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駄文:間もなく消える夜空メルの6年間の軌跡を前に、2年前のことを思い出す

今日(2/29)は、今年の1/15に突如契約解除という形でホロライブを去ることになってしまった、ホロライブ1期生 夜空メルの、恐らくは配信アーカイブを確認できる最後の日、という事で。

これを受けて、数日前から彼女のこれまでの活動を振り返る切り抜き動画なども有志によってYouTubeにUPされていたり、また多くのファンから彼女へのメッセージが、X(旧twitter)や1/14配信の彼女の最後のアーカイブや、10/31に行われた彼女の生誕祭3D LIVEのアーカイブの感想コメント欄に、今も増え続けています

契約解除になった1/15時点には87.8万人だった彼女のYouTubeチャンネル登録者数はこのnoteを書いている現時点では90万人を超え総動画再生回数も彼女の新規投稿が止まった日から数えて1カ月半の間に400万回再生以上増えました

このペースは、彼女のこれまでの活動の全再生回数の5%を超えるほどの勢いで、通常の彼女の動画投稿が行われていた時期での再生回数増加ペースと比較しても2倍強ぐらいのとても早いスピードです。

こういう事態から勢いが出ることを望んでいた人は恐らく誰もいないことではあるのですが、多くの人が彼女のおよそ6年にわたる活動の記録が消えることを惜しんでいるその様子からは、なんとも言えない寂しさと同時に、彼女が多くの人に愛されていた存在であったことを、強く感じさせられます。


……で、実は私も、ここ数日のうちに複数の過去アーカイブを見返したうちのひとりなのですが、その再視聴時にふと思ったことがありまして。

それが何か、というと。
2年前の潤羽るしあの契約解除引退の時と同じように過去アーカイブを見返しているのに、なんかその時とは視聴感が違うな?ということでした。


2年前の2022/2/24に契約解除され、同年3月末にアーカイブが全て消えることになった潤羽るしあと、今回の夜空メルのケースは、引退に至る経緯としては非常に似ていますし、彼女達の活動期間こそ倍ぐらい違いますが、アーカイブが山ほどある事も、消えるまでの期間もそう変わりません。

そして、本人達に対しての私の思い入れも、ぶっちゃけてしまえば「彼女達が仲間たちと笑いあっている姿は楽しそうでなんか好き」ぐらいの、割とライトな箱のファンな感じという点で、今振り返ってみても割と共通しているように思います。

しいて言えば夜空メルの方が見てる配信は多いかな?ぐらいの差です。

ところが、私は今回の夜空メルのアーカイブ削除については、そのアーカイブ視聴時の感想が、すごく寂しい思いだけが先行しているというか、寂しいだけで妙に諦観した感じがあるのです。

逆に言えば、潤羽るしあを見送った時の私は、なんかもっと、アーカイブを振り返って視聴している時に、モヤっとした寂しさだけではない、儚くて歯がゆいような何かを感じていたような気がするんです。

その違いが、VTuberの突然の引退騒動話にある程度慣れたところからくるものなのか、その当時演者を取り巻いていた騒動の印象から生まれているものなのか、それとも別の何かから来ていたものなのか。

今一つ明確な答えは出せずにいるのですが。

少なくとも、2年前の潤羽るしあの出来事の時の私は、もっと演者とVtuber自身を別々の人として捉えていて当時のnoteとコメント欄を見てみると分かりやすいのですが、契約解除に至った出来事自体を「演者の人のトラブルの影響で、みんなで作り上げたあのVtuberがいなくなってしまった」みたいな解釈をしているんですね。

そしてその「演者とVTuberは別の存在という見方を何故か、今回の私は出来ていないのが、なんでかわからないけれどこのアーカイブ視聴時の感じ方の違いに現れているのかな、みたいなことを今の私は考えてしまっているのです。


この2年の間にいったいなぜ感じ方が変わったのか。
先程も書いた通り、私としてもその答えは明確に出ていないのですが。

ただなんとなく、認めたくない事だなと自分でも思うのですけれど。

もしかするとこの2年のうちのいろんな出来事を経験しているうちに、「Vtuberファンとしての私との心の距離は、少しずつ開いてしまっているのかもしれません。

もしくはかつて「ファンとの距離がアニメ等より近く、コメント等で双方向にコミュニケーションが取れる相手」であったはずのVtuberというコンテンツは、今や私にとって「コミュニケーションなんて考えもしない、よく見てる好きなタレント」ぐらいにまで、その認識が変化してきているのかもしれません。

それは、今回のアーカイブが消える話とは全然別の、私だけの心持ちだけの話なのかも知れませんが。

なんというか、その心情の変化をこういった形で自身に思い知らされることは、それはそれで寂しいことだなと思います。

……いつかは私にも、Vtuberの卒業とその過去アーカイブの喪失に対して、まるで録画してた番組がもう見られなくなる程度にしか何も感じなくなる日が来てしまうのでしょうか。

個人的にはまだ、そうありたくはないなあ、と思いつつ。

このダラダラと書いた、自分で見ても何が言いたいのかイマイチよくわからない駄文を書くのを切り上げて、今日は日付が変わるまで、なるべく多くの夜空メルのアーカイブを追いたいと思います。


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