットからぽろっと落としてて、あれ本番中に起きたらまじでやばいなって思ってヒヤヒヤしてたけど、大丈夫でしたわ。

森:わかります。昇大君がスパイって分かってから役職カードを取り出して録音ボタンをポチって押す時にたまに手をひねりすぎて「いやカード見えてる見えてる!」ってなって。「山野さん、役職カードは他人に見せちゃいけないんですよね」って言いながら自ら見せちゃってるていう。

zoomでの対談風景。話し出すと止まらない。楽しい。

8人の学生たち

森:いい意味でも悪い意味でもどうなるんだろうって、最初から最後まで思ってたのは昇大君。通しの時、バーンてすごくいい時もあれば、うまくいかないっていう時が両極端で。良かった時は何が良かったんだろう、いまいちな時は何がよくなかったんだろうって真面目に自分で分析して突き詰めていってて。劇場入ったらお客さんに観られて伸びるタイプというか、初日開けてからの伸びはすごいなって。観られることにも慣れている方ではあるから、その集中力とか真面目さはすごいなって思ったし、学ぶこともあったな。

榊:わかる。人に愛される人だったよね。

森:そう〜。すごい愛される人だった。嫌いな人いないんじゃないかってくらい。いい意味で人たらしだった(笑)

榊:素敵だね。

森:逆にずっと安定してたのはみやりちゃんだね。通し稽古でも泣きシーンで毎回泣いてたし。部分稽古で扇動のシーンだけやっても一瞬の集中力がすごくて。

榊:通し稽古各チーム4回?くらいは通ししたけど、あんな長くて感情をあらわにする台詞なのにトチってるの見たことなかったよ。だからみやりちゃんが本番でちょっとでも違うと、すぐに気づくんだよね。疲れてるのかなとか、いつも正確だからこそわかりやすかった。それでも若干だけど。

森:一回稽古場でセリフ噛んじゃったんだったか、飛んじゃったことがあって、それでも周りが気付かないくらいのレベルだったけどものすごい悔しがってて。負けず嫌いだし、作品に対する思いもあったんだなって。あの安定感はなかなか出せないですよね。

榊:めっちゃ安心して見られたよね。

森:(芝居に対して)何かありますか?ってすごい聞いてくれて、お芝居に対して熱心だなって。

榊:安定でいうと菜七ちゃんもめちゃくちゃ安定してたね。漁介さんも稽古の時から言ってたけど、一度掴むと離さないタイプだって言ってたし。昇大君みたいに本番入ってどんどん良くなっていくタイプだったね。集中力があるんだろうね。あと瞬発力。

森:お客様への説得力がすごかったですね。レジスタンスサイドの時はチャットで裏にいるからどういう表情をしているか見えなかったんですけど、映像で見た時に最後の扇動の説得力がすごくて。本読みの時からの進化が素晴らしかった。

榊:昇大君、みやりちゃん、菜七ちゃんの扇動する3人は大変だったね。自分のチームの扇動が相手チームへ影響を与えて、それに対抗してまた扇動を仕掛けるって構図だから、扇動はものすごく重要じゃない。それが見どころでもあるし。相手からの扇動を聞いて自分たちは次にどんな扇動をしようかって考えてやってるからさ。しかも自分サイドの回じゃない時はチャットもやって(笑)ゲネ終わったあと菜七ちゃん「菜七やばいです。チャットできないです。」って切実に言ってたもん。

森:あれは大変でしたね…。

榊:本番前楽屋で寿大君と勇之介君がわーわー騒いでる中、粛粛と台本読んでた姿をよく見かけたよ…。

森:あの二人(寿大君と勇之介君)はすごいよね。マスコットキャラだったね。

榊:アフタートークで声大きくてうるさいって言っちゃってたけど、ムードメーカーだったよ。

森:うるさかったことはうるさかった(笑)

榊:あはは(笑)まあうるさかったけど(笑)でも、あの二人のすごいところって、本番直前まで騒いでるのに、いざ本番となると、ブレないんだよね。ちゃんと芯があってそれを中心に感じたものを表現している感じだった。私本番前あんな喋ってたら……多分トチるよ(笑)

森:ですよね。あの二人がいたことで嫌な緊張感はなかったし、力も抜けたし。緊張しいのみっちーさん(窪田)が一番救われたんじゃないかなって思う。最後まで緊張してたから(笑)

榊:アフタートークですら手が震えてた男、窪田ね。

森:そうそう(笑)だから寿大君と勇之介君には相当支えられたかと。勇之介君は本番でも不具合が一個でもあると終演後にちょっと話しませんか?ってチームのみんなを集めて率先して話あったりして、自然発生的にみんな勇之介君のところに集まっていく感じだったな。リーダーってわけじゃないけど、勇之介君を中心にしていて。声が大きいのもあるけど。違う意味でも声が大きかったから。発言の力があった。強制するわけではなく、やろうよって引っ張り方はすごいなあって思って。

