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夢と共時性とスピリチュアル

毎週火曜日に更新していたnoteエッセイをしばらくお休みする。
下記の理由からだ。

お休みする前に、共有したいことがあるので書いておく。
7月30日日曜日に見た、夢の話だ。
昼に見た。

前提として、わたしの日記は、個人的な体験を抽象化して結論づける。
過去の似た体験や他所から聞いた話も含めて、いくつかの具体例を挙げて。
類例を集めて帰納した方が、良い情報をシェアできると思うからだ。

くだけて言うと、わたし個人の状況や感情を誰かに伝えることに、あまり興味が湧かない。プライベートの公開みたいなことは好きじゃない。
自己開示に見える日記も、一応役に立つだろうと思うことや、オチを意識して書いている。

夢の話はかなり個人的なジャンルに属する。
それを承知の上で書いてみる。

この夢で見た「エピソード」、「人」、「場所」などを、あなた自身や周りにいる人に当てはめてみると、有意義なものが出てくると感じている。
夢は、集合的無意識の、ベースになっているから。

※前情報&補足
その日、午前中に近所の氏神様のところへお札をもらいに行った。
引っ越しをしたので、挨拶も兼ねて参拝した。お札は神棚に飾った。
その現実的な体験に、夢が引っ張られている部分もあると思う。

こういう前情報を付け足すと「スピリチュアル」的なものに見えるけれど、
わたしは心理学で言う「共時性」として捉えている。


・・・夢・・・

わたしは友人と一緒にイタリア料理を食べていた。
その店は少し洒落た個人経営のレストラン(現実には存在しない)で、
過去に一度だけ一人でご飯を食べにやってきていた(現実には食べていない)。

一度目の食事中、コックの服を着た女性が出てきて、食事の作法やマナーについてうるさく指導を受けた。
食べている最中に、厨房から顔を出して、ものすごい形相でガミガミ言っていた。
わたしは料理を途中で残し、逃げるようにその場から退散した。

「二度とあんな店に行くもんか」と思っていたのに、
なぜか二十年来の付き合いのある大好きな友人におすすめして、一緒に食べに行った。

友人と話をしながら食事をしていると、例のコックがやってきた。
すごい形相で、ガミガミと食事の作法について説教をし始めた。
わたしと友人はギョッとして、その女性の話を聞きながら、
「一刻も早くこの場所を出よう」
と目と目を合わせて頷きあった。

「これ以上の料理はいらないです」と言って、支払いを済ませて店を出た。

その店は、なぜか神社の中にあり、出口には今朝方参拝した神社の灰色の鳥居が見えた。
神社の中にイタリアレストランがあるなんて珍しいな、と思った。
鳥居の近くに小さな平屋が建っていた。
子供会の荷物置き場にされるような、プレハブ造りの小屋のような家だった。

家の窓には折り紙で作った鶴が三羽吊されていた。
輪っかにした折り紙も吊るされていた。

それらはコックさんの子供が作った。
あの家にはコックさんとその子供が住んでいる、と直感した。

お客さんに対してガミガミした失礼な態度をとるコックさんにも子供がいて、家庭を持っているんだな、と思った。

恐怖していた友人が「トイレに行きたい」と言った。
わたしたちは、境内の中にあるトイレに向かった。
わたしはトイレの外の茂みに隠れて、友人が用を足して戻ってくるのを待っていた。

境内の一番奥にある店からコックさんが飛び出してきた。
調理器具を振り回しながら、一直線にこちらへ向かって駆けてきた。

そして、わたしが隠れていた茂みの前の、子供が遊ぶ砂場へダイブした。
両手両足をふるい、ジタバタと身体をばたつかせて、コックさんは大笑いしながら砂場を転げまわっていた。
プールではしゃぐ子供みたいだった。隠れているわたしには気づかなかった。

すごい……「狂気」ってこういうことを言うんだ。
わたしは冷静にその光景を観察しながら思った。

背後から副コックさんがやってきて、大慌てでその狂乱を止めようとしていた。
副コックさんとコックさんは同じ顔をしていた。
同じ顔、同じ身体をした副コックさんの方が、狂気のコックさんより身体のサイズが一回り小さくて、止められなかった。

副コックさんとコックさんは同一人物だけど、こういう大人の側面も持ち合わせているんだな。
わたしは冷静にその光景を観察しながら思った。

わたしは携帯電話を取り出して、トイレにいる友人に
「今、外に出たら大変なことになるから、トイレに隠れてじっとしていて!」
というようなことを伝えた。

そこで目が覚めた。

・・・夢終わり・・・

わたしは自身が見た夢を観察したり考察したりするのが趣味です。
内田百閒先生に似た側面があります。

(たまに見た夢を深掘りした内容を、小説のタネにすることがある。
小説にも、キャラクターが夢を見るシーンがよく登場する。)

目が覚めた後、ぼんやり考察して出た結論は、
友人は友人の姿をしていたけれど、本当は「友人ではなかったんじゃないか」ということです。

おまけ1
その夜、大家さんが署連絡をする際に誤って実家の電話番号へ電話をかけ、母親からメッセージLINEが届きました。

ゴミの出し方について教えたいことがあるらしいので、
大家さんにTELしてください

というメッセージと電話番号が添えてありました。

個人的なことなので、いろいろな詳細は省きますが、
「これが共時性というやつかぁ……」と思いました。

長い話になりましたが、
ここに出てくる人を自分の身辺の人に置き換えて、個々人の関係性を考察したりすると、ささやかにお役に立てるのではないかと思います。

そういうわけで、個人的な夢の話をシェアしました。


おまけ2
なんでこんなに詳細に夢の話を覚えていられるのかというと、夢日記をツイッターで書いているからです。
夢を文字起こしすると、どんどん見る夢を覚えていきます。

夢を覚えていることが、メリットなのかデメリットなのか分からないし、
健康や精神状態にどういった影響を与えるのか不明です。
誰か関連する文献見かけたら教えて。

というわけで、自己責任になってしまうのですが、
夢を明瞭に見たい人はどうぞ〜。

詳しいやり方はこちら↓

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