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カバー社の新スタジオの話題や、最近のいろんな公開情報を見てみる

5月ぐらいからVTuber事務所ホロライブプロダクションを運営するカバー社が、新社屋を公開したり、モーションキャプチャー撮影などを目的とした新スタジオを総工費約27億円というトンデモない規模で設立したことや、その他色々な設備・技術などがこのところ多数のメディアなどに紹介されていたりと色々話題になってたりしていたので、今回はその中で面白かった内容をいくつかまとめてみました。

まずこちらの動画からご紹介。

こちらは6/19にABEMA TVで放映されたVTuberやアバターに関するコーナーにホロライブ「ときのそら」がゲスト出演した時の動画をABEMA Prime公式がYouTubeにUPしたもの。

タイトルは「【アバター体験】世代や人種を越える?他者との対話や共感にも?VTuberときのそら&佐久間洋司と考える|アベプラ」ということで、Vtuberについて紹介する際にカバー社の新スタジオ映像が登場します。

ちなみにこの番組には、出演者の中に2025年大阪・関西万博、大阪パビリオン ディレクターの佐久間洋司氏(@sakumahiroshi_)がいらっしゃって、他にもいろいろなことを解説していらっしゃるので、興味が湧いた方はぜひ視聴してみてください。


つづいてはコチラ、ファミ通Webの記事と動画をご紹介。

こちらの記事と動画では、スタジオの各部屋のスペック等に触れているのでVICON最新モデルの“VALKYRIE VK26”がいっぱいくっついているスタジオの様子をじっくり見たい方にはおススメです。

個人的には同スタジオでマイクありなら12名同時、取り込みだけなら最大で23名での収録までテストが済んでる、という話に驚きました。
各社がVICONを導入しはじめていた2020年頃には、記憶が確かなら最大収録数は5名ぐらいが限界だった事を思うと、その技術の進歩っぷりにはすさまじい早さを感じます。


その他、新スタジオについて報じたWebメディアの記事にはこんなのも。

上の4gamerの記事は設備面を中心に専門的で簡潔にまとまっていますし、下のねとらぼの記事はホロライブメンバーのサインやイラスト等を大きい映像で見ることが出来ます。

こういう紹介の違いにはWebメディア各社の個性が出ていて面白いです。


あと新スタジオ以外にも、5月以降はこんなのもWeb記事になってます。

上の記事はITmedia掲載の、ToF ARによる3D配信時のハンドトラッキングに関する記事。下の記事はCGWORLD.JPに掲載されたホロアースに関するちょっと専門的な記事です。

いろんなところで、いろんなことが話題になってますね。


あとは、Webメディア以外でも、最近カバー社の情報は色々な所で目にすることが出来るようになったような気がします。

特に、ここを読んでる人の大半はもう既にご存知だとは思いますが、最近はカバー社自身がnoteでいろんなことを発信しているのが、ちょっと面白いですよね。

例えばこちらの新社屋を公開している記事では、オフィス受付の画像に『「hololive SUPER EXPO 2022」でかつて公開され、後日チャリティオークションを実施すると発表された』まま、その後どうなったかがファンにはわからなくなっていた「がうる・ぐら等身大フィギュア」がしっかりと飾られていて、その行方が明らかになったりしましたし。

こちらの記事では、発表当時から「なんかやたらと出来がいい」と話題になっていた、芝つくね氏制作の「風真いろは3D」が、カバー社内の3Dキャラクターチームで制作した3Dキャラクターとして紹介されていて、その技術の進歩と人員の拡充の様子が妙に伝わる記事になっていたり。

と、いった具合に覗いているとちょいちょい自分が不思議に思っていた事や知る由も無かった話がときおり明らかになることに、読んでいて面白みを感じています。

かつてVtuberの運営側といえば、どこも「何をやってるかわからないブラックで胡散臭いイメージ」が非常に強かったですが、最近は株式上場などもあってか、こういった視聴者が容易には知りえないちょっとした情報を、積極的に公開し発信していくVtuber運営が、カバー社に限らずだいぶ増えた印象があります。

とりあえずカバー社に関しては先日の株主総会でも、質疑応答などで色々な話題が出ていたようですが、今後も引き続き色々な情報発信を期待したいところです。


最後に技術的な話題でオマケを一つ。

こちらはまとめサイト「ホロ速」さんが切り取っていた5chでの書き込みで、先日の風真いろは3D Live関連の話から出た話題なのですが。

LIve中の3Dアバターの口の動きが凄いなぁと思っていたら、実はトラッキングじゃなくて、演者の音声に合わせて自動で口が動く技術を、なんとカバー社が自社で開発していて、しかも特許登録されてた、という話。

カバー社の技術屋さんっぽいところが垣間見える話題ということで、非常に面白いなとは思ったのですが、それと同時に、ホロライブのファンにはこういう疑問を解決するために特許情報を見に行く人がいる、というのはなんかちょっとした凄みを感じますよね。

では、今回はこんなところで。

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