ちょっとだけ前向きな言葉(233・234)
●何をしても真剣に取り組めない人は劣等感もない。劣等感があるのは多少なりとも努力をしている証拠かも知れない。
劣等感は成長過程で必要とまでは言わないが大きな成長要因とも言える。劣等感を持つ人は自分の現状に満足せず、常に前進しようとする気持ちを持っているものだ。自身の不足や課題を認識し、それに対処するために努力を重ねる原動力になっているからだと思う。
逆に何もかも満足している人々は、変化や成長を無意識のうちに避けている可能性がある。彼らは劣等感が少ないため現状に満足し新しいことにチャレンジする意欲を持ちにくくなるからだ。
故に劣等感を持つことはむしろポジティブなことと考えても良い。劣等感は自分を高めようとする欲望や、未知の領域に飛び込む勇気を示す兆候で、それを超えて人は一歩前に、さらに上へと進んでいくものだと思う。努力を惜しまず、向上心を持ち、自己成長を追求する姿勢こそが、成功への階段を登る鍵となり、劣等感はそれを支える一つの要因とも言える。
劣等感があることは、決してネガティブなものではない。自分に対する批判的な目を持ちつつも、その批判を前向きなエネルギーに変える力を持っていることを忘れてはいけない。劣等感を抱きながらも、その先に広がる成長と達成感を信じて、一歩ずつ前進していくべきである。
●身の上にこれから起こる良いことも悪いことも全てはロマンティックな始まりだと日頃から思えば今日も楽しくなる。
未来に待つ素晴らしい出会いや出来事はまるで物語の一場面のように思えることもある。その舞台裏には自分自身が主人公として成長し、新しい経験を積み重ねるためのチャンスが広がっているはずだ。喜びを感じる瞬間や成功の瞬間は己の努力や希望の結晶であり、その瞬間が新たな物語の始まりとなる。
一方で、困難に面した時期や挫折もまた新たな道を切り開く冒険の一部であろう。困難な状況に直面したときこそ自分の内なる力や創造性を発揮し成長する機会だと考えることができる。その瞬間こそが、次の章への扉を開くきっかけとなる。
自分に起こったこと一つ一つを振り返り、その偶然性や必然性を思うとき、すべての出来事をロマンティックな始まりとして受け入れられるかも知れない。良いことも悪いことも全ては自分の人生の中で織り成す重要な糸となり得るものである。楽しいことに感謝し、難しいことに立ち向かう勇気を持つことで毎日を前向きに過ごすことができるだろう■
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