第5回 あの頃といま、そしてこれからのジャニーズ
こんにちは。近頃はジャニーズに支えられて生きている俊成です。
完全なる沼にはまっております。
ついに5回目となりました。
今回で一区切りということで、超個人視点でジャニーズの過去と現在と未来について書いていきたいと思います。
1. あの頃のジャニーズ
わたしにとってジャニーズの始まりはSMAPでした。
幼少期、実家の車のダッシュボードにSMAPのうっすい 8cmシングルが何枚か収まっていたのを記憶しています。
最初に聴いて覚えたジャニーズの曲はおそらく「夜空ノムコウ」だったような気がしています。
幼いわたしはキムタクと慎吾ママに釘付けでした。
SMAPは認識していても“ジャニーズ”を知らなかったわたしは、それから5〜6年経った2005年あたりでしょうか、ついに”ジャニーズ”を認識してしまいました。
あの頃のジャニーズはSMAP、TOKIO、V6らがメディアを支え、嵐やNEWS、関ジャニ∞がデビューしたてで、フレッシュに活動していた時期でした。
あの頃のグループは比較的、入所からデビューまでの期間が短く、それは今のジャニーズとの大きな違いだと思います。
実際、各グループの最年長の入所年→デビュー年を見てみると、以下のようになります。
(※デュオのグループは省略しております。)
中居正広(SMAP):1986年→1991年
城島茂(TOKIO):1986年→1994年
坂本昌行(V6):1988年→1995年
大野智(嵐):1994年→1999年
小山慶一郎(NEWS):2001年→2003年
横山裕(関ジャニ∞):1996年→2004年
長くてもその差は8年といったところでしょうか。
この理由の一つとしては当時Jr.の数が今ほど多くなかったことで、デビューさせる人材が決まりきっていたのだと思います。
彼らはデビュー前の期間が短かった分、そこで培えるはずの土台部分(それぞれの芸能界でやっていくことへの覚悟やメンバー同士の絆の構築など)が、今に比べておそらく不安定だったことが要因かと思いますが、いずれにせよデビュー後の苦労が多い人たちです。
V6と嵐以外はメンバーが脱退しており、SMAPは解散、V6もまもなく解散、TOKIOは分裂し、嵐は活動休止中ですが、それでも20年以上走り続けた彼らの中に、色濃く存在していると感じるのは、第1回でお話しした「スター性」です。
インターネット上の媒体が今ほど普及していなかったことで、一般人との距離は常に保たれており、その環境が彼らの意識にも影響していたように感じます。
彼らが持つ「スター性」は今のジャニーズが持っているものよりも、よりその本質に近い。そんな気がします。
2. 今のジャニーズ
ジャニーズにとって大きな転換期となった2019年。
ジャニー喜多川氏の逝去後、ジャニーズの育成と拡大は主にタッキーこと、滝沢秀明氏が担うこととなりました。
先代が作り上げてきたジャニーズの精神を守りつつ、今まで当たり前のように作り上げてきたエンターテインメントが提供できなくなったコロナ時代でも、最大限にファンを楽しませることが出来るよう、日々新しい試みを見せています。
そんな中、長年の苦労の末、2020年にデビューを果たしたSixTONESとSnow Man。
彼らはまさに今、この新しいジャニーズ時代を牽引するグループといえるでしょう。
Snow Manの最年少メンバー・ラウールを除き、両グループほとんどのメンバーのJr.歴が10年以上。
辛く険しいデビューまでの道のりによって成熟した彼らからは、あの頃のジャニーズとは違う、確固たる意志を感じます。
それは、グループを守りたいという想いです。
長年を共にしながら、デビューが見えない日々を一緒に支え合ってきたメンバーは彼らにとって何にも代えがたく、そしてそんな活動を見守ってきたファンに対しても、(今のところ)誠実な姿勢を見せています。
彼らがそれぞれに持つグループに対する愛情は、20年以上活動してきた先輩ジャニーズグループにさえ劣らないとも感じます。
それは、今後さらに成長するであろうグループの将来にも強く影響する要素であると考え、先輩ジャニーズが20年かけて培ってきたものをすでに持っているということは、彼らにとって、とても大きな武器になると思います。
3. これからのジャニーズ
タッキーが本腰を入れ、本気でジャニーズを仕切りだしてからというもの、「Jr.卒業制度」が出来たり、タレントの不祥事への毅然とした対応など、以前よりフワッとしていた規律が整って、メリハリが付いてきたように感じます。
長いことジャニー氏の下で後輩の育成に尽力しながら、ジャニーズタレントとしても活動してきただけあり、会社とタレントの架け橋的な存在として、今のタッキーは彼にしか出来ない仕事をしていると思います。
そう考えると、彼を今のポジションに導いたことも、ジャニー氏が生前に成した偉業の一つのような気がします。
ジャニーズはタッキーの力で、今後も確実にさらに大きくなっていくでしょう。
若いタレントたちの意志を尊重しながら、新しいことにもどんどん挑戦し、大人の考えだけでは生み出せないものを提供してくれるのではないかと思います。
新型コロナウイルスや、その背後で蔓延する謎のウイルス。
まだまだ不安定で幸先の暗い世の中を明るくしてくれるのはエンターテインメントです。
エンターテイナーはその職業を全うする以上、本人がそれを楽しんだり、愛することは大前提だと思います。
SixTONESとSnow Manが持つ揺るぎない愛情を土台にした強い意志が、これからのジャニーズに新しい精神として継承され、この先も彼らのように愛に満ち、自分たちの意志を大事に出来るグループが誕生していくことを願います。
そして過去を糧に、自分たちやその周りを大切に想う気持ちを忘れず、こんな時代だからこそ「愛」が大切だということを、彼らのエンターテインメントから感じることが出来たら、ハッピーです。
ということで、今回が最終回として迎えたこのコラム。
いかがでしたでしょうか。
5回に渡って更新しましたが、時々読んでいただいた方、毎回読んで下さった方、皆さん、どうもありがとうございました。
このコラムを通して、少しでもジャニーズのことが伝わっていたら嬉しいです。
すごく私的な考えの羅列ではありましたが、個人的には書いていて楽しかったですし、やっぱりジャニーズって良いな〜って再確認しました…なんていうおしとやかな言葉では収まらず、わたしのジャニーズ熱は大炎上しています。
今年の夏休みは時間が取れたら和歌山県の高野山に行って、ジャニーさんのお墓参りでもしてきます。
そしてわたしはこれからもジャニーズを応援し、支えられながら生きていきたいと思います。
それではまたいつか。
俊成
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