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2022年のまとめ
今年は盛りだくさん過ぎたけど、書いてみると結構シンプルですね。
血流解析
2022年の1月末で、Club houseのアカウント作成から1年経過。血流解析の論文読み合わせを始めて、様々なお医者さんと繋がることができた状態から今年はスタート。
このあたりから、舞台はクラハからTwitterに移り始めてます。
https://twitter.com/laf_eng/status/1487216705671954432
クラハを開始してから1年が経ちました。当時は大動脈と冠動脈の違いすらわからなかったけど、ここでの幾多の出会いのおかげで環境が劇的に変わりました。
— らふさん (@laf_eng) January 29, 2022
血流解析やりながらSNSでディスカッションしてるなんて、1年前の自分が聞いたらびっくりすると思う。皆さんとの出会いに感謝です!!
個人で試行錯誤していた血流解析ですが、会社の仕事としてできることになりました。今年の中でとても大きな変化でしたね。実際に認められたのはこのツイートの少し前。
ご報告です。
— らふさん (@laf_eng) March 20, 2022
血流解析事業での起業を考えていましたが、会社の中で血流解析に取り組むことができるようになりました。
就業時間の中で皆さんとお話ししたり、論文執筆ができます。
現時点では、これが「みんなで遠くまで行ける手段」です。皆さんと色んな仕事をしていけたらと思います!!
その時点までは、フリーで使えるソフトで計算をしていました。勝手に会社のソフトを使っちゃうのはNGですからね。
大動脈の血流解析。三分枝の形状がちょっと変わるだけで流量分配比は結構変化する(表示しているのは流線)。三尖弁を二尖弁に模擬した形状にしても変わりそうで、いろいろ興味深い。 pic.twitter.com/Ex9RNkJOYd
— らふさん (@laf_eng) December 25, 2021
しかし、会社の看板を使えることになり、仕事で論文を書けるようになったのは本当に大きいことでしたね。
3月は地方会で医療系の学会デビュー。
今日は自分にとっての記念日。学会に共同発表者として初参加させて頂きました。1年前に心臓血管外科医の先生たちとクラハで知り合った時、まさか1年後に自分が学会に参加しているなんて想像もできなかったです。
— らふさん (@laf_eng) March 21, 2022
まだ検討すべきことは山のようにあります。それでも大きな一歩を踏み出せたことに感謝。
そして、10月の胸部外科学会はポスター採択されて、現地へ。様々な先生と会ってお話しすることができました。
胸部外科学会終了!学会でお会いできた方が多くて嬉しかったです。色んな人と色んなディスカッションができたので、本当に行けてよかった。
— らふさん (@laf_eng) October 8, 2022
報告書めんどいけど、自分のために頑張って書こ。
来年3月の旭川の心臓血管外科学会は、マジで行きたいと思います。演題通らないかな~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~(頼むぅ)。
⇒演題2件通って、初参加してきました(2023.5.7更新)
そんな感じで血流解析は今年は飛躍の年になりました。
ただ、現在の自分の位置を冷静に考えてみると、タッグを組む先生も増えてきたので、無条件に仲間を増やす状態は終わりつつあるなと感じています。
なぜなら、いきなり手を広げすぎると今タッグを組んでいる先生との計算が進まなくなってしまうからです。なので、早い段階で自分にお声がけしてくれた先生との成果を出すことをまずは優先していきたい、というバックグラウンドから下のようなツイートをしています。
https://twitter.com/laf_eng/status/1608780670792499202
血流解析は色々な先生と話が進んでおり、学会に参加できる身分になったのが今年の大きな変化でした。
— らふさん (@laf_eng) December 30, 2022
発表の舞台はSNSからリアルの場に変わりつつあり、それ故ここで公開する内容も変わってきそうです。アーリーアダプターとここで「無条件」に繋がるフェーズは終わりを迎えつつあります。
(1/n)
今は自分とタッグを組んでくれる強い意志を早々に持ってくれた先生たちと一緒に成果物を積み上げていくフェーズです。今年まではアーリーアダプターと繋がるために、色んな試し計算を公開することに一定の意味がありました。しかし、来年は次のステップです。(2/n)
— らふさん (@laf_eng) December 30, 2022
血流解析を一過性で終わらせないためにも、自分にBetしてくれた先生たちとまとまった成果を出すことが必要になるので、来年・再来年は本当の勝負の年になりそうですね。気負わず楽しみながら、自分がやれることを引き続きやっていこうと思います。(3/n)
— らふさん (@laf_eng) December 30, 2022
来年・再来年は、本気で一緒に取り組んでくれる先生たちと、目に見える成果を積み上げることを第一優先としたいと思います。
論文読み合わせは、色んな先生と引き続きやりたいと思っています。計算対象は違っていても共通する流体の概念・考え方は多々あり、色んな発見を得るためにも続けていきます。
会社的な自分の立ち位置としては、医療は新しい挑戦なんですよね。つまり、目の前に求められる別の成果を得ながら、医療という新しい世界でのチャレンジをしている状態です。来年もがんばるよ!!
