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学校がセカンドプレイスとは言われなくなる。

今は時代の転換期。
そして、教育の在り方の転換期でもある。


2012年度では約11万人だった不登校数この10年で急激に増加し現在は約20万人となっている。

10年前の2012年は、i Phone5の時代でYou Tube もまだまだ流行っているとは言えず、ネットフリックスに関してはまだ日本でサービスすら始まっていない時代。
ちなみに人気ゲームのフォートナイトに関しては2017年から始まったそうだ。

今日では、1人1台スマホやタブレットを持つような時代になり、You tubeや動画配信サービスで好きなものを好きなときに好きなだけ観れるようになった。

2012年と今を比較すると如何にこの10年の変化が著しいかが分かる。


さて、それでは学校教育はどうだろうか…?

オンライン授業の導入など、色々と変化している部分もあるとは思うが、やはり社会全体の変化と比べると大きく変化したとは言い難いと思う。

しかし、学校教育を批判したいわけでもない。

ぼくは、学校教育に変化を求めること自体がもう無理なことだと思っている。
むしろ、小手先であれこれ変化させて、教員の仕事が増えるくらいなら、何もしない方がいい。
それどころか、学校教育の目的に応じて、「やらないことはやらない」としっかりと決めていく必要がある。


しかしながら、これは学校側の話だけではなく、教育を受ける側(子どもと保護者)も、「学校に求めないこと」を決めておく必要がある。

つまり、教育を受ける側が「学び場・居場所を使い分ける」という考え方を持っておく必要がある。


今や学校以外にも、塾や様々な習い事、フリースクール、クラブ活動、地域の活動、オンライン教材、youtube、オンラインコミュニティなどなど、様々な学び場・居場所となりえるもので世の中は溢れている。

それらを自分の目的に応じて使い分けていくことがこれからは大切になってくる。


これまでは、子どもの学び場・居場所の全てを学校に依存させてきた。

それこそ学校が「セカンドプレイス」と言われるくらいに。

しかし、これからは学校が必ずしもセカンドプレイスではなくなる。

それぞれが目的に応じて分散させた、いくつもセカンドプレイスを持つようになっていく。
大人の社会であっても「職場」がセカンドプレイスと言われていたが、近年では複業で働いている人も多くおり、1つの職場が必ずしもセカンドプレイスとは言えなくなっている。

このように子どもたちもこれからは複数の学び場・居場所を持つことが当たり前になっていく。

そして、学校も複数の学び場・居場所の選択肢の1つとなっていく


最初に書いた10年の時代の変化を考えれば、学び場・居場所も個々の主体性に応じて個別最適化されていくのが当然の流れだろう。

そして、「不登校」という言葉を使う必要がなくなり、「不登校」という言葉は消えていくだろう。

ぼくが共同代表をしている親子オンラインスクールcocowithも複数の学び場・居場所の1つとして、是非、主体的に使ってほしいと思う。



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