花札の景色

昨日はホテルオークラでファッションショーでした。
…出演したのではなく(当たり前)、ご招待いただきました。
桂由美さんの55周年記念ということで、ファッション業界で50年以上も戦い続けてきた一流の方の貫禄を見せつけられたようで、もうウットリ~。

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ホテルオークラは、地下鉄神谷町駅から少し歩きます。
平日のお昼、ガランとしたオフィス街を歩いていると、
昔はいつも色んなこと妄想していたなぁって思い出しました。

「港区だったらここら辺に住みたい」
「ほどよくお金持ちでほどよく素敵な彼と…♡」
「駅から遠くても高台が必須条件」
「ここのマンションは窓と壁の色がステキ…」

街をふらふらしながら、新しい仮想の彼との生活に思いを巡らせるのが大好きでした。不動産サイトの物件を眺めるのも楽しくて…。

それなのに。

昨日は都心を歩いても、まるでときめかないのです。
シックでおしゃれなカフェも、ガラス張りの美しいオフィス街も、まるで私の心を掴むことがないのです。

森に囲まれた新しい家に早く帰りたくて、駅を降りた途端に空気が透明になる、新しい町に早く戻りたくて、しん…とした森の音が早く聞きたくて、家路を急ぎました。

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だって、こんなかわいい梅の花が、テラスの向こうにぶわわ~んと咲いているのよ? 水仙と梅がミックスされた香りを知っている?

窓から大きな梅の木が見えるのですが、今朝、鳥が十羽くらい来ていました。すずめかな…?とよく見ると、なんと皆さん、ベリージャパニーズな黄緑色をしているではありませんか。

ウグイスだ!


梅にウグイスって本当なのね…。しかもこんなに沢山、まるで花札の絵柄そのものの光景に身動きが取れず、写真も撮れず(逃げちゃうし)。

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こちらは東側にお住まいの大家さん宅の庭(の一部)。
引っ越して1ヶ月にして、何故か大家さんと仲良くなってしまった私はお庭も見学させて頂き、今日はふきのとうが取れるからと教えて頂きました。明日…ふきのとう狩りしてきます笑。

今の私がときめくのは、東京の文化ではなく、湘南の自然…。
人って変わるものですね。だから人生っておもしろいね。

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