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ADHDさんにマインドフルネスがオススメの理由

ゆうです。

ADHDさんにはマインドフルネストレーニングがオススメと言われています。

マインドフルネスとは、日本マインドフルネス学会の定義によると、

今、この瞬間の体験に意図的に意識を向け、評価をせずに、とらわれのない状態で、ただ観ること

日本マインドフルネス学会

となります。難しいですね。

ADHDさんは、思考があちこちさまよいがちです。

たとえば、私は、以前、職場で資料を作成していたとき、

今日のランチは何にしよう

という考えが浮んできて、

給料日前だからランチはコスパのよいお店に行こう。先週、バッグを買ったし。でも、同じようなバッグが家にあったなぁ。私は衝動買いが多い。先月も、会社の帰りにデパ地下に行ったら、家にまだ使ってないファンデがいっぱいあるのに、1階のコスメ売り場で新発売のファンデを買っちゃった。使ってないファンデはフリマで売ろうかな。あっ、あのバッグも売ろう・・・

といろいろな考えが浮んできて、資料作成のことをすっかり忘れてしまいました。作業が遅れ、残業しなければいけなくなったり、期限に間に合わずに上司に怒られたりしました。

では、ここからが本題です。どうすればこのようなことを防げるのでしょうか?

「考えごとをしなければいいのでは?」と考える方もいらっしゃるかもしれません。でも、人間は1日に数万もの考えが浮ぶと言われており、考えごとをやめるのは不可能です。

一番いいのが、最初の「今日のランチは何にしよう」という考えが浮んできたときに、

あっ、今「今日のランチは何にしよう」って考えた

と気がつき、作業に戻ることです。

つまり、

今、心がさまよった

と気づいて、元に戻ることです。

つまり、「心がさまよった」と気づくことが大切なのです。

マインドフルネスの定義は、「今、この瞬間の体験に意図的に意識を向け、評価をせずに、とらわれのない状態で、ただ観ること」でした。

つまり、自分の心のなかの状態に気づくことがマインドフルネスの一歩なのです。

マインドフルネスの練習を毎日することで、心のなかに浮んだことに気づへるようになり、目の前のことに戻ることができるのです。この結果、集中力が上がります

では、さっそく、マインドフルネスをちょっとやってみましょう。

ADHDさんは、いきなり長時間ではなく、30秒からはじめるのがオススメです。

キッチンタイマーを用意してください。

キッチンタイマーを30秒にセットし、椅子によい姿勢で座ります。

タイマースタート。

目を閉じて、呼吸に意識を向けましょう。

呼吸に合わせて胸が上下するのを感じてみましょう。

胸が上下が感じられない場合は、両手をお腹に当てて、呼吸に合わせてお腹が膨らんだり縮んだりするのを感じてみましょう。

もし、呼吸から意識がさまよった場合は呼吸に意識を戻します。

タイマーが鳴ったらやめてください。

いかがでしょうか?

慣れないうちは、呼吸から心がずっとさまよってしまったかもしれません。

はじめはうまくできなくても、続けるうちにだんだん上達してきます。

できれば1日数回、この練習をやってみましょう。

この練習はタイマーを使わなくてもできます。

慣れてきたら、時間を1分、2分、3分、、とだんだん延ばしていきましょう。

電車に乗っているときに、次の駅まで呼吸に注意を向けてみるのもオススメです。

ADHDさんのためのマインドフルネスの本があります。

こちらの本は専門的な内容が多いですが、字が多く、直訳調なのでADHDさんには読みにくいかもしれません。

こちらの本は読みやすいので、本を読むのが苦手なADHDさんにオススメです。「若者のための」とタイトルにありますが、若者ではない方でも内容は取り入れやすいです。

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