経済単元_事前課題

<共通問題>

Q1:「討論と対話は何が違うのか?」を調べてチームメンバーで共有してください。
(発表の必要はありません)

討論:意見を戦わせて勝敗をつけることが目的
自分の意見を正しいものとして主張したり、相手の意見を批判・反論したりする
対話:分かり合う・理解し合うことを目的としながら自分の意見を述べたり相手の意見を聞いたりする
そうすることで、考え方が広がったり、気づきが得られる

<選択問題>

Q2-3:地方創生で起きていることについて?50字以内で答えよ。
地方創生という言葉が言われて10年以上が経ちます。その結果、地方に何が起きているでしょうか。
そのことについてテレビやネットニュースなどを調べてください。
さらに開発学でいう「実証主義」「解釈主義」の概念と照らし合わせて、対話的に語り合ってください。
最後にチームとして「真の地方創生とは?」について50字内の文章にしてください。

実証主義・解釈主義について

実証主義とは、自然科学の場合と同様に、科学的方法論を使用して人間の行動と社会を研究する必要があると述べる社会学的アプローチです。一方、解釈主義は、社会的現実を理解するために個人の信念、動機、行動を理解または解釈することが重要であると述べる社会学的アプローチです。つまり、実証主義者は社会学を数と実験を扱う科学として扱うことを試みますが、解釈主義者はこのアプローチを批判し、社会学は科学ではなく、人間の行動は定量化によって説明できないと言います。したがって、これが実証主義と解釈主義の主な違いです。

https://ja.strephonsays.com/positivism-and-vs-interpretivism-10310

ネットサーフィンをしながら2つの言葉の意味について調べたが、下記のような解釈をした。

実証主義・・・科学的な方法(データを集め、定量的に)をもとに論理展開していき人間の行動と社会を分析することを推奨する
ベースに、全ての人間の行動と社会での出来事?が観察、実験、数学的/論理的証明などの科学的手法を通じて検証できることを示す理論

解釈主義・・・社会調査へのより定性的なアプローチをもとに人間の行動と社会を分析することを推奨する
ベースに社会学は科学ではなく、人間の行動は定量化によって説明できないことを示す理論

地方創生の目的は、下記のように定義されている。


人口急減・超高齢化という我が国が直面する大きな課題に対し、政府一体となって取り組み、各地域がそれぞれの特徴を活かした自律的で持続的な社会を創生することを目指します。

人口減少を克服し、将来にわたって成長力を確保し、「活力ある日本社会」を維持するため、

 「稼ぐ地域をつくるとともに、安心して働けるようにする」

 「地方とのつながりを築き、地方への新しいひとの流れをつくる」

 「結婚・出産・子育ての希望をかなえる」

 「ひとが集う、安心して暮らすことができる魅力的な地域をつくる」

という4つの基本目標と

 「多様な人材の活躍を推進する」

 「新しい時代の流れを力にする」

という2つの横断的な目標に向けた政策を進めています。

内閣府総合サイト
https://www.chisou.go.jp/sousei/mahishi_index.html

国が地方創生に巨額の税金を投資している目的をみると、進むととても良いだろうなと感じる目標ばかりだと思った。
「活力ある日本社会」を維持するためにも、地方在住者にとっても良さそうだと感じた。

そして、実際にネットやテレビで触れることができる地方の状況を見てみると、PR等成功している?事例がたくさん目にとまった。
例えば下記・・・

事例1.長野県阿智村
阿智村はブランディングに成功している地域のひとつです。「日本一の星空の村」として知られ、「日本一の星空ナイトツアー」には年間約6万人が訪れます。そんな阿智村の中心地である昼神温泉は、認知度が高くありませんでした。地域の魅力を再発見しようと、ほかにはマネできない資源を探した末、地元住民に愛されている星空に着目したのです。
星空を舞台にした企業とのコラボレーションイベントを開催するなど、自然の資源を生かして地域の魅力を広めています。
参考:カメラブと「長野県阿智村」のスタービレッジ阿智誘客促進協議会がパートナー協定を締結
事例2.福井県鯖江市
福井県鯖江市は、メガネフレームの国内生産シェア96%を誇るメガネの産地です。工程ごとに職人が腕を振るっており、1981年に世界初のチタン金属を用いたメガネフレームを製造したことにより、鯖江めがねブランドはより強固なものになりました。
メガネが大量生産・低コスト化する2000年代から本格的なブランディング・PRを推し進め、「めがねミュージアム」を開設したり、「めがねフェス」を開催したりとメガネを知り、身近に感じることができる活動をしています。
中でも鯖江めがねのクオリティを担保するのに貢献したのが「THE291」です。産地統一ブランドをつくり、審査委員会を結成してブランドの価値を高めるだけではなく、国際的にも情報を発信し続けています。
事例3.島根県海士町
島根半島から約50kmに位置する海士町は、「なくてもよい」「大事なことはすべてここにある」の2つの意味をこめた「ないものはない」というスローガンを打ち出し、一貫した施策を行っています。
住民が中心となってつくった町の方向性をまとめた冊子「海士町をつくる24の提案」は、グッドデザイン賞を受賞しました。ほかにも、島内の公立高校が学区制を廃止して全国から入学生徒を募集する地域留学を行っており、東京や海外から地域体験の希望者が町を訪れています。

失敗例も調べると情報があったが、目を通して感じたことは、データで語られているということだ。
〜〜売上があがった。〜〜倍の来場者。〜〜人の移住者・・
等、、、数値で定量化されたデータで語るというのは当たり前のことだが、解釈主義の立場を考えた時、人間の社会的な行動には定量的に測りきれない側面があるということ・・・を先ほど学んだので笑
少しだけ違和感を感じた。

本当に、下記の4つの目標は達成されているのか?
また、達成された状態をKPIで測ることができるのか??

「稼ぐ地域をつくるとともに、安心して働けるようにする」

 「地方とのつながりを築き、地方への新しいひとの流れをつくる」

 「結婚・出産・子育ての希望をかなえる」

 「ひとが集う、安心して暮らすことができる魅力的な地域をつくる」

データで測る、定量的に目標をおくしかないじゃない・・・と思う気持ちもありつつ、もう少し地方在住者の定性的な意見(個人の意見)を集めてPDCAを回していけるといいのかもと感じる。とくにCheckの段階で、解釈主義を大事に検証できると良さそう。



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