4ヶ月半の研修参加
企業の枠を越えたクリエイティブ・シンキングという研修があり、2-6月まで参加していました。仕事と子育てがめちゃくちゃ忙しい中、無謀にも研修を突っ込んだわけですが、この判断は本当に良かったです。
私が生きている中で一方的な〇×というものはほとんどなく、矛盾をはらんでいることがとても多いと思います。そのジレンマを各階層における構造でとらえることができるようになったことと、本気で対話するとはどういうことかをしっかり学ぶことができました。
4ヶ月半にわたった研修が先週末終わりました。もともと独立を考えて研修を受けましたが、研修やここでの相談を通じて会社との関係を結び直し、仕事としてやりたいことができる体制になりました。
— らふさん (@laf_eng) June 20, 2022
めっちゃ大変でしたけど、非常に学びになった研修でした。ホント受けてよかった。
この研修は、生き方を見直すきっかけになりました。研修を受ける中で、血流解析について会社を対話してみようと思い立ち、仕事としてできるようになった今の自分があります。今の自分がみんなと遠くまで行くには、会社の看板はやはり必要です。本当に感謝ですね。
今回の研修、合計で200時間は使ってるんですよね。主催者方の1人は「発表が終わったら解放感ありますよ!」と言ってくれたんですけど、寂しさの方が強いですね。。
— らふさん (@laf_eng) June 20, 2022
それだけ良いチームだったんだなと。研修は終わっても、縁は続くと信じています。
研修後は、同じチームであり秩父に移住したれいくんからMahora稲穂山のイベント「さとぴく」に誘われて一泊し、演奏もしてきました。
研修中はめちゃくちゃ濃密な5か月間で、けんかもしましたね笑。あんなに本音でぶつかる瞬間は、今後あるのだろうかと思えるくらい激しくやりあいましたよね。
でも、最後の結束力は半端なく、次の期の参考資料に採用されたらしい・・・ですよ?本当に最高の仲間たちだな(だった、とは書かない。これからも続いていくので)と心から書けます。
研修後は私も含めてチームのみんなが各方面で活躍しているのをみて、自分も頑張らねばといつも思ってます。月1のペースでオンラインもしくはオフラインで会えているのも良きですね。一生の仲間を得たと思っています。
次男の川崎病
今年はいいこと尽くしで終わりそうだなぁと思った12月後半。1歳半の次男が発熱しました。ただの風邪かなと思ったら、ぜんぜんそんなんじゃなかった。
発熱3日目の次男坊、まさかの川崎病疑い(化膿制リンパ節炎の可能性もあり)で即入院となりました。まさか学会で聴講した病気の疑いがかかるとは…。
— らふさん (@laf_eng) December 22, 2022
これからしばらく低浮上になります。仕事は明日から休めそうなのが救いですね。
この病気のクソ厄介な点は、冠動脈の拡大または瘤発生を由来とした心筋梗塞が起こり得ること。川崎病Q&Aの本によると、1970年代の死亡率は約2%(!)。現在は1/100まで激減。早期に血管の炎症を抑えて冠動脈病変を抑制する診療ガイドラインが確立されたのが大きく、医療の進歩がすごい。(4/n)
— らふさん (@laf_eng) December 25, 2022
川崎病ガイドラインのアルゴリズムに従うと、次男の現在地がわかる。今はここにいるんだな。整理すると心が落ち着く。ここで完全に解熱してくれることを祈るしかない…!例え3rdになっても大学病院もしくはPICUで処置してもらえるので、本当に心強いな。https://t.co/Xm9Bva1dV0 pic.twitter.com/C9Yk4Aupfd
