読書スタイルは人それぞれです。
読了本を整頓するために使っていたIKEAのカゴがそろそろ古くなってきたので、処分した。行き場のなくなった本たちは私のデスク下に積み重なっている。壮観。癒し。読了本も積み上げて、積読も文字通り積み上げて。本をきちんと本棚に並べるという正攻法が我が家で通用しなくなって、数年は経ちましたね。(遠い目)
暑さ、というか湿度?がすでに体に堪えていて、冷たい床にペタリと一体化して過ごしちゃう日々が続いていたのだけど、ここ数日は朝晩ヒンヤリしている。すこし楽。今年の夏はとにかく生き残ることだけを目標に頑張りまっす。だいじょぶか、わたし。
先週末。はたと気づく。私はカフェで読書がはかどらない。憧れだけでいつも終わっちゃう。実際、本を持って「素敵に過ごすんだ!わーい!」と意気込んで、カフェに行っても、数ページしか読めなくて、結局、本を目の前に開いたまま、人間観察と咀嚼に意識がいく。喫茶店でも、レストランでも、同じことが起きる。ちょっとした悩み。私は本当に読書が好きなのだろうか、と自問自答してしまう。
ずっと動き回っていないと無理、という性格ではないと思うのだけど、じーっと座っているのが多分、苦手。今、気づいた。座っている時は、数秒ごとに足を組み替えたり、腕を組みなおしたり、踵を上げ下げしたり、体のどこかを動かしておきたくなる。循環をよくしておきたい。血流、大事。映画館とかね、最小限にとどめながらも、もそもそ動いちゃう。
家では本を読むときは、比較的、立って読むことが多い。ゆらゆら左右にゆれながら、家の中をあっちこっち歩きながら、お水を飲みながら、用事をしながら。ずっと座っているとお尻が痛くなるし、寝転んで読むのも長時間は続けられないし、ということで、消去法で辿り着いたのです。立ち読み。本屋さんではやらないほうがいいけど、家ではいいのよ。
電車で本を読むのも結構好きだ。一番、読書がはかどる。集中できる。私自身は動いてないけど、私がいる空間は動いているからいいのかも。体に伝わる振動が心地良い。本だけはよく与えてもらえる家庭だったこと、小学校と高校は片道1時間以上かかる電車通学だったということもあって、電車に乗れば読書一択、という人間に育ちました。小学生の頃はよく行きの電車で、文庫本を1冊読み切ってしまうこともざらにあったから、リュックサックに2、3冊は常備しておかないと不安で。Laicaの荷物いつも重いね、何が入ってるの、と親にも友人にも言われてた。
長い移動の時はね、がっつり座って本と向き合うけれど、20分程度の移動の場合や混んでいる時(当たり前か)は、立ったまま読書にいそしむ。体幹も鍛えられてる気がする。一石二鳥。でも、立って読んでるとさ、気になった文章に線を引きたい時、うまーくきれーいに書けないんだよな。
家と電車が現在のベスト読書プレイス。安定していて落ち着く。ここが私のアナザースカイ。自宅と地下鉄です。
あ、あと公園も好き。これからの季節、意外と真夏でも、木々に囲まれた場所に陣取れると、涼しかったり。
そういえば、今はゴールデンウイークですね。何か楽しいこと、ありました?私は家でじっとしてますよ。手巻き寿司したり、ニラまみれのチジミを作ったり、TVerで「NCIS」観たり。一周回って、ギブスがかっこいいよ。ずきゅーん。
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