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調子が悪いときは、日記で振り返る。

最近、調子がかんばしくない。

かんばしくない、なんて表現から始めるあたり、自分でもこじらせているように思う。

文字生生物なんて名乗りはじめてからというもの、書く文章で自分の調子が大分つかめるようになってきた。

筆がのっているとき、とは本当にその通り、調子もノリノリ。
キーボードをタイピングする速度であったり、ふと頭に思い浮かぶ語彙が自分の意識や思考と一致しやすい状態になっている。

ところが、どうも思考だったり考えがもたつくとき、私の中の調子君が危険信号をあげている。

冒頭の「体調がかんばしくない」もそうだ。
「調子が悪い」で書けばいいのに「かんばしくない」なんてちょっぴり鼻につくような表現をするってところが大変かんばしくない。

この言葉はあまり伝えるためのものじゃない。
書く文章が私の手を離れないまま、わたしの脳みそだったり体の中にこびりついている証拠だったりする。

調子のよいときは、外界と自分の言葉がきれいにマッチする。
マッチした文章は時間を置いても新鮮味があって、たとえ私の手から離れたとしても優雅に泳いでいる。記録に残り続ける。

そんな時には、過去を振り返ってみるといい。
停滞の中でできることは数あれど、もがき苦しんでも泥沼になるのは避けたい。そのために、ただ静かに今を受け入れ、瞑想みたいにシンと過ごすことを選んだ。

長いスパンでみれば、調子って波打つアルゴリズムみたいに谷あり山あり。ずっと上り坂も不健全だし、下り坂もよろしくない。中央に引いた基準線の上下をふらふらとさまようくらいがちょうどいい。

1週間、1か月、1年とスパンを伸ばしていったら、昨日今日の差なんて微々たるもので、未来の私がそんなことをいちいちは覚えてられないのだ。

大切なのは、私にとっての「調子中央値」がどこにあるかをつぶさに観察することだと思う。
今自分が「下がり続けている」ところなのか、それとも中央値に向かって「盛り返している」ところなのか。
よくよく観察しないと、もがくことさえも出来なくなってしまう。

現在から過去に逆行していこう。
「逆」時系列日記なんてのも面白いかもしれない。


今日:5/12

朝から頭がぼーっとしている。
納期が迫っていた仕事をささっと終わらせて、ベッドでゆったり過ごすことにした。

意識があんまり保っていられず、1時間寝て、1時間起きて、といったループを繰り返している。そんなせいか、読書も動画視聴も身に入らず、なんとなく将来を憂うことぐらいしかできない。
時間の経過が異様に早い。部屋がいつの間にか暗くなっている。

これから友人たちとの通話が控えているから、なんとか覚醒させなきゃ。

昨日:5/11

相変わらず、書くことも見ることも読むこともままならない。
抗ってもしかたがないと思い、友人と半日ゲームに勤しんだ。
相変わらず、ゲームがまだ好きだった自分に驚く。

逃避先としてバッチリの役割を果たしたけれど、読めてもいないし、書けてもいないことへの罪悪感はさらに重量を増した。
前に進むというより、坂を転がり落ちている感覚が強い。

「博士の愛した数式」をちょっとだけ読んだ。


一昨日おととい:5/10

友人たちと長時間のTRPGセッションをした。
私自身は楽しめていたけれど、周りの友人たちがそうだったかはずっと不安だった。私はエンターテイナーにはなれないらしいから、後半は隅っこで大人しくしていたけれど、そのうち「自分がこの場に必要な人間なのか」なんてことを考え始めてしまって、大層メンタルが落ち込んだ。

人の輪の中で生きることが、難しい。
ところが無駄な忍耐力だったり、心配をかけない振る舞いやら何やらを現代社会で学んでしまったものだから、私の痛みに気付く人はほとんどいない。

そんな中でも心配して声をかけてくれる友人に、心から感謝する。

「魍魎の匣」をちょっとだけ読んだ。


一昨昨日さきおととい:5/9

あまり覚えていない。
日々の仕事をこなしつつ、やっぱり夜は友人たちとのセッションに明け暮れていた気がする。

最近、ずっと人といる。オンラインだけど。
すると私はどんどんと体調を崩す。
人の輪の中で生きることに躍起になっているように思える。
文章を書くことへの申し訳なさみたいのが沸き立ってくる。

多分だけれど、そろそろ孤独の時間を作ったほうがいい気がしている。
でも、せっかく仲良くなってきた人たちに、余計な心配をかけたくないという気持ちも強い。

ただ、やりたいことができていない。
読みたい本を進めることもできないし、執筆活動もぜんぜんできていない。
noteが読めていないのが、何よりもつらい。
ぼーっとしてしまう時間が増える。人と話した後、メンタルを落ち着けるためには、ぼーっとしないといけない。

睡眠時間も、安定していない。

まぎれもなく、絶不調に陥る。

「残像に口紅を」をちょっとだけ読んだ。


それ以前

読書アカウントを開設した。
けれど肝心の本が読めていない。
時間を作りたいが、作ったとしてもぼーっとしてしまう時間が増えていて、戸惑うことが多い。

まぁ、こちらはマイペースに投稿していこうと思う。
毎日note更新のノルマもないし、のびのびと執筆できればな、と。




思えば、ちょっと欲張りすぎているのかも。

note創作大賞向けの作品を3本書いていて。
かつ毎日noteも続けていて。
読書も習慣化させて。
それでいて始めたばかりのライター業にも注力している。
でもって趣味となりつつあるTRPGセッションにも顔をだしている。

燃料切れなのかもしれない。
全部をこなせるスタミナは私にはない。

何かを落とす必要が、ある。
調子がわるいというより、ひとつひとつに対する集中力が切れているのかもしれない。
今わたしが一番時間を割いているものが、実はそれほど大事じゃないことなのかもしれない。

ちょっと自分を労わってもいいのかも…。
なんて思いました!



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