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人間の欲はどこまで深いのか。

2024年7月14日。
3連休は自宅で一人のんびり過ごしている。(とかカッコつけて言ってるけど、お金がないのと相手がいないため、家でのんびり過ごすしかないからね)
午前中は美容的メンテナンスをしまくろうと、白髪のセルフリタッチや(元夫が出て行ってから突如白髪が出現し、急速にその量は増えていった。自分でもどうしたいのかがわからず、バレイヤージュにしたりグレイヘアにしていた時期もあったが、私の場合なんか小汚い)、爪を整えたり(ネイルファイルで短くしてオイルを塗る。足の爪はその後ペディキュアを塗っている。ペディキュアって今言わない?昭和語録?)、日中からお風呂に入ってパックをし、足の角質取りと顔の産毛をワックス脱毛した。
こう書くと「美意識が高い」というキラキラした印象だが、例えば白髪をリタッチしている姿をイメージしていただきたい。
ね。どうよ。
誰も知らない知られちゃいけない、デビルマンと一緒。

資金不足のため、今年に入ってデパコスからこちらの化粧品に変更。
肌がそんなに丈夫ではないが、今のところ問題はない。
この数年はホルモンバランスの関係で、
これまであまり悩んだことのないニキビの出現に困っているが、
「ニキビは青春のシンボル」って聞いたことがある。
青春真っ只だったのか!

私と同じような、中年独身でお金がなくて友人も少ない人は、こんな連休をどう過ごしているのだろう。
お金のかからない趣味に、黙々と打ち込んだりしているのだろうか。

生活の基盤となる仕事が決まり、ほっとしたばかりの私である。
楚々とした麻のブラウスに身を包み、白い歯をニカッと見せて、「神様ありがとう。感謝いたします!」と大満足だったではないか。

そのすぐ後に縄暖簾をくぐり、「あー寂しい。あー孤独だ」と、カウンターで熱燗を手酌しながら塩辛を摘んで、感謝の念を発したのと同じ口から愚痴を言う。
ずっと欲しかったワンピースを手にしたら、次はバッグや靴が欲しくなるのと同じ?
一つの欲が叶ったら、「そうだ、これも満たされてなかった」と、次の不満に目が行くのだ。

本日のお昼は独りタコパした。
ちょっとでも「イェーイ!連休だぜーい!」とテンションを高くしたい。
作ったのは15年ぶりくらい。
子供達が小さな頃は、赤いたこ焼き器を使っていた。
このたこ焼き用プレートは購入からやっと日の目を見た。

1人の時間がないとダメな私だが、ずっと1人ってなかなかキツい。
でも、面倒な人付き合いならしない方が気楽だし、ましてや息子たちに執着したくはない。
そんなこと言いつつも、時々次男が泊まりに来ると、光のない深海から海上に顔を出し、やっと息をしている感覚を覚えるのだ。
だめだだめだ!
他者にバトンを渡している状態ではいか。
自立ができてないことを改めて実感している。
井之頭五郎を見習いたい!

サポートしても良くってよ。