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日本酒のペアリングが大切だと気づいたワケ

最近日本酒にハマりました。

日本酒には合う料理とそうでない料理というように、相性があります。それも日本酒の味の種類によって違います。この相性のことをペアリングとも言います。

まだ日本酒素人の自分ですが、感覚的に日本酒の料理とのペアリングが重要だと気づいたことがあったのでそのことを書いていきたいと思います。
ペアリングはなにも日本酒だけのものではないと思いますが、自分自身が好きになった日本酒のことで、思ったことをベースに書いていきます。

よいペアリングでお酒と料理をおいしくいただけたら嬉しいですよね。
あえて反対に言うと、ペアリングに失敗して本来のおいしさを損なっているとしたら、それはとてももったいないことですよね。

実は、プロが選ぶペアリングはとても細かく、奥深いもののようです。
ですが、ここではわかりやすい分類として、日本酒を甘口と辛口にわけて見ていきます。
他にも分類のしかたは、濃醇/淡麗、香りが強い/すっきりなどありますがここでは割愛します。

・なぜペアリング?日本酒以外で考えてみた

どうしてペアリングが大切なのか、実感しやすくするため、日本酒以外の食べ物の組み合わせの相性を考えてみたいと思います。

いきなりの例ですが、オレンジジュースとチョコレートについて想像してみましょう。
オレンジジュース → チョコレート 〇 
であればどちらもおいしいのですが
チョコレート → オレンジジュース ×
では、甘味の強いチョコレートのあとではオレンジジュースは酸っぱく感じて本来の甘味が感じられません。
この例は「一方向OK」とします。

そして次の例です。
微糖の紅茶 → チョコレート 〇
チョコレート → 微糖の紅茶 △
甘味の強いチョコレートのあとに微糖の紅茶を飲んでも紅茶の甘味が感じられません。微糖にした意味なしですね。
これも「一方向OK」ですね。

では次に
無糖の紅茶 → チョコレート 〇
チョコレート → 無糖の紅茶 〇
これは「両方向OK」です。何回でもいったりきたりしてもOKです。

さて、日本酒に話を戻しまして、日本酒の甘口、辛口のペアリングについては、簡略化すると上述のようなことではないかと個人的に気づいたのです。

「両方向OK」がつまり、おいしいペアリング。
反対にそれを外すと、場合によってはおいしさを損なっているもったいない組み合わせです。
日本酒を飲んでいて僕が思ったことが以上のような違う食べ物や飲み物だったら、という置き換えのような考えでした。では実際の日本酒では何と何があうのでしょうか。

・甘口、辛口それぞれの日本酒に合う料理は?

辛口にあう日本酒

まず、辛口の日本酒には、甘味のある甘辛の料理などが合います。

味のケンカをしないように、辛口には、それと反対の甘辛など甘味のあるものがあうのです。たとえば、肉料理で特に甘味のある味付けがあったりします。
特に、すっきりした辛口日本酒は肉や魚の味が強いものにもあいます。

ちなみに、なぜかコンビニやスーパーで気軽に買える日本酒は辛口が多いです。おそらく、多くの料理、特に肉や魚が似合うのが辛口系だからだと思います。

甘口にあう日本酒

甘口の日本酒には、甘味のない塩味の料理が合います。甘いのと甘いのではケンカしてしまうので、料理には甘味のないものがあいます。

辛口と違い、すこし組み合わせる料理が限定されるのではないかと思います。

個人的な意見ですが、甘口日本酒は飲みやすいため初心者向けではないかと僕は思っています。
僕が好きなのも甘口です。(なので、どう組み合わせたらいいのか最初少し困っていました)

まとめ

この記事では、甘口/辛口の分類を取り上げました。
辛口日本酒には、甘辛料理
甘口日本酒には、甘味のない塩味料理
があいます。

日本酒のペアリングを気にすることで、日本酒と料理をより楽しむことができるかもしれません。本来のおいしさを最大限楽しむため、逆に言うとおいしさを損ねない(=味のケンカをしない)ためにも、ペアリングを考えて楽しみたいものです。
ぜひ、日本酒が飲める日本酒バーといった飲食店でも、ご自宅でも、試しください。


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