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#197 読解力の鍛え方

前回はこのような内容をお伝えしてきました。

今回は、「読解力を鍛える方法」についてお伝えします。

1.読解力を鍛えるときに必要な力

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読解力をつけために鍛えたい力を3点、ご紹介します。

✓ 語彙力
✓ 要約力
✓ 思考力

(1) 語彙力
前回の記事で、読解力低下の原因としても挙げた通り、
語彙力は読解力を鍛えるためには必要不可欠です。

私たちが文章を読むとき、話をきくとき、
前後の文脈で言葉の意味を想像しています。

しかし、「語彙力」が低いと文章自体を
理解することができませんし、
相手に伝えることもできません。

言葉の意味を知らないと文章が読めず、
文章を作ることもできないので、
地道にコツコツと語彙力を鍛える必要があります

(2) 要約力
文章の要点を掴んでわかりやすくまとめる力のことです。

要約は、文章の内容や相手の意図を
理解することでできるようになります。

裏を返せば、内容を正しく理解できていないと、
文章の要点を掴むことができず、まとめられません。

実際に文章や相手が話す内容を要約する練習を
繰り返すことで頭の中が整理され、
要点をまとめられるようになります。

(3) 思考力
考える力、関係づける力のことです。

私たちは文章を読むときに、文章にはない情報を
自分の知識や経験で補い想像することで、
内容を理解しています。

また文章の内容と、自分の知識や経験とを比較して、
意見を作り出す必要があるため、

✓ 日ごろから知識や経験を得る
✓ 自分なりに考える癖をつける

まで、日々情報に触れ続けて、
意識して考える時間を作る必要があります。

2.読解力が優れている人のすごいところ

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社会人で読解力が優れていると言われる人は、
会話や相手の表情、動作や雰囲気をも情報として捉え、
相手の気持ちまでも読み解くことができます

人の気持ちを察する力、その場の雰囲気を読み取る力が
優れているため、

✓ 状況を判断して対応する能力が高く
✓ コミュニケーション能力が高い

人が多いです。

そんな人たちが日頃からしていること、
それは「読書」です。

3.「読書」で読解力は身につくのか

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先程、「読書」と聞いて、

・そうだと思ったよ
・もう意識して読書してるよ

という方もいらっしゃったかもしれません。

実際に社会人になって、ビジネス書や自己啓発書を
読むようになった方も多いはずです。

しかし、

読むことが目的になっていませんか?

特に、
頑張って本を読んでいる人ほど、
本の内容を何も覚えていない、

ということがあります。

例えば、
幼少期から読書が好きな人は「読書が好き」なので
楽しく何冊も本を読めます。

しかし、普段本を読まない、文章を読むのが苦手な人は、
必死になって本を読みます。

読んでも楽しくないので、
必死に目と頭を動かして読み終わろうとします。

結果として、読み終わったという事実だけ残り、
内容が全然入ってこないということも。

もし心当たりがある方は、
ここからの内容をお試しください。

3.「精読」をやってみる

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そこで、
今回はそんな方に「精読」をオススメします。

実は、

「大人の読解力は、読書量に比例するとは限らない」

と言われています。

ですので、これからお伝えする3つのポイントを
意識して本を読んでみてください。

(1) 1冊を何度も繰り返し読む
たくさんの本を読まないことがポイントです。

本が好きでない人は、量ではなく、回数で勝負しましょう。

(2) その本に書いてあることを考える
本に書いてある内容を、要約し、
自分だったらどうするか、と考えてみてください。

✓ 要するにこの本は何が言いたいのか
✓ 自分だったらどう考えるか、行動するか

この2つの質問を自分で考えて書き出してみてください。

読解力のある人は、これを自然と考えることができています。

これができると、印象に残ったものを
自分の知識にすることができますよ。

(3) 本に書いてあることを1つだけ、やってみる
本から多くの情報を得ようと思いすぎていませんか。

敢えて、

「やってみたいことを1つだけ」

決めてみてください。

1つだけに決めると、自分が何をすればいいか
明確になりますので、少なくとも
「1つ」に集中することができます

本を1冊読んで、何か1つ実践できたら、
その本を読んだ価値は十分にあります。

本があまり好きではない人は、
たくさん本を読むのではなく、
「精読」で情報を仕入れる方がオススメです。

4.まとめ

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いかがですか。

今回は、読解力の鍛え方についてお伝えしました。

遠回りに聞こえるかもしれませんが、
文章を常に読むことが一番の近道です

毎日継続して読むことによって、
読解力は鍛えることができます。

継続するといっても、
1日に何時間も読む必要はありません。

大切なのは、
普段の生活の中で活字に目を通す
ということです。

目を通すことが習慣になれば
自然と読解力も身に付くので、
まずは精読から始めてみませんか。

「読解力」は一日にしてならず

新聞や本などの日々様々な情報に触れて、
自分なりに考え、まとめるクセをつけましょう。

今回はこれで終わりにします。
ではまた。

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