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創作2022

一年の創作を振り返る時間です。覚えていることもあまり覚えていないことも、どうにかほじくり返してみようと思います。

こちらですね。まずはオプションテーマに触れてみましょう。触れられるほど話持ってる……?

オンライン、オフライン

これね、難しいね。
話し始める前から諦めちゃいましたが、正直に言うとあまり変わらない気がします。というかコロナの流行から三年経ち、変わらない、と思えるまでに変化が浸透したのかもしれません。
オンラインイベントというものを見かける機会は増えたなと思います。入ったことがないのであれですが、オンライン上にイベント会場を作り、そこで自分のアバターが出展者のブースを回れるようになっているとかそういう解釈でいいのでしょうか?これいいなーと思いました。どこからでも、自分がどういう状態にあっても参加出来る。例え腰をいわして顔をしかめていようともオンラインの自分は笑顔でイベント参加出来る……確か前にも言った気がしますが、コロナになって分断されたものがある一方で地道に開拓は続けられていて、三年たってこうして門外で突っ立っているような人間にも「オンラインイベントか~」と認識されるくらいに広まっているのは新しい文化の発展ではないでしょうか。
勿論、デザフェスとか博フェスとか文フリとかその場で浴びられる活きのいい熱気やオフラインだからこそ得られる良さというのもあります。好きなものに狂っている人たちの熱意って元気出ますよね。
まあ、悪いこともあるだろうなとは思いますが、オンオフ限らず始まったばかりのものにはつきものなので、ここは止まらずガンガン行こうぜを押します。
個人的にはやっぱり直に会えるイベントの強さはあると思いますし、その波が少し弱くなったようには感じます。実際に話を聞きながら作品を見るのが楽しいんだよね……とするとこれは小売りで流行っているモノではなくコトを提供するというあれですか。確かにコト提供は直接(オフライン)の方が強いな。
コロナ憎しといえど、今こうして生まれたものがなくなってしまうのはまた寂しいですね。
おお、意外と話が繋がった。よし次。

一次を振り返ってみよう

公式さまが素敵なテンプレを提供してくださっているのですが、月ごとに振り返られるほど話がないので(覚えていない)、作品ごとに振り返りましょう。そんなに書いてたっけ?

文披31題

書いていた……!今の今まですっぽり記憶が抜けていた。ちゃんと追いかけて書くことが出来ていたから?そしたら今度は記憶に爪痕を残すために少し三日坊主を発動してみるか。いや企画の波には然るべき時に乗っかっておきたい。何と言う鳥頭。

書いとるやんけ。

頑張ってる……!

ホラーもやってた。
しっかり夏を満喫して書いていました。こうして定期的にお題を提供していただき、文字数という縛りの中でどうやって話の強弱をつけるのか、ジャンルは何で……と考えるのは楽しかったです。起承転結にこだわらないで話の筋にもあまりこだわらない結果、ちょっと意味のわからない話も出来ましたがそういうの好きなので、「好き」を確かめるのにも良かった。
自分でお題探しするとどうしても自分寄りの驚きのないものになってしまうので、次も楽しみにしています。
自分から募集するとかしてもお題の集まる気がしないので誰かの作るビックウェーブに乗る気まんまんです。

クジラは冷たい宙に眠る

「さなコン2」参加作。
SFって何……?と迷路にはまった前回から少しは抜け出せたような一周回ってスタート地点に戻ったような。SF、多岐に渡りすぎなんですよ……その広すぎる懐が魅力なのかもしれませんが。
それをまだ活かしきれない自分にはSFっぽいものを仕込む必要があります。そして何かちょっと現実からズレた物を入れたい。宇宙を泳ぐって言うよね、それがクジラの大群だったら綺麗じゃん!って流れ+これのテーマって……?と悩むところからスタート。シンプルに「家族」で落ち着きました。でもあくまでクジラを描きたいが主な欲だったので、クジラ書いている時が楽しかったです。鍋底みたいなお腹かわいいじゃないですか。
SFっぽいと思って入れたのがブラックホールだったので、初めはそんなもんでSF面して行けるか不安でしたが、思いのほか受け入れていただけて嬉しかったです。その節はありがとうございました。

花鳥雷音

いつもの「お祭り騒ぎに乗じてテンション上がって書いたはいいけどそれだけだったやつ」。いいんです私は楽しかった!廃墟に暮らす女の子(?)の暮らしの荒涼とした感じとゆるっとした感じの微妙な温度差が好き。あとトリドの動作が好みです。
こういうノリだけで書いているやつは本人だけが楽しいんですよ……

竜の骸とり

これが昨年書き終えていたけど~と話していたものですね。どうしたもんかと考えていましたが、まあいいかと。もう上げてしまえと思って12月の頭から更新してこないだ完結しました。
とにかく竜を書きたかった。そして民族っぽいものを書いて、その風習や暮らしの片鱗を書きたかった。それを書けたので満足です。途中で鬱陶しい黒髪ロングの男か女かわからないものも出てきてそれはそれで楽しかった。
とにかく竜を、と思っていたのでその造形を好きに考えるのは面白かったですね。竜はね……昔から好きなんですよね……ちなみにこれに出て来る竜は蛇タイプやとかげタイプなど様々です。
もうちょっと竜とお付き合いして書いていきたかったので、また何か思いついたら書きたいですね。

