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たなびいて _ 詩

包み紙は夜の空
天の川のリボン解いて
澄んだ空気に小指重ねて
閉じかけたドアに左手添えて
間に合うように秋の夢
絶やさぬように隙間埋め
病んだ湿った小指重ねて
1、2の3で柵を飛び越えて
本当は飛べると知ってるわ
きっともう一度会えるよね
イヤホン外して確かめる
月もそこにちゃんとある

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