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50代のデジタル難民

みなさん、こんにちは。
今回は、私的にはちょっと辛口のエッセイになってしまいました。

話題は、私と同じ年代に属する人に対する疑問点。

ここ数年、「なぜだろう?」と疑問に思っていることがあります。
それは、私と同じような年齢なのに、仕事でパソコンやスマホ、メールを使いこなせない人がいるということ。


デジタルアイテムを使いこなせない人たち


私は50歳代後半で、60歳という節目がすぐそこに見えている年齢です。
仕事でお付き合いする方には、中小企業の社長や役員という肩書きを持った方々もいるのですが、その半分ぐらいの人たちはデジタルアイテムを使いこなせていないと感じています。

例えばメールの場合だと、こんな感じ

  • テキスト本文の言葉が足りない、まとまっていない

  • CCを含めず、Toのみに返信してくる

  • 資料の添付ができない

  • 送信したメールに電話で回答してくる(返信の仕方がわからない又は書くのが面倒)

  • CCに部下や関係者を入れておかないと返事が来ない&部下から返信がくる

その他にも、オフィス系アプリを基本なりとも使えない、オンライン会議アプリの操作が自分でできない、インターネットを活用できない、動画コンテンツへの理解が浅い、生成AIやDX(デジタルトランスフォーメーション)に否定的などなど、挙げればキリがありません。

30代40代の人からすると、「年齢的に難しいのでは」と想像してしまうかも知れませんが、私としては当事者たちと年齢的に変わらないので、ナゼ?どうして?が頻発してしまうのです。

こういった方々を私は心の奥底で「デジタル難民」に認定しています。


今の50代はデジタル世代


一般向けパソコンOSとして多くのシェアを持つWindowsが広まったのはWindows95(1995年の年末ごろ発売)あたりからだと思います。
まともに動くようになって、ビジネスでも広く使われるようになったWindows98や2000は、1998年から2000年にかけて。

また、インターネットにしても1994年ごろにはダイヤルアップ接続のサービスが始まっていて、Windowsの進化に合わせて、ADSLやISDNへと回線スピードが速くなっています。

そう考えると、1960年代後半から1970年代前半に生まれた今の50歳代の人たちは、すでに社会人として中堅どころとして最前線で働いていた年齢層なので、パソコンを仕事の武器として使い始めた世代のはず。

年齢を重ねて偉くなるにつれて、学びを放棄したのかな?
もしくは部下にやらせて、自分でもできる気になっちゃってるのかな・・・


同年代のデジタル格差が広がる


さまざまなサービスがデジタル化するのはわかりきったこと。
極端なことをいえば、仕事で資料作成やメールを任せきりにしていたツケは、自身の老後に支払うことになるでしょう。

店での買い物やバス・タクシーの支払いに電子マネーを使うこと、インターネットで買い物すること、ネット手続きで行政サービスや補助金を受け取ること、お金のやり取りもスマホアプリで完了することなど、今やあたりまえになってきたことすら、普通にできない同年代がいるのです。

人口が減っていけば直接(対面で)対応する人はおのずと減るはずなので、これからの社会でデジタルアイテム(機器やサービス)を使えないと、退職後の再雇用や老後の公共サービス利用で、使える人たちとの差ができることに気づいていないのでしょうか。

これはデジタル難民に限らず、料理や洗濯など家事全般にも言えることですが、会社というムラ社会で偉くなっても、引退した後の社会生活で取り残される可能性があることを早々に気づかないと大変なんじゃないのかなと思っています。

みなさんのnoteを拝読していると、私と同じ年齢層とお見受けする方を何人か見つけることができます。
そういった方々が、比較的新しいサービスであるnoteを使っているということは、学びや新しいことにチャレンジすることを大切にしているということなので、デジタル難民にはならないですよね。

もちろん私も、そんなシニアにはなりたくないので、常に新しいことを取り入れるように心がけています。





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