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第2回 結婚の原則

みなさん、こんにちは。

「今、結婚を考える」のシリーズ第2回になります。
今回は、「社会の基礎となる結婚」について考えていきましょう。

私がどうして「結婚」ということにフォーカスしているかというと、
男女の結婚こそ人間関係の基礎、社会の基礎となるものだからです。

もし、結婚を健全なもの、喜ばしいものとすることができるなら、私たちの人間関係、社会はより素晴らしいものとなると信じるからです。

ここでは、聖書を土台として結婚について考え学んでいきたいと思いますのでご理解いただけましたら幸いです。

人間観について

聖書の中にこのような一節があります。

神は人をご自身のかたちとして創造された。
神のかたちとして人を創造し、男と女とに彼らを創造された。
                   (創世記1章27節)

聖書新改訳2017

これは、聖書の土台となっている「創世記」に記された人間の創造に関する一節です。

神は、創造のはじめから人間を念頭に置き人間のためにすべての環境を整え、そこに人を男と女とに創造された、とあります。

ここでは、人間は「男」と「女」という一対の存在として生きるということが基礎づけられていることを見出すことができます。

私たち一人ひとりは特別な存在として命が与えられました。

人は偶然、たまたま「出来た」のではないことがわかります。
人は神によって、「神のかたち」として創造されました。
それゆえ、私たちのうちには一人ひとりに特別な尊厳、人格が備わっていて、私たちは互いにそれぞれの尊厳、人格を尊重すべき者でもあります。

男女に差別はありません。

人種も生まれも関係なく、あなたが自分のことをどのように思っていようとも、人として生まれた以上、そこには尊い尊厳、人格が備わっているということです。

このような特別な存在として創造された人間が人間らしく、幸福に生き、世界を健全なものとして治めるために神は、男(アダム)の助け手として女(エバ)を創造し、二人は助け合い、愛し合いながら生きるものとされました。


結婚の原則

今、私たちは聖書を土台とした結婚を考えていますが一般的に、聖書の結婚観は厳しいというイメージをもっている方が多いのではないでしょうか。

婚前交渉、結婚外の性的関係、浮気、不倫を根本的な大きな罪と考えること。離婚を否定すること・・・・

結婚や夫婦関係について、もっとゆるやかに、自由に考えたほうが楽に生きられるのに、それに対して聖書は厳しい。

でも、この厳しいということは、聖書が結婚、夫婦関係を非常に大切にしているということでもあります。

それが本当に大切で尊いことなので、厳しいのです。

もし私たちがこの問題を大切に考えずに、もっとゆるやかに、自由に、適当に扱うなら、より幸せな家庭、幸福な社会が築けるでしょうか?

ここで、さらに結婚について基本となる聖書の言葉を見てみましょう。

イエスは答えられた。
「あなたがたは読んだことがないのですか。
 創造者ははじめの時から『男と女に彼らを創造され』ました。
 そして、『それゆえ、男は父と母を離れ、その妻と結ばれ、ふたりは一体
 となるのである』と言われました。
 ですから、彼らはもはやふたりではなく一体なのです。
 そういうわけで、神が結び合わせたものを人が引き離してはなりませ
 ん。」
                    (マタイの福音書19章4~6節)

聖書新改訳2017

これは、イエス・キリストが結婚、夫婦関係について語ったものです。

ここにはいくつかの結婚の原則が教えられています。
①神は人を男と女に創造したこと
②人は父と母を離れてふたりは一体となること
③人は神が結び合わせたものを引き離してはならないこと

ここに結婚の祝福の秘訣があります。
この原則に従うならば、私たちは必ず祝福された結婚生活を送り、素晴らしい社会を築くことに貢献することができるでしょう。

次回は、このことを深めるためにいくつかのテーマで考えて行きたいと思います。

・結婚はふたりの者が一体となること
 (親から離れること)
・自分を相手に明け渡すこと
・愛について




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