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ダビデ王(Kind David)から学ぶ「言葉の神殿」ーいくら頭をひねって考えても答えがでない時には

イスラエルでは、他国の大統領をもてなすのに使われる国を代表するホテル名に、ある王の名前が使われています。

日本でいえば、首都東京の皇居前や銀座の超一等地に位置して、その国を代表するような由緒正しいホテルがその王の名を冠しています。

その王は、ミケランジェロによって銅像にもなっているので、その人物の詳しいことは知らなくても、美術の教科書やなにかで、その像をどこかで一度は見たことがある人は多いはずです。

さて、それは誰でしょうか???

答えは、King David=ダビデ王です。

英語でよく聞く男性の名前=Peter、Paul、John、Jonathan、David、等々、これらは全て聖書の登場人物なのですが、その中でも特に「勇ましい」響きを持つのがこのDAVIDです。

なぜなら、彼は偉大な王でしたが、それと同時に彼は偉大な戦士でした。少年時代には羊飼いとして登場します。その少年時代に、イスラエルを侮辱した巨人ゴリアテとの戦いに召し出され、その戦いで大勝利を収めます。ミケランジェロによるダビデ像は、まさに、その戦いにおいてゴリアテに岩石を投げつけようとしている場面を再現しています。

ダビデは王になるまでにたくさんの困難を通りました。少年時代には、父親から忘れられるような待遇さえ受けていました。羊飼いのときに巨人を倒し、王の前に引き出されても、次から次へと困難に直面します。間違いをおかすことがあっても、そのチャレンジの度に、ダビデは誠実と忠誠を証明し、あたかも「人生のテスト」に一つ一つ合格するかのごとく、偉大な王としての歩みを確立していくのです。

ゆえに、ダビデの人生から「人生で勝利を収めるために鍵となるもの」を学ぶ本があります。

ダビデは偉大な王であり、同時に、戦士であり、ハープ奏者であり、詩人でした。祈りの人でもあり、なにより、常に神を自分よりも前においた人でした。

ダビデは神に「彼はわたしの心にかなった者」と言わレタ人として覚えられています。

どうしてダビデが「彼はわたしの心にかなった者」と呼ばれたかというと、彼の功績ではなく、彼の態度にありました。常に神の導きを求め、歩んだその心にありました。

ダビデは、詩篇(しへん)と呼ばれている詩を残しています。それは、わたしたちが持つ一般的な詩のイメージよりも、はるかに力強く、深く、共感的で、洞察と畏敬の念に溢れていて、わたしたちの洞察や創造性を湧き上がらせるので、「言葉の神殿」と呼ばれています。

人間が人生で体験するどんな感情も詩篇のどこかに表現されている、と言われています。なので、詩篇の中に自分の感情が表わされている一節をみつけることで心が晴れやかな気持ちになる、と表現する人もいます。

今日は、最後に、詩篇25編の4−5節を紹介させてもらって閉じたいと思います。

以下は、詩篇25編の4−5節は、上からの知恵と導きを求めることばとして知られている箇所です。

Our father God, I seek your guidance.

Show me your way Lord,
Teach me your paths.
Guide me in your truth and teach me.
(Psalm 25:4-5 New International Version: NIV)

(万物の創造主なる天の父なる神さま)、
わたしはあなたの導きを尋ね求めています。

あなたの道をお示しください、
あなたの道を教えてください。
あなたの真理で私を導き、教えてください。
(詩篇 25:4-5)

()内は著者補足。

先日は、意思決定の技術をお伝えしましたが、いくら何かを決めようとして頭をひねってひねって考えても答えがわからない時は誰でもあると思います。そんな時は、上からの知恵や導きを求めて、心の中で上の言葉を祈ってみてください。

ハレルヤ!Hallelujah !!!


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