AI絵師、生成AIだと魔女狩りをする前に読む散文
AIのイラストはパクリだからよくない
こんな事を言う人たちが多く、AI絵師などと言ってAIで生成したイラストを揶揄したり自分たちのイラストが盗まれているということを話している人も多くいます。
『僕』が少し言いたいことはAIについてどれくらい知ってそういう発言をしているのだろうという疑問です。
よくある勘違いはAIに学習させたイラストのデータからコラージュをして切り貼りと言ってもいいでしょうAIはイラストを生成しているのだから盗まれている!という人です。
これは間違いです。
学習に使用されているイラストはすべて関数に置き換えて数値化して使用しています。
つまり、ひとつのサーバーやPCに(仮に)盗まれたというイラストのデータをそれはjpgかもしれませんがそれを無くしたとしても学習された数字の羅列のようなもののデータさえあればAIはそこからイラストを生成することができます。
つまりは存在するイラストデータから切り貼りをしてイラストを生成しているわけではありません。
拡散モデルについての説明はここでは扱いませんが、多少の原理的なものを勉強すれば自分たちが何に嫌悪を抱き、不愉快になり魔女狩りを行おうとしているかがわかるはずなのです。
いま、Twitter、Xで行われているヤジの飛ばし合いを解決するのはこれに尽きるのではないでしょうか?
もしこれで解決できないのであれば必要なのはAIの専門的な知識ではなく、人間の心を治す精神科医なのかもしれませんから
生成AIによるイラストの問題は複雑です。
以下に問題を書き出してみましょう
このように、AIイラストをめぐっては様々な意見があり、簡単に結論を出せる問題ではありません。
技術の発展と、創作活動における人間性の尊重をどうバランスさせていくか。
クリエイターの権利をどう守りつつ、AIの恩恵を広く社会で活用していくか。
これらの問いに、私たちは真摯に向き合っていく必要があります。
AIイラストに批判的な意見も、クリエイターの立場に立てば理解できる部分があるでしょう。
一方で、AIの可能性を全面的に否定するのではなく、建設的な議論を重ねることが大切だと思います。
AIと人間クリエイターが共存・共創できる道を模索し、
新しい創作の形を追求していくことが、これからの私たちに求められているのかもしれません。
クリエイターが嫌悪する気持ちがわからないわけでもありません。
今まで生きてきた時代が人にはあり、早々に価値観を変えろと言われても難しいでしょう。しかし、技術的なものでの社会や作品などの人や物の在り方が変化をするということは知っておいたほうがこれからの時代に生きる人間として波に乗っていけるのではないでしょうか
計算機を、Excelを使わずにソロバンを使う人がいるでしょうか
何か知りたいことがあればインターネットで検索をせず、近くの図書館まで歩いて資料を探す人がいるでしょうか
便益性のすべてが正義であり、絶対的なものであるとはいいません
しかし、そういう時代なのだということなのです。
『僕』たちの生きている時代は……
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