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Beauty Japan - 美の原点 -

わたしにとって美 / ビューティーの原点は
祖母。(ほんとは嫌なんだけど🤣)


祖母は自営業で美容室をしている。
地元ではまあまあ有名で、
常に人が来ている美容室だった。

当時、祖母とは一緒に暮らしていて、
1階に併設で美容室があるタイプの家だった。

だから常に美容とは隣り合わせなのが
生活の一部だった。

週末になれば、婚礼衣装が届く。
それをこっそり着せてもらうことが
楽しみだった。

あんたは色の白い子やから
赤とかピンクとかのあったかい色が映えるんよ
と言う言葉通り、
小さい頃からいわゆる寒色系の服は
ほとんど着せてもらえなかった。

生まれつき少し髪色が茶色だったし、
癖毛だったからハーフみたいやね!
と言われることが
おばあちゃんにとって嬉しかった。

祖父母にとって初孫のわたしは
可愛くて可愛くて仕方なかったんだと思う。

先生、と呼ばれる祖母の周りには
いつも美容関連のキレイな人がいた。

その人たちが持ってくるカタログには
可愛い髪型や衣装がいっぱい載っている。

それに○を付けていくのが楽しみだった。

毎日の髪型も
今日はこれにしてね!とカタログから選んだり、
大好きなセーラームーンの中から
指定することが日課だった。

とにかく美意識の高い祖母。
いつも口紅とマニキュアを欠かさない。
両手いっぱいにアクセサリーやジュエリーをつけ、
オシャレをして外に出る。

わたしもそれがほしい!

祖母に買ってもらうものは
いつも子ども用のアクセサリーかメイク用品だった。

そんな祖母に憧れつつも
徐々に嫌いな存在になる。

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