— らふさん (@laf_eng) December 25, 2022
【朗報】川崎病の次男、2日前より血液検査が大幅改善
— らふさん (@laf_eng) December 25, 2022
【超朗報】川崎病の次男、無事解熱して心エコーでも病変なし!再発熱しなければ、年内に退院できます😭良かった〜〜〜〜!次男、本当によく頑張った!!!
— らふさん (@laf_eng) December 26, 2022
川崎病の論文。
— らふさん (@laf_eng) December 25, 2022
免疫グロブリン静注+PSL投与群に125例、免疫グロブリン静注群に123例を無作為に割り付け。試験中の冠動脈異常の発生率は、免疫グロブリン静注群とPSL静注群で有意に低かった(4例 [3%] vs 28 例 [23%]; risk difference 0·20, 95% CI 0·12–0·28, p<0·0001)https://t.co/lP6T6wINPy
発症後第6病日までには炎症を抑えることがベストであり、そこまでにガイドラインに準じた診療を進めることが望ましいと自分は理解した。もちろん町医者を責めるわけではないけど、発熱から5日間も放置してたら次男は結構ヤバいことになっていたのでは?と思う。(8/n)
— らふさん (@laf_eng) December 25, 2022
Day1 発熱
— らふさん (@laf_eng) December 30, 2022
Day2 町医者へ。アデノウイルス疑い
Day3 熱が下がらず大病院で血液検査。即入院
Day4 抗生剤効かず川崎病の症状発現。1st line開始
Day5 解熱
Day6 再燃するも血液検査は大幅改善。2nd line開始
Day7 解熱、心エコーでも病変なし
Day8 再燃せず。年内退院の目途
Day11 退院 (13/n)
川崎病Q&Aによると、1970年頃の川崎病の死亡率は2%程度だったが今の死亡率は0.02%未満。100分の1に下がっている。本当に地道な積み重ねが礎となり、今の治療に繋がっている。
— らふさん (@laf_eng) December 25, 2022
去年から血流解析を本格的に始めたのは何の因果だろうな・・・。自分もその礎の一部になれたら良いな、と改めて思う。
再発熱の可能性もまだあり、少なくとも数カ月はかなり注意深く経過観察しないといけません。でも、次男が家に帰ってきてくれたのが本当にうれしく、家族一緒にいることの尊さを改めて体感しました。
自分が色々悶々としつつ調べものと長男の世話をしているとき、励ましの声をかけてくださった方々、本当に支えになりました。ありがとうございました!!
そして、次男の命を繋いでくれた医療従事者の方々には本当に足を向けて眠ることができません。心から感謝します。
そして、患者の父親として、計算力学技術者として何ができるか?色々できることはあるはずです。来年はそこも模索していくことになると思います。
最後に
自分にとっての幸せは、キャリアやお金ではなく家族と過ごす何でもない日常に中にあることを再確認しました。来年も家族第一に、自分がやりたいことをやりつつ生きていこうと思います。
今年も大変お世話になりました。皆様も良いお年をお迎えください。
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