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最近の記事

ドラマ・小説「友情〜平尾誠二と山中伸弥〜」を視聴して

ふと以下のドラマを視聴して感動したので共有 ちなみに小説版も読みました。 内容 舞台は2015年 神戸 ラグビー界最高のスーパースター・平尾誠二さんはイケメンかつ頭脳明晰、ナイスガイと三拍子揃った名選手。現役時代はリーグ七連覇のキャプテン、引退後は日本代表を率いてラグビー界に尽力していました。そして、2019年のラグビーワールドカップを日本で開催することを夢に掲げていました。 一方、iPS細胞に関する論文でノーベル賞を受賞した科学者・山中伸弥さんは、平尾さんとの対談

    • 有明フロンティアビル【臨海副都心】

      有明フロンティアビル1996年 開業〜 管理:東京テレポートセンター 東京臨海副都心建設が建設した高層ビル。 国際ビックサイト駅からすぐ。 国際的な人・物・情報の交流拠点として位置付けられた。しかし、建設主の東京臨海副都心建設は2007年に経営破綻。本ビルの赤字経営が原因の一つである。 オフィステナントと数軒の飲食チェーンが入居する無機質なビル。下の画像のように、正面口には豪華な吹き抜け空間が広がっている。エスカレーターは利用者を感知しない限り、停止していた。 休日

      • 東京ファッションタウンビル【臨海副都心】

        東京ファッションタウンビル1996年開業〜 管理:株式会社東京ビッグサイト ゆりかもめ国際展示場駅前のビル。2005年まで赤字が続き財政破綻した。東京ビッグサイト方面へ用事がある客が飲食を求めて足を踏み入れるビル。東京「ファッション」ビルということだが、ファッション要素はどこ。 バブル崩壊期に設計されたビルあるあるの申し訳程度の西洋デザインとチェーン店の違和感。 内部は株式会社のオフィスで埋まっており、財政破綻とは思えない。 90年代建築あるあるのこちらの謎モニュメ

        • 【後編】プロ野球の暗黒時代まとめ【横浜・オリックス・中日】

          今回は、プロ野球で壮絶な暗黒時代を経験した7球団を調査します。 前編に続き、今回は平成後期〜令和に球団史に残る暗黒時代を経験した3球団についてです。 暗黒横浜 (2002〜2015)まずは横浜。プロ野球なのに、練習でサッカーをしていた頃の横浜です。 暗黒時代のスタンドの様子です。当時はTBSからDeNAへ身売りが囁かれており、あまりの弱さから多くのファンが愛想を尽かして、球場へ来なくなってしまいました。 1998年の日本一から、佐々木主浩や谷繁、Rローズの退団が相次ぎ

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          【前編】プロ野球の暗黒時代まとめ【阪神・広島・ロッテ】

          阪神タイガースさん、18年ぶりの「アレ」おめでとうございます! 私もプロ野球が大好きなのですが、暗黒時代の球団を研究することが好きなのです。阪神にも暗黒時代がありましたよね…。 今回は、プロ野球で壮絶な暗黒時代を経験した7球団を調査します。 今回は平成初期に暗黒時代を経験した4球団についてです。 暗黒阪神 (1987〜2001)まずは暗黒阪神。たけし軍団に負けていた頃のタイガースです。以下の動画は、当時の雰囲気を感じ取れる動画です。 1985年の日本一の立役者である掛布

          【前編】プロ野球の暗黒時代まとめ【阪神・広島・ロッテ】

          天才が語るプロセッサ・オペレーティングの歴史と未来を覗ける本

          元MicrosoftエンジニアでWindows95, 98やInternet Explorerの開発に携わられた中島聡氏による著書。OS黎明期から現代に至るまで、MicroSoftエンジニアの視点からIT・経済戦争を客観的に分析されています。 結論「ITの通説から大きく変革していく」 PCの歴史を辿っていくと、どうしても寡占状態の企業が存在します。 「CPU → Intel」「OS → MicroSoft」 独禁法もあるので当然一強ではなく、ライバル企業も存在はしますが

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          ディスプレイ・モニター選びで大事なこと5選

          「新居に備えてモニタを買い換えたい!」 「TLで流れてくる良さげなデスク環境が羨ましい!」 デスク環境を整えるならモニタ選びは大事。 ということでモニタ選びで大事な事をメモしていきます。 1. 〜ノングレア液晶 vs 光沢液晶〜液晶表面についてです。 【光沢液晶の強み】 ・静止画や映像が綺麗に見える ・画面の色が鮮やか 【ノングレア液晶の強み】 ・疲れにくい! ・自分の顔が画面に映りやすい 映画鑑賞やグラフィック重視のゲームをプレイする人には光沢液晶がお勧めだが、テ

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          Technology史2021&2022【CPU/APU編】

