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7 days book cover challenge2020(day1-3)

ロックダウン中の4−5月頃にSNSでの投稿が盛り上がっていた本の紹介「ブックカバーチャレンジ」。ここでは、元の投稿記事を少しだけ編集してまとめました。

ブックカバーチャレンジとは、「読書文化の普及に貢献するためのチャレンジです。好きな本を1日1冊、7日間投稿するというもの。毎日1人の友達を招待してこのチャレンジに参加してもらいます。どんな本でも良いです。」とのこと。本の内容は書かずに表紙写真だけ、というルールもあったらしいけど、本との出会いや読んだ時期などが自分にとって大切なので、ルール無視して書いている。友達招待も2日目でやめました(ここでは省略)。

#day1 5/10 「愚者の知恵 森の心の語り部たち」今田求仁生,柏樹社

自然を愛する友人(星野道夫さんの本を投稿)から回ってきたバトン。彼女が志村ふくみさんを師としていたこともあり、1日目はこの本にした。

あらためて家の本棚を見てみると、探していた本の近くにこれがあった。なんと、対談に西岡棟梁や志村ふくみさんも!読んだのは2012年で、森林セラピストとして活動していた時期。この本のことは、遠くに住む友人から教えてもらった(著者の今田求仁生さんは、彼女の師)。本の存在は覚えていていも、内容について全く記憶がないのが自分でも不思議。昨年、あんなに西岡棟梁の話(別の本)に感動したのに。

初日だから(休みで暇だし)はりきって、自宅の裏山まで撮影しに行った。

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#day2 5/11 「生物多様性の危機 精神のモノカルチャー」ヴァンダナ・シヴァ,三一書房

そもそもは父が買ったもので、ずっと実家にあった。そのタイトルに惹かれながらも読んだのは10年以上経った後。2014年、映画「ヴァンダナ・シヴァの いのちの種を抱きしめて with 辻信一」に出会ってから。この映画に感動しすぎて、生まれて初めて自主上映会を企画した。映画+カレーのイベントもやって、楽しかった。

(注)これと同じ本(初版1997年)は絶版で、改訳版(2003年)も絶版。
なお、もとは5本の論文なので、難解。

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#day3 5/12 「こころの処方箋」河合隼雄,新潮社

高校2年生の確か夏休みに、実家に帰った時。進路のことで「音大に行かない。ピアノも辞める」と宣言し、父親と壮絶な大喧嘩になり勘当されかけた。しばらくは口も聞かなかった当の父親から「読め」と渡された(だれのおかげで悩んでるんだか、笑)

ともかく河合隼雄先生に感銘を受けて、心理学に進路を決めた。残念ながら直接の教えを請うことはできなかったけれど、わたしは臨床をやりたかったわけではないので、大学では心理学をやめて人間科学専攻を選んだ。親は進路に干渉しようと思ってこの本を薦めたわけではないが、わたしの人生に大きなきっかけをくれた。 

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だいたい人より悩むこと(コンプレックス)が多いと自覚していて、その根源が、幼いころからの特殊な家庭環境と親の期待によるプレッシャーと、それらすべての土台となる貧乏暮しだった ・・・親も家も大嫌い!というわたしの心の中は(恐ろしくて)当時ぶちまけられなかったが、悩んでいることは察したのだろう。親のほうも悩んでいたのだろうと、今となっては思う。しかし、実行されなかったとしても「勘当」を言い渡されたことのある人(しかも女子)はそんなに多くないと思う。

親離れ・自立の象徴として「親が死ぬ」あるいは殺す夢を見ることがあるらしい。わたしはこの時期、家にライオンが襲ってくる夢を見た。自分は飼い犬を連れて逃げた。日本の田舎にライオン登場・・・壮絶な親離れにふさわしい設定。夢の中でツッコミ入れる余裕はなく、怖くて泣いた。ショックすぎて未だにぼんやりと覚えてる。

そんなわたしの生い立ちについてはこちらに。

ブックカバーチャレンジのつづきは、また!

(おまけ)

そもそもこれは海外で始まったゲームのようなもので、2016年ごろから?らしい


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