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双極性障害の治療を再度始めました。

こんにちは、こんばんは。フリーランスライターの羽花です。
今回は双極性障害の治療について書き記していきます。

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今から約10年前、私は双極性障害と診断されました。
診断された時は絶望的でしたよ。
だって完治することのない病気だから…。

そんなこんなで治療を進めて行くんだけど、イマイチ効果を感じれず。

今思うと常に強いストレスがかかった状態だから、そりゃあ良くもならない…。
働ける状態じゃないのに無理やり仕事していたので、心身ともにボロボロでした。

3年ほど通院した頃、めんどくさがりやの私は「どうせ良くならないなら通院を辞めよう」と思い勝手にバッサリと通院を辞めました。

もちろん、薬も勝手に辞めちゃいました…。(みなさんは絶対真似しないでくださいね)

ただ、不眠症とPTSDの発作だけは自力で対処できないため、近所の内科でハルシオンとデパスだけ処方してもらっていました。

通院を辞めている間はうつにならないよう、自分でストレス要因を除去。
特に人間関係に重点をおき、付き合う人を慎重に選びましたね。

あとは仕事!
社会不適合者の私はどれだけ頑張っても会社員に向いておらず…通院を辞めて2年ほどたったタイミングでフリーランスに転向しました。(今はめちゃくちゃ快適です!)

しかし通院を辞めて3年がたった頃、線維筋痛症の症状が出始めて新たな病気と闘うことに…。

線維筋痛症に使える薬は限られてます。
いろいろ試した結果、副作用もなく痛みを抑えてくれたのが「サインバルタ」でした。

サインバルタは疼痛治療にも用いられますが、一般的には抗うつ薬として使われている薬。
ぶっちゃけ双極性障害との相性はよくありません。

しかし、拷問のような痛みから逃れるためには飲むしかない。
私は迷わず服用を決めました。

「やっと合う薬が見つかった!」

めちゃくちゃ嬉しかったですね。  
だって拷問級の痛みから開放(減少)するんだもん。

ちなみにサインバルタに辿り着いたのは、線維筋痛症と診断されてから2ヵ月後。
それはもう長い長い旅路でしたよ…。

しかし、喜んでいたのも束の間。
服用開始2~3ヵ月ほどで双極性障害がひょっこり顔を出してきたのです。

それまでフラット~軽躁だったのが、完全に躁転してしまいました。

夜は眠れない(眠気がこない)、痛みがあるのに活動してしまう…当然痛みは悪化。

飲める鎮痛剤、強い睡眠薬を処方してもらったが、はっきり言って"イタチごっこ"。

「これでは心身ともに壊れてしまう…。」

そこで私はようやくメンタルクリニックへ再通院することを決めたのです。

メンタルクリニックの受診は3~4年ぶり。久しぶりに行くため少し緊張したが、相性の良い先生なので大きな抵抗はなかった。

時系列で状況を説明し、今の心境や症状をぶちまけた私。そんな私に向かって先生はこう言った。

「良くない状態だな~」

はい、わかってます。ものすごーく自覚してます。 それなのに、処方される薬に「太るから嫌だ!」とケチをつける私。

先生は「そんなこといってる場合じゃない!」と怒っていました(苦笑)   

そんなこんなで双極性障害の薬を飲むようになったのですが、これが効果てきめん!!!

夜寝れる日が増えた、イライラが減った、痛みが緩和した。

嬉しい効果がいっぱいで、もっと早く受診しておけばよかったと、いや、通院を辞めなければよかったと痛感したのは言うまででもない。

今はまだ様子見の段階なので週1回のペースで通院している。

正直めんどくさいが、少しでも生きやすくするためには必要なことだと自分に言い聞かせ踏ん張っています。

また、先生は線維筋痛症に知見があるようで、精神が安定すると痛みが和らぐ可能性があると言ってくれた。

整形外科の先生もメンタルクリニックへの通院に賛成してくれ、診断から1年でやっと1歩前に進めた気がする。

まだまだ薬の調整は必要だが、心身ともに落ち着いてなるべく穏やかな生活を送れるよう、治療に励むつもりだ。

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線維筋痛症は、全身疼痛や倦怠感などを主訴とする原因不明の難病です。明確な治療法もなく、罹患されている方は対処療法で毎日痛みと闘っています。

罹患者が多いからと指定難病にもならず、福祉サポートも受けられません。まともに仕事もできないのに医療費は通常と同じく3割負担。薬の量も多いので毎月1万円以上は飛んでいきます。(泣)

また、線維筋痛症も双極性障害も、単体だけでも非常に辛く苦しい病気です。

直接生死に関わる病気ではありませんが、あまりの辛さに自死を選ぶ人も多い病気。特に双極性障害はうつ病よりも自殺率が高いと言われています。

線維筋痛症も双極性障害も、発症メカニズムは明らかになっていません。そのため治療法も明確ではないため、現在処方されている薬は”効果が期待できるだろう”というあやふやなものなのです。

1日でも早く発症原因や治療法が明確になるよう、私は今日も、そしてこれからも啓蒙活動に力を入れていきます。



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