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療養日記 2021年11月3日 『わんことラーメン』

 午前中の野暮用が終わってからあまりに天気もいいので遊びに出かけた。最近は感染症などを考えずに平気で外をフラフラしているようにも思える。せめて県外に出る時は慎重にとは心がけてはいる。今回は藤沢から小田急経由で片瀬江ノ島駅まで行く。

 以前お散歩から江ノ島まで出かけた時に見つけたわんこと一緒に食事もできるラーメン屋を再訪。今度はわんこも一緒だ。

わんこと食事ができるラーメン屋「あん藤」


「あん藤」磯塩バターラーメン

 わんこ連れでも来店可能で、しかもかなり美味しいお店なのでこれからも我が家は何度となくこのラーメン屋には来てしまいそうだ。となると江ノ島で生しらす丼食べる機会も減っちゃいそう。

 ラーメンを食べると江ノ電の江ノ島駅までわんこを歩かせる。ここまでの通りは「すばな通り」と呼ばれる江ノ島への道だが、昔に比べると色んなお店ができて賑やかになってきたようにも思える。湘南モノレールや江ノ電で江ノ島に来たときはこの通りを歩く。江ノ島への参道といった雰囲気がとても色濃い。

 江ノ島からは江ノ電で鎌倉へ移動。沿線は好天の休日だけあって道路は渋滞、途中の駅も人だらけ。そして江ノ電もメチャクチャ混雑している。いつもの休日の鎌倉が戻ってきたような感じがした。

 鎌倉に到着すると我が家は改札を出て左側の御成通りへ行く。前回鎌倉に来たときも行きつけにしているカフェに行ったが、そこもこの御成通りにある。今回もその行きつけのカフェにまず行く。

我が家行きつけのオープンカフェ、The Good Goodies

行きつけにしていると言っておきながらいつも飲んでいるのはマサラチャイなのだが、ここに来るとこれを飲むのを楽しみにしている。通りから一本入った路地にあるお店。

一息ついてから通りを散策すると、以前はなかったお店を発見。感染症騒ぎもあり一家でこの御成通りに来るのはほぼ1年ぶりだった。

やきいも専門店「いにしえにし」

 このお店、決して安くはないが「冷やし焼き芋」なるものと、焼き芋に服を着せて出すアイデア、そして焼き芋自体もとても美味しい。(ただし小さいが) 一年お留守にしているとこんな新しいお店もできるのかとビックリ。僕は先日もこの御成通りには来たが、その時は先述のお店でマサラチャイを飲んだらすぐに駅に戻ってしまったのでやっぱり1年ぶりだ。

 駅前にある広場に移動をして焼き芋をさっそく賞味。この広場も一年前にはなかった。以前は時計台の後ろに喫煙所があったがそれを撤去して広場を拡張、雰囲気もすっかり明るくなった。

 再び御成通りに戻るともう一カ所ある我が家行きつけのお店へ直行。もちろんこのお店も1年ぶりになる。

トルコ雑貨ミモザ

 我が家は以前にも何度か書いているがトルコが大好きで、御成通りにこんなお店があれば立ち寄るのは当たり前。そのうちお店の方とも仲良くなり御成通りにわんこを連れて行くといつもかわいがってもらえる。我が家のわんこの名前はもともとトルコ語なので尚のこと覚えてもらえている。今回は一年ぶりということもあって特にかわいがってもらえた。

 ミモザでしばらく立ち話をし、御成通りを最後まで歩き引き返す。周囲はすっかり真っ暗になり店じまいの雰囲気が漂う。健全都市鎌倉らしく暗くなるとしだいに店じまいの雰囲気が漂う。

日暮れどきの御成通り

 再びミモザに立ち寄りケバブも買う。雑貨だけではなくてケバブとドンドゥルマ(トルコアイス)も食べられる。ケバブは持ち帰りにして今日の夕飯に。

 聞けばミモザもこの1年かなり苦しく、お店も閉まる直前だったという話を聞いた。今は今でお店を開けても、今度は以前ほど自由に商品が入ってこなくなっているという。それでも取り寄せられるものをお店に出しているようだ。店主さんの気持ちを完全にくみ取る事はできないが、そんな中なんとかお店が続き、今日はこうして我が家のわんこと再会できたのはこちらも嬉しいが店主さんもかなり嬉しかったのではないかと思う。と思ってしまうくらいに今日は我が家のわんこを可愛がってくる。

 二度目に立ち寄って話をした時にはけっこうトルコの話で盛り上がり、やっぱりトルコで何か食べるときは仰々しいお店よりロカンタ(小さな食堂)で食べるのがいいねなどという話などもした。妻と新婚旅行でトルコに行ったときもそんな感じで町で見かけた食堂にふと入ってみたり、町のスーパーに入ってみたりとローカルな生活に直に触れるような旅をした。ちょっと前にもかなりリアルなイスタンブールの夢を見たこともあってトルコも行けるのであればまた行きたい。

 ミモザを後にするとすぐ近くにある小川軒でレーズンサンドとシュークリームもお土産に買う。このレーズンサンドはかなりマルセイバターサンドに近いケーキだが、レーズンが全面に出されている。シュークリームは皮がしっかり固い食べ応えのあるもの。写真を撮り忘れて紹介できないのが残念。

 御成通りはよく「日本で一番衝動買いのリスクが高い町」と言われている。来るたびに新い店が登場し、どこのお店のディスプレイも並外れて魅力的。フラッと立ち寄っていつの間にか買い物をしている飲食店が立ち並び、人混みも多すぎず少なすぎずの明るい雰囲気。駅の反対側の小町通りにはない落ち着き、観光地でありながら生活臭も感じられる親しみやすさは一度良さを感じてしまうと小町通りに騒々しささえ感じてしまう。

 帰りは駅の反対側にある小町通りの長島屋で善哉でも食べて帰ろうと思ったが、行ってみると閉店だったので早々に退散。御成通りは店じまいの時間でも小町通りは相変わりイモ洗いで賑わっている。どちらにしても鎌倉なので恐ろしく閉店の時間は早い。小町を覗いてみるのもだいぶ久しぶりの事だった。

 あとは横須賀線で大船まで行き、バスに乗り換えて帰って来た。この日の夕食はミモザで買ったケバブ、具だくさんでとても片手持ちで食べられなかった。次に御成通りに行ったらまたきっとケバブは買うのだろう■

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