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すごく反響を呼んでいるダブルスタ丼さんの、にじさんじに関するnote感想記事について

 ここまでの反響がある記事がnoteのVtuberの記事で出たことを、喜ぶべきか否か、ちょっと迷うところではありますが。

 以前にじさんじ衰退論という記事(現:にじさんじ文化論)で有名だった「ダブルスタ丼」さんの12/12のnote感想記事「最近のにじさんじをつまらないと感じる理由。箱推しが無理になった話。」が「Vtuber記事で初の1000スキ突破しました」みたいな感じで5chのVtuber関連のスレッドで拡散されて話題になり、それを各Vtuberまとめサイトがさらにまとめて拡散、といった具合で、大変話題になっています。
現在は爆発的にtwitter等でも拡散されている様子です。

 私はこの「ダブルスタ丼」さんの記事は、毎回興味深く読ませていただいていて、その文章力の巧みさと、この方の「」について、少なからず部分的に共感する部分がありました。

しかしながら毎回、記事内ににじさんじのライバーへの中傷ともとれる発言を含んでいたり、ホロライブをはじめとするにじさんじ以外のVtuberを中傷する表記を含んでいたりという部分が、まとめサイト等のコメントにありがちな「箱同士の対立をあおる言動」のように見えていたので、全面的には賛同しにくい意見だな、とも思っていました。


 で、今回は「」ではなく「感想」とのことなので、どういう話になるのかな?と思いながら読ませていただいたのですが。

相変わらず読み応えのある文章だとその巧みさには驚かされました。

しかし、読後の感想として最初に思ったのは「こんなにたくさんの不満の気持ちを抱えてまで、にじさんじを見なくても、もういいと思う」でした。


何故そう思ったかについては、細かく挙げればきりがないので、ざっくりまとめてしまいますが。

人気の高いライバー達がイベント重視の活動をして配信が減るのも、ライバーがタレント化するのも、APEX配信についても、箱を盛り上げる意識を以前ほど感じないのも、問題児の放任も、ライバーの数が100人超えたことによる箱推しの意識が薄れるのも。

どれもこれも企業の拡大化に伴う方針変更や、営業利益の追求、ライバーの契約体系などから自然と生まれたことです。

ダブルスタ丼」さんが不満とする、これらの内容一つ一つのことは、不満理由が理解が出来なくはないですし、どれか一つ二つぐらいは改善する可能性もあるかもしれません。

ですが、その全部が改善されることは、現在の運営方針を大きく覆す革新的なビジネスモデルが生まれでもしない限りおそらく不可能です。

今後のにじさんじが「推したくなる箱」に戻る事を願っています。

ダブルスタ丼」さんは記事の最後をこう締めていらっしゃいますが、不満がこれほど多岐にわたる以上、「ダブルスタ丼」さんが理想とするにじさんじに今後戻る、もしくは生まれ変わることは、きっとないでしょう。

仮に人数が減ること運営方針が変わること案件等が減って配信数がその分増えること、などが一度に起こる可能性があるとするならば、それは本当ににじさんじ、もしくはVtuber業界全体が斜陽を迎えてしまっているとき、ではないでしょうか?



 それと、今回思ったのですが「ダブルスタ丼」さんが、今回はいつもの「」でなくにじさんじへの「感想」を書いたのはなんでなんでしょう?

私にはそれが「ダブルスタ丼」さん自身も、にじさんじもう昔のような箱には戻らないことを半ば確信しているから、のような気がしてならないのです。

もちろん、これは私の勝手な感想と妄想で、「ダブルスタ丼」さんの記事の意図が本当にそうかは分からない話ではあるのですが。


ダブルスタ丼」さんがこれだけ不満を抱え、それでもにじさんじを見続け、noteににじさんじへの不満を書き連ねる気持ちは、私にはわかりません。

承認欲求を満たしはすると思うのですが……。

仮に私が「ダブルスタ丼」さんほどの不満をにじさんじに抱えたとしたら、にじさんじ、もしくはVtuberを見続ける気には、おそらくならないのではないかと思うのです。

そう考えると、きっと「ダブルスタ丼」さんがにじさんじにかける思いは、私よりももっと重いのだろうな、と思います。


ただ、もしそうだとしても、相手に不満が大量にあって、それが自分の望む形にならないとわかっているのなら、一度距離を取ってみたほうが、良い事って世の中にたくさんあると思うのですが。

今回のケースでそれを薦めるのは、きっと私のような、特別にじさんじにだけ思い入れを注いでいるわけではない人間が、するべきことではないのでしょう。

ただ、今の「変わってしまった好きな相手に、届かない昔の思い出と、好きだった出来事を書き連ねる作業」はなんというか、ちょっと悲しいものを感じます。

ダブルスタ丼」さんと、変わったにじさんじとが、程よい距離で付き合える日がいつか来るといいなと、今はそう思います。


<追記>

この記事ですが、あまりに一個人について書きすぎたように思いますので、ひょっとしたら唐突に消すかもしれません。ご了承ください。

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