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おおきなかぶ 7/30

まいどです。
絵本チャレンジも今日で一週間が過ぎ、7冊目になりました♪
三日坊主にはならかったよ~。ということで、「おおきなかぶ」です。
模写は、かぶが抜けないおじいさんの悲しみの挿絵です。大阪人なら分かる「551のないとき~」みたいなおじいさんがツボりました。

おおきなかぶ
作: A・トルストイ
絵: 佐藤 忠良
訳: 内田 莉莎子
出版社: 福音館書店

【あらすじ】
「あまい あまい かぶになれ。おおきな おおきな かぶになれ」とおじいさんがかぶを植えるととても大きくて立派なかぶができました。おじいさんがかぶを引き抜こうとしても大きすぎて引き抜けません。おばあさんに手伝ってもらってもだめです。次から次へとかぶを引き抜くためにお手伝いがやってきて・・・。

【感想】
大きく育ったかぶを引き抜く。ただそれだけのなんてことのないお話なのですが、次はだれが手伝いに来るのだろう?とか 最後かぶは抜けるのだろうかという疑問がページをめくるたびにワクワク感と共に相まって高まっていくのがこの本の魅力ではないでしょうか。
この本を読んだ後は、かぶを引き抜こうとするときの「うんとこしょ どっこいしょ」このフレーズがリフレインします。言葉の韻も心地よい文章です。登場人物が老人と子供、動物しかいないのは時代背景なんでしょうか。
可愛らしい絵柄ではないのですが、優しい色使いと絵画的にしっかりした書き込みがされていておじいさん達の豊かな表情で心和む絵本です。

【雑記】
心に残る一文…うんとこしょ どっこいしょ

このお話も教科書で読んだ記憶があります。
声に出して読むと気持ちがいいんですよね、「おおきなかぶ」は。
子供の頃 音読も好きだったんで、この本は声を出して何度も何度も読んだ記憶があります。
「うんとこしょ どっこいしょ」っていうゴロが妙に楽しくて、声を出して読んでいると楽しい気持ちになりました。
犬が猫、猫がネズミを呼んでくるくだりも好きでした。日ごろは仲良くないと思われる存在の動物も一丸となってかぶを抜こうというドタバタ劇。
今読んでみるとかぶが抜けなくて他の誰かを呼んでいる時のおじいさんの表情がたまらなく愉快です。
関西風に言うと「551の豚まんがあるときー! ないときー!」みたいな落差が絵で表されているんですよね。[大阪人以外は通じんネタですんません]
というか、なんか吉本新喜劇みたいなノリにも似ているんですよね。なんでもない話が大きくなってドタバタして最後には一件落着みたいな。リアルな絵、かぶを抜くだけの変哲のない話なのに、ここまで記憶に残ったり、楽しめる絵本は「おおきな かぶ」くらいじゃないでしょうか。
関西弁で関西人が読むと結構面白かったりして。

今日もたくさんあるnoteの中から最後まで読んでくださってありがとうございました。

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