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生命保険と共済の違い ~どちらがおすすめ?~

勉強会の中で保険についてもお話しすることがあります。その際に時々聞かれるのが「共済ってどうなんですか?」という質問です。

僕もポストを見ると「都民共済」のチラシが入っていたりして「うーん、これってどうなんだろう?」と思いながらごみ箱にポイ。

僕自身は所持している不動産の団信(だんしん、団体信用生命保険)に入っているので死亡保障は不要です。しかし、これでは教える立場としてどうかというのもあり、一度まとめておくことにしました。

1.生命保険や共済はそもそも必要?

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最も根本的な話題から考えてみましょう。あなたにとって生命保険や共済は必要なのでしょうか?「みんな入っているから」と安易に入ってしまってはいませんか?

例えば私は不動産を購入する時に強制加入なので入っていますが、それまでは生命保険に入っていませんでした。

生命保険や共済の主な目的は「死亡保障」ですから、あなたに死亡保障が必要かを考えます。その答えはとてもシンプルです「あなたの収入で生活している人がいれば必要」です。

あなたが亡くなった時に生活が破綻してしまう人がいるならば入りましょう。一方で、あなたが1人暮らしでどなたも養っていない場合や、どなたかの収入で生活がなりなっている場合は誰も影響を受けないため不要です。

ただし、これは数字上の話です。気持ちの上で入りたい方に対して反対はしていません。

2.生命保険と共済の大きな違い

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では次に、あなたが生命保険か共済に入ることを決めたとします。どちらを選べばいいのでしょうか?それを決めるためには2つの違いが分からなければいけませんね。

大きな違いを3つにまとめました。

①運営する団体
②掛け金の安さ
③保障の手厚さ

まずは①運営する団体についてです。

民間の生命保険は営利組織、共済は非営利組織です。例えばプルデンシャル生命、三井住友海上などの保険会社の主な利益は「大多数の保険金が下りない方々の保険料」です。そのため、たくさんの方に入ってもらい、母数を大きくして利益を大きくします。

一方で共済は「ある地域やある団体の中での助け合い」です。特定の条件に当てはまる方が入れます。営利団体ではないため、もし保険金の支払いが集めたお金より少ない場合、経費を除いて余ったお金を戻します。割戻金(わりもどしきん)と言います。

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次に②掛け金の安さと③保障の手厚さです。

生命保険よりも共済の方が安く、一般的には月々2000~5000円です。生命保険でも2000円台の掛け捨て保険は存在します。最低限の保障を受ける上ではほとんど違いは出ないと思われます。

一般的に同じ保障なら共済の方が安いですが、共済は「安くシンプルに」作られたものです。保険金の額を高くしたり、入院時、3大疾病時などの特約を付けたりするならばカバーが難しくなります。

最低限の保障を安くシンプルに受けたい場合には共済。充実した保障内容を求める場合には民間の保険を利用することになります。

3.生命保険と共済どちらがおすすめ?

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結局どちらがお勧めかというと、これは求めるものによります。

個人的には安くシンプル、そして割戻金の存在する共済をおすすめしたい気持ちはあります。しかし保険とはその方の状況に合わせて入るものであり、10人いれば10通りの考え方があります。

しかしここではあえて単純化して選び方をお話ししましょう。

【選び方】
そもそも誰も養っていない場合にはどちらも必要ありません

最低限の保障のみでいい方は共済を選びましょう。

お金がかかっても保障を充実させたい。安心を買いたい。という方は民間保険を選びましょう。

おわりに

今回は生命保険と共済の違いと選び方をまとめてみました!いかがでしたか?

死亡保障のための保険料は毎月、毎年ともなるとバカにできない額になりますよね。その上引き落としだから、精神的な負担なしにいつの間にか消えていってしまいます…

こういった固定費を意識することは家計管理の最も大切な部分です!参考になれば嬉しいです!

そんな感じです!

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