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王様の瞳 〜写真時間Ⅲシワシワ〜

みなさん、こんにちは。

今回は時代は更に遡り、ジャバラ
カメラの登場です。
見た目が思い切りクラシックに
なりますが、このジャバラカメラ
と言うのは携帯性は抜群です。

今でこそ、スマホに薄ぺらいコン
デジもありますが、フィルム
カメラの中の携帯性で言えばダン
トツ。

バルダ

ご覧の通り、普段はこんな薄
ぺらくて、カバンの隙間に
モノによってはポケットに
押し込んでおけます。
機構的には機械的にリンクを
作ってボディ本体にシャッター
ボタンがあるタイプの他は
レンズにシャッターが付いている
いわゆるレンズシャッターの
モノがほとんど。
絞りがシャッターの役目をする
から、音も静かと言うか、頼り
無いと言うかですけど、立派に
機能します。
ただ、シャッタースピードは
せいぜい1/500まで。昔のフィルム
は低感度でしたから、コレで
間に合うし、動きのあるモノを
カメラで撮ろう。なんてあまり
考えて無かった頃のモノですから
いいんです。
もちろん、挑戦するのはお好きに
どうぞ。ですよ。^_^

バルダックセッテⅠ型

初めて買った使えるジャバラ
カメラ。
カメラのロッコーさんの閉店
セールの投げ売りで買ったんだ
けど、整備が行き届いてるから
調子は凄くいい。しかも、この
サイズでセミ判なんです。
ジャバラが見えるカメラで、
クラシックで、大きさの程度良く
と言う点では実は凄く気に入って
いるカメラ。

コロナ第一波の大手町の通勤時間

レンズはZeissのテッサーが付いて
ますから、写りは申し分ないです。
なんと言っても、普段はなんだか
良く分からない葉巻きケースみたい
なモノを開くとメカメカしいカメラ
になる訳で、トランスフォーマー
のダイキャストのおもちゃみたいに
形態が変化するのも楽しいし、
姿がなんともノスタルジックで
美しい。しかも、写真を撮る機能
がある。と言うんですから、ただ
のオモチャでは無いのです。

詳しくはやはりブログを遡ってみて
ください。

コンテッサ 35

ジャバラカメラはあまり持って
いませんが、1番のおすすめは
なんと言っても、このZeissの
コンテッサ35です。
一台持つならコレ。
セレン式露出計も付いていますし
とにかくデザインが美しい。
貴婦人。とか、伯爵夫人と言う
ニックネームで呼ばれています。

露出計

ロケにも良く持って行きますが
周りの人が、「何、ソレ?」と
新たなコミュニケーションも
提供してくれます。(笑)

モデルさんがソレで撮って。と。

ジャバラカメラは戦前が主流
ですが、レンジファインダーに
移行するまでの戦後もしばらく
は作られていました。

コダック レチナ

コンテッサで撮ったコダックレチナ。

戦後のジャバラカメラはジャバラ部
がユニットに隠れて見えないように
なってるのが多いです。
デザインの系統が変化して来たこと
も伺い知れます。

友人Wさんのカメラ

写真に煮詰まった時に、こんな
カメラを持ち出しすと、細かい
ことはどうでも良くなって来る。
撮れたらいいじゃん。と撮るだけ
の写真時間を思い出させてくれ
るような気がしますよ。

ロッコーさんとかで知り合った
アマチュアのカメラマンさんで
フィルム写真が好きで、上手に
撮る人が沢山いるんですよね。
そのうちご紹介できたらな。と
思います。

次回は少し個性強めなカメラの
登場です。🤭

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