見出し画像

デブなりの目線

私ね、太っているんです。
この話をすると、いつも涙が溢れてどうしようもなくなるのだけれど、私と同じ思いをしている人がこのnoteを読んでくれるのを願って書きます。

私が太った最初の原因は、家庭で色々あったことです。
親の仕事が忙しくなって、弟が不登校になってしまって、知らない間に過食に走るようになりました。
何かを頬張っていないと不安で、気がつけば冷蔵庫を漁り、食べられそうなものは全て食べました。
とっても太ってしまい、視線恐怖症のような症状も出ましたが、相談できる相手もおらずまた過食に走る、という恐ろしいサイクルからなかなか抜け出せませんでした。

数年続き、これを辞めるきっかけができました。

病気になりました。

クローン病という消化管の病気になり、13kgほど痩せました。
周りの人からすると、病気になるというのはショックでたまらなかったと思います。
でも、私は嬉しかった。
まず、痩せられたこと、それに加えて自分第一に生きていいんだと思えるようになったこと。
病気は私の人生でどちらかといえばプラスに働いているように感じます。

痩せられたのも束の間、今度は薬の副作用でどんどん太っていきました。
はーもう。私は結局太る運命なんだ。
その薬は、体型だけでなく精神状態にも大きく影響してくるもので、あの薬を飲んでいた時は心身共にとても辛かった。
その薬を飲んでもなかなか病気は安定せず、本当ならば止めなければならないのですが、軽く悪化すればすぐ使用というのを繰り返し、どんどん太ってしまいました。

太っている人に対して、世間は優しくありません。

親は、お酒に酔うと私の体型のことを酷い言葉で責めてきました。
親戚は、私とスタイルの良い従姉妹が一緒にいたら、わざとスタイルの良い従姉妹を褒め、私を冷たい目で見ました。
主治医は、この薬でこんな副作用が出るはずがない、の一点張りで代替案をなかなか出してくれませんでした。

1年ほど前、他の理由もあるけれど、体型のことに思い悩みすぎて学校になかなか行けなくなりました。
怖くて。
でも、こんなこと人には言えませんでした。

まあ色々あって、今は吹っ切れました。

痩せようとは思っているけれど、体型のことを考えると精神的に安定しなくなってしまうので、今は健康的な生活を送るように心掛けています。

私がひとつだけ言いたかったのは、
太っている≠自分に甘い
ということ。

確かに今の私が太っているのは怠惰だからかもしれないけれど、太ってしまうのはそれぞれ理由があって、自分に厳しい人でも太りうるのです。

太っていてもね、幸せな人生送れるものですよ。

とはいえ痩せたい。

デブにも寛大な世の中になったらそれが1番いいけれどね。

今回も泣きながらnote書いてしまった。
同じ思いをしている人が読んでくれたらいいな。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?