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クラシックカーが公道を走るミッレミリア


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1927年、二人の貴族によって始まったミッレミリア。クラシックカー、なかでも1927年から1957年の間に生産された往年の名車だけが参戦を許されるという特別なレースだ。イタリア北部のブレシアを出発し、ミラノ・マリッティマ、ローマ、ボローニャを経て再びブレシアへ。

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昨年2019年は92回目、5月15日から18日までの4日間、423台がエントリーして開催。出発直前にはヴィットリア広場で、参加車両のハンドルの軸にメダルを取り付け、年号シールを貼るシーリングという作業が行われた。

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親から子へと受け継がれたり、思いを託されたり。物語のある車に、親子や夫婦、友達らが2人1組で乗り込み、小雨の中、歓声に見送られて出発地点へと向かって行った。

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道路を走る車の中には、スタート地点へ向かうミッレミリア出場者たちも混ざっていた。100回に迫るミッレミリアは、単に流行りのイベントではなく、親から子、孫へ受け継がれていく。伝統を脈々と受け継ぐこと、そして遊び心の大切さを教えてもらったような気がした。

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LaPassione!編集部がミッレミリア一色の街を散策中、お揃いの帽子をかぶった4人組に遭遇。「アルゼンチンからはるばる見に来たよ!車が好きで、マツダの車に乗ってるんだ」と嬉しそうに話してくれた。


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