見出し画像

ちょっとだけ前向きな言葉(149・150)

●自分の足るを知ればそれ以上のものは他の人に分け与えられ、結果として一人でも多くに幸福が行き届くのではないだろうか。

 もし自分が自分自身の欲求やニーズを満たすことをよく理解し、それに満足しているのであれば、余分なものや他人との比較に固執する必要はなくなるはず。それを理想としそれに近い状態に常に歩み寄る努力は欠かしたくない。

 また自分自身の満足に集中することは他の人々の幸福にも貢献する可能性もあるのではないかとも思う。自己満足感を持ち自分自身が幸福である場合、その幸福感は周りの人々にも広がり、他の人々の幸福にも影響を与える可能性があるはずだ。

 言い換えると、他の人々に貢献するためには、まず自分自身が満たされ、幸福であることもまた重要ではないだろうか。自己啓発や自己成長に努め、自分の能力や才能を最大限に活用することは他の人々にも良い影響を与えられるような気がする。

 自己中心的な欲望にとらわれず、自己実現や他人の幸福に貢献することを追求することままた人間の理念なはずだ。自己の満足に焦点を当てることで、結果的に他の人々にも幸福が広がる可能性がある。


 もう一つは自分自身の欲求には際限がないもので、そこにある程度の基準点を設けるのであったらあえて余計に欲しがらず、かつて欲求が満たされた最低ラインを忘れずにいて、それを乗り越えないことを心がけるべきなのではないだろうか。

●相手のことをよく知ろうともせず自分のことばかり知ってもらいたがろうとするのは人として未熟な現れだろう。


 端的に言うと他人との関係において相手を理解しようとせず、自分自身のことばかりを主張する態度は、成熟していない人間の特徴である。

 人間関係は相互の理解や共感に基づいて築かれるもの。相手の立場や感情、考え方を理解しようとすることは、良好な関係を築くために欠かせないことだ。しかしそれすらも忘れて自分自身のことばかりを主張し相手を無視してしまう態度は、他者とのコミュニケーションに対する姿勢を疑われても致し方ない。

 自己中心的な思考から脱却し、他人の立場や感情を尊重しようとする人のこそが誠実な人間の立ち振る舞いの基本であるはずだ。それらにも欠けた立ち振る舞いは成長や発展の機会も制限され、側から見ていてもすぐにわかるもの。



 視点を変えれば人間関係において相手を理解することの重要性にも言及できる。

 自分自身だけにフォーカスするのではなく、相手の視点や感情にも目を向け、相互の理解を深めることが大切であることは誰でもわかるはずだ。成熟した人間としての成長や豊かな人間関係を築くためには、相手のことをよく知ろうとする意識が欠かせない。今一度自分自身を振り返り思い当たる事がないかどうか確認したいものだ■

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?