榊:それをいうとレジスタンスでは寿大君が公演終わる度にみんなに「さっきどうだった?」ってみんなに聞いてくれてたな。それに対してあっちゃん、でぐっちゃん、菜七ちゃんも素直に話して不安に思ったらちゃんと聞いて、細かい調整をみんなでやっていて。
あっちゃんはアフタートークでも話したけど、誰よりも早く入って舞台上でセリフを全部確認してて、本当にストイックで、あっちゃんの姿勢に私は刺激を受けましたね。真面目でひたむきで。若干抜けてて(笑)ある意味勇之介君と同じで熱くて、愛されるタイプの人だなって思ったよ。

森:わかります。大人に愛されるタイプ。一生懸命さとか熱量は一緒にやっていた大人たちの心を熱くするよね。

榊:そうそう、あの頃の情熱とひたむきさを思い出させてくれた(笑)

森:20代のときの熱さみたいなものを思い出させてもらったよ。本当にみんないい子で気遣いさんでもあったから、学生達があの8人で本当によかったなっていうのが一番大きな感想ですね。

榊:わかる。あのメンバーでよかったなって思うね。すぐじゃなくてもまた仕事で会えたらいいなって思うね。

森:今度はちゃんと混じって芝居したいですね。会話劇。

いい感じに全員が写っている劇中写真。緊張感が伝わってきます。

我が子を見守るような気持ち…?

森:うちのおしのちゃんは本当に自分の娘を見守るような気持ちで……。

榊:山野さんがそんな風に見てたの?

森:山野さんは見てない。山野さんの中の私が見てた(笑)情報素材集めてみたので聞いてもらっていいですかのシーンの前とかはもう私の手がこうなってた。(祈るポーズ)

榊:私、チャットでちょうどアクリルパネルの向こう側にいたからさ〜、じっくり見れなかったんだよね。パソコンから目を離すわけにはいかなかったから周辺視野で見てた。

森:おしのの頑張りポイントいくつかあるじゃん?早口でオタク漏れ出すところとか、You&Iとか、その時の5454メンバーの袖での視聴率すごかったよね。みんなでマンネ(末っ子)を見守る会みたいになってた。稽古当初、おしのは、5454の俳優だから自分が一番ちゃんと出来てないといけないとか、自分が一番春陽の言ってることわかっていなきゃいけないって気負って力入ってる瞬間があったんですよね。意識的にも無意識的にも。きっと、それは私も木並さんもだけど。ずっと緊張の変な力が抜けてなかったから、大丈夫かなって不安だったけど、政府の他の3人に柔らかくしてもらってて、ちゃんと政府の一員として機能しているのを見て、「ああ良かった…」って親の気持ちでいました。

榊:わかるわ〜ホッとしたよね。色んな経験を今積んでるなって目に見えて成長も感じられて。

森:「このおしのの成長が次の5454公演に繋がるんだ!」って、「頑張れ頑張れ!!」って見てました。

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お客様にも大好評だったYou&I。改めて見てもやっぱり可愛い2人。

気持ちが動く瞬間

榊:8月の2週目くらいの本番で菜七ちゃんが最後の扇動で涙流した回があったじゃない?稽古場でも泣いたことはなかったけど、あの時初めて涙が出て、その扇動を見聞きしてたチームのメンバーの空気がもうすごくて。これまで見たことない顔してて、みんな感動してたのよ。で、結果発表でレジスタンスチームが負けるじゃない、もうみんなものすごい落ち込んですごい空気になってて。その後、石川さんが入っていかなきゃいけないんだけど、私どうやって入っていこうと思って。お客さん含め、みんなで作った空気を壊すわけにいかないから。どれくらいの間を空けて、どんな状態で……ってのを数秒で考えて。石川さんとしてよくないんだけど、泣けてきちゃって。

森:木並さん危ない回あったよね!

榊:あった。木並と石川さん半々だった。ほんと舞台ってなまものだなって思ったよ……。

森:その後の局長室のシーン、入る前の数秒ですごい勢いで気持ち落ち着かせてましたもんね。

榊:その後の局長が憎いこと。

森:(笑)石川さんは冷静で人間味がないように見えるけど、実は一番人情味に溢れてるっていうか、一番学生たちのことを見てて、逆に山野さんは最初笑顔でいい人そうだけど感情がないというか、人によっては心が冷たい人に見えるキャラクターだから、あの涙の瞬間に山野さんだったら、普通のテンションで入っていけるんですけど。石川さんは学生達への気遣いみたいなものとか国友の内情も知ってるっていうのもあるから、心が動きますよね。それがお芝居の面白いところですよね。

榊:そうだね。みんなによって私達も変化したよね。……そういう瞬間あった?

