幕間 青 _ interlude

さて、2回目の幕間です。
読み方は大丈夫そうですか?
辞書はひきましたか?
それとも辞書はおしましたか?

今回は、坂本龍一さんの「Merry Christmas Mr. Lawrence」です。

彼の曲を初めて聞いたのが、まさにこの曲でした。音楽室のスピーカーから大音量で流れるこの曲に、言葉を失った記憶があります。ピアノが、とか、ピアノ以外の音とのバランスやニュアンスが、とか、そうゆー細かいことは抜きにして、もう、圧倒的に心を曲で音で満たしてくれる傑作でしょう。

冒頭のフレーズから、一番有名なパートの繰り返しの部分まで、どこをどうとっても感情を乱さずに聴くのは難しいでしょう。その感情が、悲しみ、切なさ、やるせなさ、あるいは、優しさ、儚さ、生きるとゆうこと、死ぬとゆうこと、どれであるのか、また、どれであるべきなのかは、人によると思いますが、なんのせ、無のまま聴くには難しいと感じます。私は、この曲を聴くと、よく、泣いてしまいます。 

言葉を乗せない方が無難でしょうね、この曲には。何を乗せたところで、陳腐でcheapで仕方ないと感じさせられるはずです。

春が散っていきますが、こーゆー曲を聴くには、いい夜ですよ。

では、また次の幕間でお会いしましょう。

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