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見落としがちな職務経歴書の記載方法や面接でのポイント

久しぶりの投稿です。2023年はできれば更新頻度あげていきたいです。
完璧なものを書く、と決めてしまうと全然かけないので、とりあえず更新常にする習慣をつくっていきます。

さて今回は転職エージェントをやる中で感じる、
・もっとこういう職務経歴書を記載した方がいい
・面接でよくみるNG理由
について共有します。

これを共有したい背景としては、もっと準備すればこの企業通過するのに、といった方をたくさん見てきており、非常に勿体なさを感じたためです。

各エージェントがこうした記事を記載しているので、あまり目新しいものはないかもしれませんが、何かしらの一助になれば幸いです。

職務経歴書の記載方法

よくあるパターン

職務経歴書の記載でよくあるパターンが以下です。
①職務経歴概要
②各PJの記載(PJ概要、開発環境、工程、役割)
③自分の技術スタック
④自己PR(2~3行)

このパターンのネックは特に②です。
例えば、
採用管理システムの開発/基本設計~テスト/Java(Spring)、Linux、AWS
/PJ5名のメンバー
と記載があったとします。

これだと、「そのシステム開発の中で工夫した点はなにか?」「どう取り組んでそれが課題解決にどう影響したのか?」「扱っている技術環境はもう少し詳しくわからないのか?」といった問題がうまれます。

そしてこのようによくわからないケースは、「とりあえずあってみるか」とプラスになるケースは、採用に本当に困っている企業位で、ほとんどの企業からは「よくわからないから書類選考お見送りで」となる場合が多いです。

職務経歴書の注意点

①各PJ概要は詳細に記載する
PJ概要は詳細に記載するのがベストです。
詳細にといってもどう記載すればいいかわからない場合も多いと思うので、よく以下の点で記載するようにお伝えしています。

・課題Aがあり、それを解決するためのPJがある
・その中で自分はBというアクションをとった
・その結果Cという成果に結びついた

最低でも上記のような、課題⇒自分のアクション⇒成果実績、といった文脈になるように記載することは必要です。

なお、より細かい点で記載するとすれば、以下リクルート社のスタディサプリ(元Quipper社)の採用フローに記載されている内容が非常に参考になります。

②詳細な技術スタックの記載
技術スタックについても、簡略化されているケースが多いです。
例えば上記のケースだと、クラウド環境にAWSとだけ記載があり、その中で何を使っていたのか(EC2、Lambda、S3、RDS、、、)といったところまで記載しましょう。

③自己PRについて
自己PRも非常に重要な点です。特に業務内のこと以外はここで記載するしかないので、業務外に学習をしている人はここに詳細に記載ください。

面接でのポイント

面接でも、技術力不足やコミュニケーションがうまく取れずお見送りになってしまうケースがあります。
勿論どうしようもないケースや、ミスマッチのケースもあるため、そうしたものは仕方ないのですが、以下のような点でお見送りになるケースもあるため、このあたりは自分の業務内容を振り返って準備しておくとよいと思います。

よくあるお見送り理由①:主体性を発揮したエピソードがない

これは非常によく見られるお見送り理由です。
言われたことしかやっていない、と思われないように、主体性を発揮したエピソードを振り返ってください。

この時注意すべき点は、主体性を発揮したエピソードの強さです。上述したように、各種PJでは、解決すべき課題があり、それに向けて各自が動いています。なので、その課題解決に対してどれだけインパクトのある行動を主体的にとったのか、これを意識したエピソードを伝えるようにしてください。

よくあるお見送り理由②:システム全体像を把握していない

これは特に若手の方/上流部分はあまり触れていない方によく見られるお見送り理由です。

システム全体の技術構成や、そもそもユーザーの抱える課題はなんだったのか、その中で自分が携わった工程/システム部分はどういった役割を占めていたのか、を振り返るようにしてください。

よくあるお見送り理由③:手段が目的化している

これは色々なパターンがありますが、一番多いのは、「特定のAという技術を使いたい」というように、技術が目的化しているケースです。

特に事業会社では、技術はあくまで手段です。例えばGo言語を使いたいからプロダクトの技術環境をGo言語にする、といったことはなく、プロダクトの今後を考えたときにGo言語が最適だからGo言語を使用する、といった考え方です。

勿論今かなりレガシー環境にいらっしゃる方は、「モダン技術を使いたい」ことが転職理由になる場合があります。これ辞退が100%間違っているのではないですが、モダン技術を使いたい理由はなにか、モダン技術を使えた方がプロダクトにとってどうよくなるのか、あたりはしっかり準備しておくとよいです。

まとめ

今日は私自身が仕事をしてて感じる、「もっとこう職務経歴書を記載した方がいいのに」「面接前に一度準備していた方がいいのに」といった思いから、つらつらと記載しました。

この記載内容は転職活動するしないに関わらず、仕事をするうえで大事な点になってきます。もし今自分自身で「主体的に動いたエピソードが薄いかも」「システム全体像あまりわかっていない」という方がいらっしゃれば、是非仕事をする中でその点も意識いただくとよいと思われます。



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