森:え?山野さんないよ。

榊:だよね(笑)山野さん影響されちゃいけないしね。

森:そうそうそう。それこそ、グッて(心に)きても、グシャって抑えた。

榊:うあ〜、それしどかったでしょ〜。

森:多少グッときてもダメですから。政府チームも、一回椎名以外のみんなが結果発表で泣いてた時があって。女子は二人泣いてて、後藤も目がだいぶウルウルきてた時に、心にギュルギュルギュルギュル!!ってきた。

榊:(爆笑)中身は森島だもんね。

森:あんな若い子の涙見たらそらおばさんはぐらついちゃいますよ(笑)

榊:(笑)

森:よくないことだけど、観た時もれなく甘噛したよね。動揺しちゃったよ。隠せなかった。5454の作品でも人に影響されてどんどん進んでいくことが多いし。心が動いても表に出しちゃいけない役は初めてだったから、こういう辛さもあるんだって知って、【私は人造人間】と思ってやってました。

榊:石川さんも感情をそんな出すキャラクターではなかったけど、それを姿勢だったり、瞬きとか視線の上げ下げで表現してたかな。今井が「策なら一つだけある」って言って樫本にコスプレ提案する時も実は「ちょっと期待したのになんだそれ」みたいなリアクションしたりして。

森:以外と細かいことやってるんだよね、我々。

好評だったオープニングの裏話

榊:自己紹介オープニング好評だったね〜!各チームで曲も違って、ゲームの始まる感じがワクワクしたって感想見ました。

森:人物紹介ができるオープニングよかったですよね!私たちは、みんなが自己紹介してる間に色々運んだり準備しなくちゃいけなくて、政府は物量が多くて大変でした。1秒でも無駄にできなくて。最初に椎名が座るから、まずその椅子は出さなきゃいけなくてって考えてたら、漁介さんから織笠の自己紹介が始まったら後ろ通るなって言われてたり、学生を抜いてる明かりに入るなとも言われ(笑)。オープニングも緊張の原因でしたね。

榊:政府は手順間違えたらアウトだったね。

森:石川さんの水見つめてる時間好きでしたよ。

榊:え!見てた?レジスタンスは持ち運ぶものハンガーラックと水くらいだったから、今井の座る椅子と、テーブルさえ置けばその後やることがなくて、水を一本一本見つめて置くっていう時間の調整をしてたんだよね。

森:本番中は、その時に着替えてるから見れませんでしたが、本番前のオープニング練習をやる時にいつも見てました。

榊:テーブルは大きくて動くと目立つから、全員が正面向いてる間に出し終えてと漁介さんに言われてたから、それを考慮して出す順番やタイミングを掴むまでちょっと苦労したね。

森:水を見つめる石川さん後で映像で確認しよう。

配信チケットはまだまだ販売中🎫

森:ということで配信チケットは購入したら1ヶ月間見れるんですよね。

榊:9月末に買ったら10月末まで見れちゃうっていう。

森:8月の舞台を10月まで見れるってすごいですね。

榊:両方見れる配信を買ったら、今日はレジスタンス、明日は政府にしようって楽しめますね。

森:推しの好きなシーンだけを何度も見返せるっていうね。TWO-FACEさんの画質がすごく良いので配信とはいえすごく見応えありますよ。

榊:夏は終わりましたが、秋口までプロパガンダゲームをたっぷり楽しんでいただきたいですね。

森:終わってちょっと寂しさがあるので、あのシーン見たいな、みんなに会いたいなって思ったら配信を見て楽しんでもらいたいですね。
最大10月末まで配信が見れます。

配信チケットの購入はこちらから🎫
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プロパガンダゲームの配信が終わったら……🏸

森:その後の11月には何がありますか?木並さん。

榊:え〜〜〜あれだよね、「ビギナー♀」だね!劇団5454が過去最大数のキャストでお届けする公演、「ビギナー♀」がありますね!カタロゴス青という作品の短編を長編にしたもので、ド直球の青春を描きます。

ビギナービジュアル並び
両面見開きのポップで可愛いチラシです。

森:そうです〜!来週顔合わせですね。このnoteが出るのは顔合わせ終わってからになりそうですが。楽しみですね。プロパガンダゲームがテーマとして真面目なものだったので、やりすぎないところでふざけたいですよもう。

榊:ふざけ倒したいよわたしは。

森:客演さんも個性強い方ばかりなので、負けないようにふざけ倒さないと(笑)

榊:プロパガンダゲームは原作がある作品だけど、あの会話のテンポ感とかは5454と同様のところがあるから、今回いいなって思ってくださった方はぜひ一度5454の作品を生で見ていただきたいですね。

森:このnote出す頃には情報解禁されているのでお伝えしちゃいますが、23日と24日にはポップアップショップもありますしね。企画が盛りだくさんなので、そちらもぜひ注目していただきたいです。

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劇場から街へ飛び出す5454。

榊:グッズ販売もしますし、一般販売開始の日なのでその場でご予約できます!

森:短編ビギナーの上映会があるので、まだ見たことがない方や、一緒に見たいという方はぜひタイムスケジュールをご確認いただいてお越しいただけたら嬉しいです。というわけで皆さん、プロパンダゲームを引き続きお楽しみください。そして「ビギナー♀」もよろしくお願いいたします!

ビギナーHPバナー


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