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医療職のジレンマ:国家資格をとっても時給1400円で,コンビニバイトより稼げない現実

病院で働くといいように思われることがありますが、それも職業によりけりで……

お金が手に入る職業かというとそうでもありません。
そもそも、人件費のパイは決まっているためで、あとは個々の病院の配分比率の違いによってことなります。
実は堅実そうな医療業界ですがそんなことはなく先が見えないもので……
病院はそうそう潰れないでしょ?
というかもしれませんが、2023年度の医療機関の休廃業・解散件数は709件となり過去最多になっています。
原因の主なものとしては

経営者の高齢化:特に診療所では、院長の高齢化による廃業が増加しています。

後継者不在:高齢化に伴う廃業の多くは、後継者が見つからないことが原因となっています。

経営環境の変化:医療技術の進歩や患者のニーズの変化により、従来の経営モデルが通用しなくなっている可能性があります。

過剰債務:設備投資や運営コストの増加により、債務が膨らんでいる医療機関もあると考えられます。




やはり、人件費の確保、光熱費などの物価高で資金ぶりの苦しい病院が多いのです。
また、背景には経営者の高齢化や後継者の不在問題も多いようです。
それによって、病床数を地域へ返したり、他の医院との合併などもあります。

時間というのもどんぶり勘定です。
残業代も出ますが、救急の患者がきたとなれば、それに対応し、急変したとなればそれに対応し……
そういう細かいものはカウントされません。
気がつけばずっと働いているよねというのが医療業というものです。

おそらく労基なんて守っていたら潰れるし、そういう仕組みでは医療は回らないという事情もあります。

病院で働くということをどのように向き合うのか
おそらく病院で働くだけでは十分なお金を得るのは難しいものがあると思います。
とくにコメディカルに関していうと厳しいでしょうね
そのため、アルバイトをする人も少なくありません。

病院での時間の固定
生成AIなどをはじめこれからテクノロジーは進化していきます。
このときに自分の健康や時間というものは何にも変えられないリソースになるかと思います。
これを意識してどのように生きるのかということは、これからの一般常識と言ってもいいかもしれません。
健康、それは身体的なものはもちろん、精神的なものも含めてです。

お金と時間
この両方を無駄にしないように病院で働くということを考えたほうがいいと思います。
医療で働くというのはそういうことですので
なんで、こんなことを書いているかというと先日、友人と話していて医療というものは他の職業とちょっと毛並みが特殊だよねという話からでした

医療、病院で働くということが必ずしも、安定とは限らないため、お気をつけください
とくにこれから臨床検査技師を目指そうという方は申し訳ないですが他のよい職をあたった方がよいかと思います。

あなたは国家資格をとって、時給1400円で働きたいですか?
お金で言えば,おそらくコンビニや飲食店のバイトをやった方がこのご時世は高い時給がもらえます。
病院で働くというのは前述のとおり予算が限られているが故にこの低賃金でら、解消される見込みがないことは説明してきた通りです。

もちろん、これは働くということをお金で換算して考えたときだけの話です。『僕』だって、自分の仕事は好きですからね。
そういう趣味的という言い方がいいかは別として好きなものがあるということはいいことであるというのは信じておきたいものです。
病院で働くということになあまり幻想を抱かぬようお気をつけください


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