          あけましておめでとうございます! 2021年度のIT史を複数部門に分けて、分野別に振り返っていきます。 今回はCPU/APU編です。 ① Intel 今年のIntelは攻めに徹した年というのが印象的でした。 3月に「Rocket Lake」アーキテクチャを採用した第11世代Core iシリーズが発売されました。シングルスレッド性能は向上したものの、それを凌駕するマルチスレッド性能低下、消費電力の爆大などそこまで評価が高いとは言えません。AMDの動きに焦ったIntelの

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          Technology史2021&2022【GPU編】

          あけましておめでとうございます! 2021年度のIT史を複数部門に分けて、分野別に振り返っていきます。今回はGPU編です。 2020年秋頃から需要不足と供給体制の逼迫から、世界的な半導体不足に悩まされ、ビデオカードは店頭から姿を消しました。マイニングが鍵となった一年です。 ① NVIDIA 「Ampere世代 RTX30 Series」を中心に見ていくと、20年度末にはミドルクラス向けGPUである「RTX 3060Ti」が発売され、完売・品薄を繰り返しています。2月に

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          シアトル・マリナーズ 私的歴代ベストナイン

          年末年始で時間位余裕ができたので、クリスマスの日に一人虚しくマリナーズの選手で最強チームを発表します。ベストナインと言うよりベストイレブンですね。 【左腕投手】 Randy Johnson #51 (1989-1998) 球種はフォーシーム・ツーシーム・スライダー・SFFを投げ分け、各球種においてリリースポイントが遅めで、相手打者から球種の見極めがつきにくいのが強み。ダイヤモンドバックス時代の成績は球界最高投手を欲しいがままにしており、1999-2002年の4年間で投手最高

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          「〈図解〉大学4年間の経済学が10時間でざっと学べる」を読んだ感想

          最近、経済学を勉強したいという気持ちに駆り立てられ、衝動的に「〈図解〉大学4年間の経済学が10時間でざっと学べる(著者)井堀 利宏」を読み終えたので、今回はその感想を書きます。 私は都市工学が専門で、都市やまちづくりを工学視点では学んでいましたが、経済学視点での知識はさっぱりです。都市経済学や情報経済を理解して、将来的に役立てればいいなと思い、購入しました。 本書のターゲット層は「経済知識ゼロの大学生・社会人」「経済学部の副本」です。さらに具体的に言うと「経済学では必須の

          「〈図解〉大学4年間の経済学が10時間でざっと学べる」を読んだ感想

          米中を取り巻くAI・ハードウェア覇権争いの行方

          日経新聞にて興味深い記事を見つけた。 「中国のAI論文が引用実績の部門においてアメリカを抜いた」という記事。 中国AI研究、米を逆転 https://www.nikkei.com/article/DGKKZO74616190Y1A800C2MM8000/ そもそも「研究開発投資を対GDP比1%上昇させると、累積で約10%の上昇を見込める」(1)と示された試算があり、研究開発投資に要する予算は論文数とも強い相関があるとされている(2)。 ここでは研究開発投資予算は科学技術振

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          世界の覇権を獲るプロセッサ戦争【三強】

          NVIDIA(米-Santa Clara) 「NVIDIA」関連のニュース https://jp.techcrunch.com/tag/nvidia/ 言わずと知れた米半導体大手の半導体メーカー。 discrete GPU(単体GPU)シェアにおいて、NVIDIAは約80%前後と高く、GPU搭載プロセッサではIntel・AMDと並びまさに三国志状態。開発基盤・CUDAによってNVIDIAのGPUはAIコンピューティング界において支配的な地位を築いている。 Nvidia、G

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          世界の覇権を獲る半導体戦争

          「将来的に半導体業界は伸びる!」 それは誰もが予測する事実であるが、実際どうなの?と感じたので、半導体産業の現代史を追ってみた。 半導体産業のこれまでと今後COVID19、多くの産業において停滞を余儀なくされる中、半導体産業では堅調を維持しつつあった。以下の図では半導体と製造装置の二つに分かれて、出荷額を時系列で紹介してくれている。半導体市場と製造装置市場の今後は伸びを継続していくと見られている。特に半導体市場はITバブル(2000)やリーマンショック(2008)による景

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          大学生が「バブル時代」を知った結果・・・

          先生がコロナによる就職難への危惧について「私の頃(バブル崩壊期)と比べるとまだマシですよ」と仰います。「本当か?」と懐疑的になったので経済の勉強がてら調査してみました。 ターゲット層は「日本の経済金融史を軽〜〜く勉強したい人」「バブルを知らない世代」「バブルについて若者の意見を聞きたいおじさん」です。 全てのきっかけ「プラザ合意」(1985)円安の影響で自動車製品を中心とする日本の貿易黒字(輸出 > 輸入)が大きい一方で、アメリカはドル高から貿易赤字(輸入 > 輸出)が深

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