というわけで一次を振り返ってみようはこれで終わりです。少ねえな!割と二次の方に取られていたのもありますが、悩んでいた時間が多かったかもしれません。その分自作と向き合えるようになったと思えばいいか。
SF迷子はまだ継続しそうですが、そろそろ実家のファンタジー畑も耕したい。
じゃあ次、二次いきましょう。こっちはまあまあ多い。

二次を振り返ってみよう

青天に響動めく

刀剣乱舞、肥前忠広の話です。
刀ステ維伝を観た時のインパクトが凄まじくて、それでうっかり遡行軍の方にすっころんだのですが同時に肥前忠広の話もいつかは書きたいなと思っていてですね。それでたまたま頭の中が書けそうな流れになっていたので書いたら全部で36000字越えになってしまったため、この中では初めての上下巻扱いになりました。ずっと頭の隅っこに話の欠片のようなものはあって、それがふっと芽吹いた感じですか。
肥前忠広については持ち主も肥前忠広も、どこかで重石の一つでも和らいでくれる瞬間があってほしいと思っていて、それが救いにはなり得ないけれど、膿んだ傷をそのままにはしなくなってくれるといいなと。それが本丸で見守る皆によってだったり、今回のように人であったりと、色んな誰かの手によって気づいていければいいと思って書いた気が。
自分に対する小さな許しを得る話……なんですかね?どうなんだろう。
タイトルは確か岡田以蔵の辞世の句を参考にした記憶があります。響動めくで「とよめく」と読ませる。
向き合うにせよ、許すにせよ、それを決めるのは彼らの心ひとつであっても、孤独であってほしくないなあと。

春を教えて

雅といったら歌仙兼定、歌仙兼定といったら風流、風流といったら俳句短歌、歌仙に言葉での春を見つけてもらうような話いいよねと割とゴリ押しの連想ゲームで辿り着きました。そこに小さな子を紛れ込ませたいよねと。前作が真面目だったので、ここでほのぼのしたかったようです。言葉だけでなく、その言葉が生まれるに足るような風景の描写頑張った。
山姥切国広を桜まみれにしたから(なんなら山姥切長義も)、始まりの五振りは皆、桜というか春縛りで書くか……?と途中から考えるようになって今、陸奥守吉行の話でちょっとSF臭が滲みかけて頭がねじれています。

山にて

おはる様主催の#綴る白紙の1ページ企画へ参加したものになります。地の文だけで書くという企画のため、全て地の文のみでの構成。
この企画を見た時に地の文長くなりがち族には何て楽しい!と思いました。実際、途中まではいつものように書けました。しかし本来なら台詞を入れたいところをじっと我慢して、全て、地の文で、書かなければなりません。修行か。
いやでも楽しかった。そして台詞のありがたみをしみじみと感じました。いつもありがとう。
地の文だけでどうこうするなら風景描写ガンガン入れたいなと思い、それなら自然派でそんなに喋らないだろう桑名江でいってみようと思ったら彼は存外喋る。偏見を持ってすみませんでした。
ちなみに桑名江の持っている巾着は蜻蛉切様リスペクト巾着です。

2022年って

最初は大して書いていない気がしていたけれど、振り返ってみると意外と書いている……?ようですね……?そして企画に乗っかると元気が出るみたいで、一次はほぼ企画参加作。自前で書いているものは本にするとかイベントに出るとかの意識がないのでのんびりしきっていますね。
文字数を昨年に倣って計算してみようと思いましたが、ちょっとめんどくさくなってきたので余計なことはしないようにしましょう。
いやそれにしても、今年は悩んでいる期間が長い。これをスランプと言うのでしょうか。悩んで人のを読んで映画観て(今年も色々観た)、展示観てとインプットは出来ているんですけどね。自作とちゃんと向き合いながら、テーマを考えながら、じりじり書いていった年だと思います。

2023年は!

今書いている「遡行軍のはなし」の方をどうにか……ほんとどうにか完結させたい……もうこれどれくらい言い続けているのかわからないけれど、完結させたいのは本当なので今も地道に書いています。「彼らのはなし」は思いついたら随時。
そしてこれも前からぼそぼそ言ってはいますが、「遡行軍のはなし」は全振り書いたら本にしてみたいなとは考えています。周りの人たちの動向を見ていて興味がわいています。2023年中にどこまで出来るかな……シリーズ終わらせるのを目標にしたい。
一次は地図作りの少年の異世界ファンタジーをこそこそ書き溜めています。表に出すつもりではいます。
目標は達成できるものをちょこまか設置していくのがいいですよね。
あとは現在進行形で久しぶりに描いている二次のイラストを完成させて一月上旬には上げたいです。

というわけで、長々とお付き合いいただきありがとうございました。
読んでくださった方にとって、本年はどんな年だったでしょうか。来年が皆さまにとってより良い一年になりますように。
私は終盤で腰を痛めて今も湿布とコルセットのお世話になっているので、来年はまず筋肉をつけることが目標です。
筋肉、それがあれば大体のことは解決します。皆さまも鍛えましょう。

それではよいお年を!

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