重度知的障害/ 自閉症/追いつめてしまったこと
ABAの話の続きです。
長編になります。
もし私の記事を、ここまで通して読んでいただいた方がいましたら
(いましたらありがとうございます！)
「重度知的障害の自閉症でも、色々調べて上手く穏便に暮らしてるじゃん！」
そう思うかも知れません。
そんなことはありません ( ＞Д＜；)
記事内容がたまたまポジティブ傾向だっただけです…
今回は息子の問題行動を強化してしまった話です。始めに、この問題はあくまでも我が家の場合こうなった！ということなので、その点ご了承ください m(__)m
小学校低学年の頃の出来事です。
ある日、放課後等デイサービスの帰りの送迎車で、息子がお漏らしをしてしまいました。
今思うとこの頃はトイレトレーニングが終わったばかりで、送迎の順番は息子がいつも最後でした。長い車移動の中スタッフさんに「トイレ」を伝えられず、我慢していたのかも知れません。デイに謝罪し帰宅後息子に注意しました。
しかし次のデイの利用時、また帰りの送迎車で漏らしたのです ( *ﾟAﾟ)
今回は２回目だったので、相当強く叱ってしまいました。
それが引き金で、息子のお漏らしは更にエスカレートし、止まらなくなってしまいました( *ﾟAﾟ)
デイだけではなく、家でも学校でも頻繁に漏らすようになりました。話を聞くと、漏らすのはデイ学校共に決まった場所や時間が多く、事前にトイレに行かせても必ずそのタイミングで漏らすのです…
家でも漏らして下着を替えている時に、また漏らす…まるで「ふんっ！」と絞り出すかのようにです…その漏らし方が私には「わざと」に見えました。
毎日大量の下着をデイや学校に預けては謝罪、そして大量の洗濯に追われ、私は自分の限界まできてしまいました。
もうABAなんてきれい事言ってられません (ToT) 息子への怒りが強くなり、何度息子を叩いたことか…
そして
お漏らしが始まり５ヶ月経った頃にはもう怒る気力も無くなり、日常生活の一部になりつつありました (^_^;) 私はそこでやっと冷静になれたのです。怒ってばかりいたから、褒めてみようと切り替えました。
台紙に「おしっこトイレえらい！」のようなことを書き、トイレに行けたら頑張りましたシールを張る。そのような物をデイと学校に作って利用するようお願いしました。
そして
なんと開始一週間でお漏らしはピタリと止まったのです (ToT)
今思うと私が強く叱ったことで強迫行為が現れ、気にすればするほどお漏らしを止められなくなっていたのではないか…と思います。
何度も叩き、でも止められなかった…
私も辛かったけど、息子はもっと辛かった。
叩かれて痛かったに違いない。
これを書いている今も当時のことを思い出すと涙が出てきます。
これを機に息子のことで悩みが出てくると、あらゆる角度から考えることができるようになりました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました m(._.)m
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