詩日誌 2023.09.13
2023.09.13
1.
朝、茗荷谷の家で洗面室のフロア工事があったので、作業の間ソファーにごろんとなって森見登美彦の『熱帯』をかじり読んでいた。
ある本を巡る謎を追いかけている内にその本の中へと登場人物たちは吸い込まれていくようだった。
前回、読んでから少し間があいていたので記憶に出来たギャップが埋まりきらず頁を前後させながら読み進めている。
JJJのMaktubがCDプレイヤーから流れている。
2.
今日は独りでいる時間が長かった。
そして久しぶりで深く祈った。
深く祈るとは何かと聞かれても答えづらいのは、それがそもそも言葉に出来ない領域を含むものであるからだろう。
長く祈ればいいというわけではない。
僕の人生を支えた祈りから得た答えはしばしばとても短いフレーズであった。
それを求めて長く祈ることもあった。
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