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雑記:松屋、飯が進む肉。ニンニクとひき肉。コンテンツの軸。

 コロナ禍で個人的に辛いのは、飲食店の閉店時間が早まったことだ。
 終電帰りの社畜にとってはこれが本当に辛い。どこも閉まってやがる。

 それだけに、日付が変わっても営業している松屋は本当にありがたい。
 そんな社畜の味方・松屋の新メニューが少し前に話題になった。

 その名もごろごろチキンの濃厚カルボナーラ
 筆者もその評判に釣られて松屋に足を運んだのだが、これが美味い。

 その名前からは想像出来ないニンニクのパワー
 「これはシュクメルリだ」の言葉が湧きたてる味への興味。
 ネットの口コミがここまで効果的だった例は、一体いつ以来だろう……。
と、思ったりもするのだが、このメニューの凄さはそれだけではない。

あー! いけませんいけません!!

 なにより、ライスとの相性が良いのだ。カルボナーラという名前からは、 どうしてもチーズやホワイトソースの性質上、ライスとそこまで相性は良くないのではと感じるのだが、このカルボナーラは一味違う。
 ニンニクの風味のみならず、塩気も強い。故に、とにかく米が進む。

  これは定食屋たる松屋ならではの味付けだろう。肉の美味さも勿論だが、定食屋であるからこそ、米との相性まで追求した逸品をお出ししてくる。
 これこそまさに、自社の強み、コンセプトを正しくとらえた商品である。

 肉と米。松屋のプロの魂を感じたのであった。

 とまあ、半月前にそんなことを感じていたのだが。

 ……。

ドン!!

 そんな松屋が新たな刺客を送りこんで来た。
 その名も、こぼれミートのボロネーゼハンバーグ

 あいつ……肉に肉をぶつけて来やがったッ!!!!!

 松屋のハンバーグは粗挽き肉で、肉の存在感がとてつもない。
 
そこに、ひき肉タップリのボロネーゼが乗っているのだ。
 ジューシーなハンバーグの食感と少し硬めのひき肉が奏でるハーモニー。 
 そりゃ美味いよ。松屋と言えば肉だよ。肉と肉が合わされば最強だよ。
 

 そんなわけで、またしても松屋の魅力の一貫性にしてやられたのである。
  またニクいのが、受け手によって定義がマチマチになりそうなところは、ちゃんと網羅してるのがまた強い。肉も美味いし、米と合わせて美味い。
 そう、このボロネーゼ、もちろん米もめっちゃ進む。

 客のニーズにいかに応えるか、自社の強みでいかに客を喜ばせるか。
 そこを押さえてこそのコンテンツである、と再認識した次第であった。

……。

ドドン!!!

 50円で半熟卵の目玉焼きが付くのも強い。100円しないのもグッド。
 
これで脂感をマイルドにしつつ、味変にもなるから参るね……。

 社畜の味方の松屋は、今日も筆者の胃袋とニーズを満たすのであった。

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