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海鮮コーナー清掃アルバイトが水族館ボランティアを目指す話

水族館は好きですか?


この記事を読んでくれた方に聞きたいことがあります。
水族館は好きですか?
私は大好きです。
普段陸地にいるはずのない海の生き物が、大量の水が目の前に広がるあの異世界感
とてもワクワクしますよね
そんな水族館が大好きな私が『スーパーの海鮮コーナーの清掃アルバイト』を経験しながら『水族館のボランティア』を目指そうとする話を日記のように書き記していこうと思います。

・同じ魚を『扱う』場所

さてさて
水族館といえば皆さん何を思い出すでしょうか?
トレーナーの指示でジャンプするイルカのショー
大きな水槽をゆっくりと泳ぐ大きなサメ
可愛いアシカやふわふわのクラゲ
まるで海の中に入ったかのように錯覚してしまうほどの没入感ですよね(私は深海コーナーが好きです)

これに対して『海鮮コーナーの清掃』の現場はどうでしょうか?
実際私が行なっているアルバイトの仕事の内容を手短に話すと



ホースの水で魚の血や鱗ヒレを洗い流す

魚のあらや残骸が入ったゴミ袋を捨てに行く

お店に並んでいるパック詰めされた魚を値引きに行く

こんな感じですかね



もしこの記事を開く前に
『海鮮コーナーアルバイトから水族館に興味が出てボランティアを目指すようになったんだ!!』
『成り上がり成長記録かな?』
と思われた方
申し訳ありませんがこの記録日記は少し違う形になると思います。

この記録日記は

『生き物を食糧として管理する場所』

         と

『生き物を観光資源研究のために管理する場所』

を行き来していく中で変わっていく自然と生き物に対する僕の考え方を書き記していく場所になると思います。

・僕は水族館が怖かった

なんで水族館のボランティアになりたかったのかという話なのですが。
水族館自体は元から大好きだったんです
両親によく水族館に連れていかれていた影響か水泳を習っていた影響かもわかりませんがとにかく好きでしたね。
小学生くらいの時は水族館の飼育員になるのが夢だったので形は違えど水族館に関われるというボランティアの仕事は魅力的でした
でもねー小さい頃も夢っていうのは歳重ねるとなんで好きだったのかなーって
考えてしまうものでなんでだろうと思って当時と今を振り返って見ると

『怖かった』んじゃないかなと

深海恐怖症ってご存知ですか?
深い水が怖いとか暗くて何かいそうな水中が怖いとか
ほかにもダムの大量の水が怖い人とかもいますよね
水に関して恐怖感を覚える方はいらっしゃると思いますが僕もそんな思い出あります

『水族館好きなのにそれが怖いってどゆこと?』

と思われる方いらっしゃると思います
でも人間不思議なもので『怖いもの見たさ』っていうのがあるんですよねー
ホラー映画が好きな人、ジェットコースターが好きな人
怖いんだけど癖になる

こんな感覚が僕にも気づかないうちにあったんだと思います

例えばなんですけど、

60センチくらいのアクリル板を隔てた先にとんでもなく体力の水と超でっかいジンベエザメがいるんですよ?
普通にびびりません?

普段絶対にありえないであろう海の世界そのものみたいな存在が目の前にあるんですよ?
怖くてワクワクしませんか・・・?

ちょっと一呼吸おきましょうか・・・

とにかく私は全く別の世界を陸地に存在させているあの異質な空間が大好きだった
そして今その場所に関わることができるかもしれないスタートラインに立っている

・まさかの清掃バイト!!食糧としての魚たち

そんなわけで、さあ!!水族館ボランティアのために頑張るぞ!!!


というわけにもいかなくてですね・・・


ようやくここでなんで鮮魚コーナーの清掃バイトやることになったかと言いますと

『交通費』なんです

私が住んでいるところから水族館までそこそこ距離がありまして
そのための交通費がなかなかかかるのでバイトをしようということになりまして
知人が働いているスーパーを尋ねたところなんやかんやで
鮮魚コーナーの清掃アルバイトをすることになりました


(働くために働くというのも変な話ですが・・・)


そういうわけで働くことになったわけですが
前述した通りもちろん同じ生き物を扱う現場とはいえ
その扱い方は訳が違います
魚を食べるために捌き
余った部分は処分して
見栄えを良くしてパックにつめる


私はこの作業の清掃をする訳ですが
魚特有の生臭さや解体された血まみれの魚たちを処分する作業をしていると


『なんでこんなことやってんだろ・・・水族館で働きたいはずなのに・・・』


魚たちを生かし展示する場所で働くために

魚たちを加工処分消費する場所で働く

完全な自己矛盾のようなものが自分の中で出来上がったような気がしました


しかし両者には共通点があります

・消費される生き物

両者の共通点とは

『消費されること』

水族館は鑑賞のため飼料のため研究のために

鮮魚コーナーはもちろん我々人間の食糧のために

人間のために管理消費されているという点です

私自身はこれに対して善も悪もないと思った上でそれぞれに関わろうと思っています。


魚は好きだから食べるし知りたいから研究するし見たいからアクアリウムで管理する


そこには人が中心になり、動物を管理する
(これに関しては西洋的な宗教思想が絡んでくるのでまた別でお話しします)

そんな考え方がこの日記には絡んでいくと思います



最後に(多分続く・・・)

ここまで見てくださった方ありがとうございます
まだバイトも始めたばかりで
完結した体験談を話すことはできないのですが
連載?
みたいな形で自分の考えとかバイトボランティアの経験を書いていけたらと思っています。
ではまた次回・・・


ありがとうございました!!!





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