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個人的に秀逸なデザインだと思う邦ジャケット

今回は、日本で出されたアルバムやシングルのジャケットの中で個人的に秀逸なデザインだと思うジャケットを紹介する

(結局入ってる曲が好きだったらアルバムのジャケットのデザインも良く感じるから、ただの好きなアーティスト紹介になってるかも。)


星野源/YELLOW DANCER

面白いデザイン。「デザインあ」みたいなアートセンスを感じる。勝手に脳が長い黒い物で頭を覆っていると勘違いしてるだけで、実際には黒猫がちょこんと乗っていたり、包丁が頭に突き刺さってると思ったら三角定規だったりよく見れば見る程、第一印象との違いが浮き彫りになって飽きない。なんか、言ってしまえばこのデザインに星野源要素が全くないはずなのに、星野源っぽく見える。何でだろう。

RADWIMPS/絶体絶命

これはアイデアが良い。歌詞カードを重ねてデザインとして魅せる発想が良い。この、「Angel Beats!」の次回予告みたいな感じで文字が画面に重なって起こる圧迫感みたいな感じがたまらない。こうパッと見ただけでも、落書きみたいな手書きの部分や縦書きだったり文字の大きさの違いがあって、一つ一つの曲の違った雰囲気を持つ言葉が合わさって一つのアルバムになっている感じがより伝わる。

ASIAN KUNG-FU GENERATION/君繋ファイブエム

アジカンのアルバムと言えば、中村佑介さんの絵だ。個人的にアジカンのアルバムの中でも特に良いデザインをしている作品だと思う。この音楽という蜘蛛の巣にがんじがらめに陥っている男性と、赤い糸を凛々しく引く女性の構図が美しい。中村佑介さんと言えば、横顔のイメージが個人的にあるけどアジカンのアルバムだと実は正面の割合の方が多い。(シングルの方が横顔率が高い)

坂本慎太郎/まともがわからない

坂本慎太郎さんのデザインは、ゆらゆら帝国を通して全部好きなのだがこのジャケットは風刺画みたいで良い。大型テレビとパソコンとスマホそれぞれで同じ映像が流れているが、結局注目して見ているのはスマホだけで他の機種は垂れ流しているだけというこの構成が素晴らしい。何処か人間の心理や習性を冷淡で端的に示されているような不思議な感覚になる。

長谷川白紙/草木萌動

魚眼レンズで撮ったかのような、とろけていてアンバランスだけどなんか癖になるようなキャラクターの顔が長谷川白紙さんの常識に捉われない特殊な音楽性を象徴しているようで良い。個人的に長谷川白紙さんは、曲のセンス然りアルバムのセンス然り、最近のアーティストだとずば抜けていると思う。これを10代の内に出してるの凄すぎ。

終わり。
洋楽編もやりたいけど、あんま聞いてないからなぁ・・・。


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