見出し画像

ちょっとだけ前向きな言葉(221・222)

●物事が悪い方に向かいそうだなと思った時、自分自身と向かい合っていたかどうかを省みるといい事がある。そんな気がいつもする。


 物事が悪い方向に進みそうな兆候が現れた時に、自分自身の行動や考え方を振り返る余裕があれば是非とも振り返るべきである。もし状況や出来事が良くない方向に進みそうなとき、その原因や影響を理解するために自分の行動や選択に焦点を当てることが大切だし、自分にできる最低限のことでもある。

問題回避の手段としてこれまでの自分を顧みることも重要

 何らかの問題が起きた際にその原因や背後にある要因を考えることは客観的に自分の行動や判断を見つめ直すことにも直結する。自分自身を洞察することで何かのきっかけを見つける可能性もある。この洞察は将来同様の状況に遭遇したときに、より良い選択をする手助けともなるかも知れない。

 悪い状況に遭遇したときには冷静に自分自身と向き合い、自分の行動や考え方を見つめ直すことで、前向きな変化や改善をもたらす可能性がある。失敗しそうな人は大抵その辺りに気づかずに目前の問題にばかり気を取られている。


●必要以上には人を褒めるべきではない。そこに羨望や尊敬の念がないのなら褒めるだけ相手を突き放しているのと同じ。


 褒められて怒る人は少ないだろう。大抵の場合褒めるという行為には羨望や尊敬の念が秘められていてそれが確実に相手に伝わるからだ。

 相手を肯定するだけでなくその背後に羨望や尊敬の念がある場合には、褒めることが本当に意味を持つだろう。しかしながら褒める行為がただ単に感情表現や社交的な行為だけでその裏に深い感情や尊敬がない場合、相手はむしろ褒め言葉を突き放されているように感じる可能性がある。

同じ褒めるのであれば心から褒めること

 褒めるという行動は他にも担ぎ上げる、煽てるなどいろんな行動と酷似しているため、褒められていても日頃の相手の態度や距離間から違和感を感じやすいものだ。そしてもしもそこに違和感を感じるほどの褒め方がある場合は本当に褒めているのだろうかと疑心暗鬼になる可能性もある。

 褒める行為は相手に対する真の感情や尊敬を含むもので、それができないのであれば大袈裟に相手を褒めるべきではないのかも知れない。空虚な褒め言葉は、相手に不信感を抱かせ却って距離を遠ざける結果となり得る。相手に対する真摯な感情や尊敬がなければ、それは最悪の場合相手をばかにしている行為にも受け取られるリスクがある■


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?