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話をするとき

何も考えていなさそう、頭の中お花畑そう、とよく言われる。
しかし、そんな私にも人と話をするときに気をつけていることがいくつかある。

1つ目は、3人で話しているときに2人にしかわからない話はしない、ということ。
実はこれ、話をしている側からするとなかなか気づかない。
話を聞いていて、自分のわからない話が出てくるというのは本当に悲しいことだ。1人だけ置いてけぼりで、2人はどんどん盛り上がっていく。
この2人に一切悪意がないのがまたどうしようもなく辛い。
このような思いは一緒にいる人にはしてほしくない。
私が話す時は、出来るだけその場にいる人にわかる話をするように心掛けている。
どうしても限られた人にしかわからない話がしたい時には、わからない人にもちゃんと説明し、一緒に楽しめるようにしている。

2つ目は、家族の話はしない、ということ。
家族の話、これは言葉を選ばずに言うと、ありえないほど地雷が埋まっている。
私がある時、クラスメイトに父の話をしたら「お父さんいない人の前でそんな話しないで」と言われた。
家族の話をすることが悪いことだとは今も思わないが、やはり世の中には色々な形の家族があるわけで。
人を傷つけてしまうのを減らしたいのであれば、家族の話は避けるべきだと思う。
とはいえ、数年前まではそんなことを考える以前に、友達もおらず、好きなこともなかったため話せるのは家族の話しかなかった。
あの時どれだけの人を傷つけてしまったのだろう、とふと思い苦しくなる時がたまにある。

3つ目は、愚痴を悪口にしないこと。
私の中での愚痴と悪口の境界線は、物事に対してか人に対してかだ。
人に対してのマイナス感情は、自分にとってあまり良いことがない。
「罪を憎んで人を憎まず」という孔子の考え方があるのだが、これは本当にその通りだと思う。
一人ひとり必ず良いところがあり、人を悪く言ってしまうと良いところに気づくことができない。
これは本当にもったいないことだ。
また、私が人について悪口を言ってしまうと、聞いている人にその人のことが悪く伝わってしまう。
私が嫌いな人を、私が嫌いだからという理由で嫌ってほしくはない。(日本語って難しい、これで伝わるのかな…)
まあとにかく、悪口は良くないなと思うわけだ。

最後の4つ目は、褒める時は人を、アドバイスする時は物事を、ということ。
テストで100点をとった時、あなたが頑張ったからこの結果だよ!というのと、100点すごい!と言われるの、私は前者の方が嬉しい。
褒める時は全力で人を褒めるようにしている。
逆にテストであまり良くない点数を取った時、あなたの行いが悪いから!と言われるのと、ここをこうすれば良くなる!と言われるの、どちらがアドバイスとして成り立つだろうか。
前者は否定され傷つくだけで、後者の方がアドバイスとして役立ち、言われる相手も前者よりは傷つかない。

結構長くなったが、以上の4つを心掛けて話している。
ただの何も考えていない人ではない。
でも、案外何も考えてなさそうというイメージを持たれている方が話しやすいとき時もある。
難しいね。

まあ楽しく会話ができたらそれが1番ですね。

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