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【仏語10ヵ月】仏語の幼児向け動画に挑戦してみた。

今回はフランス語の独学が10ヵ月目になり、どんな感じになって来たのかを書いていきます。

ちなみに先月の記事はこちら→【仏語9ヵ月】入門書が初めて読めた。
これまで経験的に身に着けてきた文法知識を、入門書を読むことによって演繹的に確認した」という内容でした。


で、今月はというと、耳での学習をがんばってみました。

先月は「読んだり」「書いたり」と、目を使ってスペルを重視した感があるので、今月は「耳で聞く」ことに重点を置いてみることにしました。

結果、いい感じの手ごたえを掴めたので、それについて書いていきます。


1、仏語オンリーの動画を0.75倍速で見始めてみた。


私はYouTubeで「英⇔仏」の動画を利用してフランス語を学習することが多いのですが、最近一つの心境の変化がありました。

「あれ、これ、フランス語の勉強でなく、英語の勉強になってね?」

「英⇔仏」の動画には、「英⇔仏」の動画なりのいいところがありました。
たとえば「日⇔仏」よりは言語として似通った部分がありますし、
それに勉強しているとき、脳の中の「語学の部分」をきちんと使えている、という手応えもあったのです。

ですが勉強の後に、自分の中に何がどれだけ残ったかを考えてみると、フランス語より英語ばかりが残っているような気がし始めたのです。


それで思い切って、フランス語だけの動画に挑戦してみようと思い立ちました。
もっとも「今の私のレベルで、仏語オンリーでわかるのか?」という不安はありましたが、
物は試しということで、とりあえず見てみることにしました。


が・・・。
早くてまったくわからん・・・!

困ったので、YouTubeの「字幕機能」も使ってみましたが・・・、
「自動生成の字幕」を使って勉強するのは、正直ちょっと微妙っぽいです。

おそらく「8割合っている」くらいの精密さだとは思うのですが、
私ぐらいの初心者だと、残りの2割の間違い字幕に振り回されます。

思えばYouTubeの英語の字幕機能はかなり高性能ですが、間違いが全くないかといえば、決してそんなことはないです。
でも英語の場合は私自身がその間違いに気付けるから、あまり支障を感じないだけかもしれません。

あとこれは感覚なのですが、フランス語特有のリエゾンが、字幕の自動生成のネックになっているような感じはあります。


「む・・・、やはり今のレベルではフランス語だけの動画を見て勉強するには無理があるのか・・・」
と諦めかけましたが・・・、

でも、打開策を見つけられたので、大丈夫でした・・・!
YouTubeの0.75倍速という機能を試しに使ってみると、
「あ!一言や二言、意外に拾える!」という手応えが!

ぶっちゃけこれまで、「YouTubeの0.75倍速とか0.5倍速とか、誰が使うんだよ・・・」とか思ってました!
2倍速とか再生を速くする方の機能は、普通に日本語の動画をサクサク見るために使ったりはしていましたが、
ゆっくり再生する機能がこんな風に役に立つとは知りませんでした!

ありがとう!YouTube!


では次に、初心者がフランス語オンリーで見るのにちょうどよさそうな動画をご紹介しましょう。



2、仏語オンリーで最初によさげな動画「Henri le lapin」


最初にご紹介する動画はこちら。


「Baby First」というチャンネルの、「Henri le lapin」というシリーズです。

この動画が最初に見るのには一番いいと思ったのには理由があります。

どうもこれは、30分の幼児向け番組のコーナーの一つのようで、別のコーナーは「絵が動くだけで、言葉を使わないアニメ」なのです。
つまり、この「Henri le lapin」は言葉を使った最も平易な動画と言っていいんじゃないか、と思うんです。

実際、内容ははっきり言って「ストーリー性、ゼロ!」です。
「これは何かな?」→「わかった、○○だ!」ぐらいのことしか言ってませんからね、たぶん。
でもだからこそ、語学初心者にはちょうどいいレベルなのです!



3、仏語オンリーで次によさげな動画「Peppa Pig Français」

次にご紹介する動画は「Peppa Pig」というシリーズ。

一話五分くらいの単純なアニメで、「Peppa Pig Français - Chaîne Officielle」という公式チャンネルから見ることができます。

元はアメリカで作られた英語の作品のようですが、このオフィシャルチャンネルでフランス語の吹き替え版を見ることができます。


選んだ理由は絵が可愛くてとっつきやすかったのと、ストーリーが直感的にわかりやすいからです。

初めて動画を見たときはセリフが何一つわからなくて面食らいましたが、
意外にも「セリフがわからなくても、ストーリーがわかる」ので、見るのはそこまでストレスではありません。

で、最初は『がんばらずになんとなく眺めて耳を慣らすだけでいいかな』と思っていましたが、

「今の〇〇という発音は、日本語の~~を意味するに違いない!」

と、わかる瞬間があまりにもたくさんあるので、
せっかくですから、そんなときは動画を一時停止して、仏和辞典や和仏辞書で知らべて、ノートに書き出すことにしました。

こんな感じで↓

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耳で聞くだけだと言葉はすぐに流れていって結局忘れてしまうのですが、
ノートに書くと後から何度も見返すことが出来るので、大助かりでした!

これを毎日繰り返していると、言葉がゴリゴり定着していく感覚が楽しくなっていき、
また最初は単語だけを拾っていましたが、今では5単語くらいまでの短い文章までも拾えるようになりました。



4、仏語オンリーの動画を見て気付いたこと。


そんなわけで今月は、フランス語オンリーのアニメを0.75倍速の字幕なしで見てきたのですが、
そんな中で気付いたことがあります!

それは「ストーリーや場面と一緒に出て来た単語や表現は、記憶によく定着する!」ということです。

ノートに書き出したのを見返すと、「ああ、これは停電の話のやつだ」とか「これはカボチャ回だったな」というように、
ストーリーとともに、発音までもが一緒に脳裏によみがえってくるのです。

もしかすると、これはとても学習効果が高い方法かもしれません!
そうだとしたら、この発見、他の言語を学ぶときにも効率をよくしてくれるでしょう!

よし、楽しみになってきた・・・!


というわけで、今月は・・・、

「フランス語オンリーの動画を見てみたところ、字幕無しでも0.75倍速なら、単語や短い文章を拾えるようになった!

ということでした。

読んでいただいてありがとうございました。

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