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リスキリングという教育に踊らされ

勉強を人から促されてやるというのはよくて小学生まで
あとは分別がつくのだからやるかやらないかは自分次第
それなのに、今度は政府が教育までを支援するという
大切なことはリスキリングではなく、自分の学びたいと思うことを学び続ける自己生涯学習である
いい大人が自分で勉強をしないなんてどうかしてると思う
ましてや、人に促されないとやらないなんて……

ホワイトすぎるからやめる若者

少し前にホワイトな会社をやめる若者が急増しているというニュースを見ました
理由はホワイトすぎるから自分が成長していけるかが不安になるとのことでした。
『僕』はこれを見てなんて贅沢な悩みなのだろうと思うと同時になんて悲しい人間なのだろうと思った。
会社が何か宿題を出してくれないと自分では勉強や仕事もできないということである。
これはとても残念なことです。
学ぶということは自己の内発的なものを通してやるべきことなのにそんな意識がないというのは不安を持つ理由を間違っているとしかいえません。

リスキリングという損得勘定込みの学習

働くためという利益を期待してやる勉強は楽しくもありませんし、その発展性は何も望むことはできません
なぜならば、「お金を稼ぐ」という利得のためにやるのであるからしてそれで得た知識は所詮、働くためのものになってしまいます。
それが好きであり、その先にもっと知りたいことがあるなどでしたら、良いのですがただ新しいスキルを身につけてお金を得ることを目的とした場合の学習はほぼ無意味と言っていいでしょう。
そもそもお金を稼ぐような仕事というのは自分が好きで好きで仕方ないことをやり続けてたら、なんか仕事になっていたというものです。
リスキリングでこういった講座を受けましょう。
仕事のあとにこの時間だけ講座があるから勉強しましょうという気概で働ける人材になるかというとNOです
例えば、野球選手の大谷選手が練習を夜の19時までだからやめよう。
将棋の藤井さんのような人間が将棋の勉強は3時間までですと言ったらあの最年少で記録を作れたでしょうか

均質化を求める学習では詰んでいるということ

やれ、英語を勉強しろ、やれ、プログラミングをやれ
人から押し付けてくる学習ほど無意味なものはありませんし、学習を強制し均質化させる行為などは以ての外です。
サンデル教授の本にも書いてありましたがデコとボコ、凸凹をお互いが補うような社会にすればいいのです。
それをひとりで何でもできるけど、同じような性能の人間を量産しても意味がないのです。
義務教育にも言えますが、確かにひと昔前の昭和の頃は理にかなっていました。
団塊世代のような黄金の卵と子供たちがもてはやされて労働力としてすぐに必要な高度経済期。
工場で働くための最低限の能力のある均質化された人間が必要でした。
(これは産業革命が起きたときに言われていた歴史では当たり前のことなのですが……)

しかし、今の時代においてはこの均質化された労働力はAIへと置き換わっていこうとしているこの時代に無意味であることを理解している人が少ないため、このような間違った方へ力やお金が流れてしまうのです。

合理性の外で考えるべきことを持つこと

人の人生を数字で考えるべきではありません。
確かに数字での管理は大事です。
しかし、その尺度を自分の生きているすべてに適用してしまうとコスパが良くて、「合理的」なものへとなってしまいます。
しかし、それではAIに劣る人間として人としての尊厳が失われてしまうのです。
人生で優先すべきはいつだって数字で管理されるものではなく、自分の尊厳という数字に変えられず、「価値」などというものでの尺度を用いて測られない生き方なのではないでしょうか

その合理性の外へ出る行為として自分の好きな生涯学習があり、好きなこと、夢中になることがあるのではないかと思います。
だって、好きなことだったずっとできるし、勉強というよりもそんなことを意識しないでできるのですから……
それをやり続けているといつの間にか仕事になっているものなのです。
真剣に好きなものに取り組むことを見つける時間や感性の方がよほどリスキリングより人生を豊かにしてくれて自分の仕事としていい結果をもたらしてくれると思います。

具体的な生涯学習方法

自己啓発系の本で有名な物を一つ具体例として紹介します。
ミス・エルザのワークブック作成方法です。
これは実践するドラッカーという本に書いてあったことで、この方法にすごく感銘を受けて以来、『僕』は20年近く続けてきました。
その方法はとてもシンプルな方法です。

  • 毎月一冊、ノートを用意する(『僕』は今ではiPadを使用しています)

  • ライティング、経済、歴史、などなんでも構いませんから学ぶべきことを一つひとつについてそれぞれページを割り当てます。

  • 週はじめに各項目について、具体的にやるべきことを書き出します。

  • 週末に実際に何をどのように行なったか結果を振り返り、記入する

  • 次週のやるべきことを具体的に書き出す

これを行い繰り返していくことで目標と現実のギャップさが明らかになり改善点が見えてきます。
目標を達成できた時もその過程を復習することで次に何をするべきかの大きなヒントになるのです。
ドラッカー教授はこれを生涯の習慣として生涯学習をしていきました。

この方法は『僕』も20年間続けてきてとても素晴らしい物であると感じることができ増したので是非、皆さんにシェアしたいと思いここに書きました。

結語

こんな偉そうなことを書いてきましたが、学生時代は勉強なんて大嫌いでした。
実は本もあまり読めませんでした。その代わり、漫画は大好きでしたが……

うちはそんなに裕福な家庭ではなく親も本を読むという習慣はありませんでした。
狭い家の中で、親と弟2人がいると本を読むという行為がどこか小っ恥ずかしい感じが否めず、漫画を読んだり、ゲームばかりしていました
これはいい訳ですが……

これが変わるきっかけは国家試験を受けるときでした。
模試の成績もそこまで悪いわけではなかったのですが、そこまで大きな試験を人生で受けてこなかったため試験に受かるのか、勉強方法としてもっといいものはないのかと考えました

そのときにはじめてビジネス書などの自己啓発本、実用書という類いを読むようになりました。
そこから自分で常に学ぶときは隣に本がありました。
こういう経緯もあり、自分で勉強をする大変さを知っているからこそ若いうちから打ち込んでほしい、はじめるのも遅くはないという気持ちでnoteを書いた次第です

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