見出し画像

会社依存脱却のため、投資デビューしました

昨年の秋に休職し、収入の窓口を一気に失った。失ったことで初めて気づいたことがあり、今は毎日マネーリテラシーや投資の勉強を積み重ねている。

何に初めて気づいたかというと、世の中には「人を会社に依存させる仕組みが多い」なぁということ。会社では、自律した個人が輝く時代だとか言っておきながら、お金については会社自体が社員を依存させる仕組みを作っている。


例えば退職金。長く働けばそれほどもらえる額も増える。
できるだけ長く労働人口を保ち(もしくは増やし)、生産性を保とうとするが、始めから退職金分を前倒しに給料上乗せしていただいて、自分でそのお金を好きなように使ったり運用するほうが嬉しい。



だけどそれでは世の中の築いた仕組みは成り立たない。


給料も、会社に依存させる。
会社からの収入で良い点は、自分が仕事で失敗しても毎月定額でお給料がもらえることだ。
もちろん会社の理念や大義に共感し、1人ではできないことが実現できたり、共に集まる仲間と過ごす感情報酬もある。



一方で、自分がどんなに成果を残してもプロ野球選手のように、翌年の給料が倍増することは有り得ない。20代で役員になれる可能性もうちの会社の組織体制では無理だ。



そして、自分の頑張りがどうであれ、いきなり社会や会社の情勢によってボーナスがなくなることが起こる。



が、前述した利点も大きいため、給料をもらえているだけありがたい、という見方があるかもだが、いやいやいやいや、毎年同じ時間をかけて働いているにも関わらず、自分のコントロール外で年収が激減するとか、理不尽だ。



でも収入を会社に依存するということは、良い面も多いのだからそういう理不尽も受け入れてやっていこうね、ということなんだと思う。



わたしも当初「休職すると給料出ないのに会社が副業を禁止するとかどうなん!?」って思っていたが、それってめちゃくちゃ会社に依存した考えだなぁって今になって思う。



ただ、気づいたことは会社に依存しなくても副業をしなくても資産は増やすことができるということだ。


それができれば良い意味で会社ももっと楽しめるというか、自分の大義と会社の理念を追求する働き方の余裕ができる気がする。(収入に余裕がある人の方が、会社に対して他責的な言葉が少ない気がする)



そのためにはお金に対する考え方をアップデートさせていく必要がある。昔は就職して、企業からいただくお給料を元に貯金しておけば利息が増えるので定期貯金をメインにお金を肥やし、余裕のある人は更に不動産や株式など投資に回していた時代だった。



でも今はそうじゃない。とてもじゃないですが貯金の利息で食べていけない。なのに、経済的に自立するマネーリテラシーの教育が全然アップデートされていない。少なくとも社内では。



組合や会社で時々開催されているマネーセミナーも、主催者の目論見は自分たちの保険に入ってもらうことなので、収入分母はあくまで企業のお給料であり、その中からどう運用していくかどう行きていくかという図式から抜け出せていない。



てかなんで、そもそも60歳まで(あるいはそれ以上)働くという人生設計が前提になっているんだろう?全員が60歳ぐらいを定年の目処にしてキャリアプランつくるのは、ひとりひとりの人生のためではなく、企業や国のためではないか?会社員に多様性はないのか?



自分の人生なのだから、必要なお金はもっと自分がコントロールできるはずだし、お金に対して自律的に動くことが必要なのだと思う。



結論、長期で分散投資をする方法が資産を増やす1つの手段なわけで、でも投資のことをイメージだけで捉える人に限って「なんか怪しい」とか「リスクが伴う」とか言い訳をして手堅く貯蓄をするんだと思う。



でも、今の時代は自分のコントロール外の情勢で自分の企業年収が乱高下(いや、上がることはないので急直下)するほうがよっぽどリスキーじゃないですか?と思う。



長期分散投資の方がよっぽど堅実だ。




手段は変えても目的はあきらめない、という言葉があるように、目的に達する手段は捉え方を変えれば無数にあるわけで、自分の人生の収入を1つの企業だけに頼って生きる方法よりも、投資と同じように分散して収入を得る手段を持っておくほうがリスクにも強いし堅実な生き方な気がする。



収入の窓口を増やして、投資の運用で毎月の生活費をまかなえるほどになれば、もし会社のおかしな評価でジリ高の給料に不満を持ったとしても、ボーナスが出なくても不安定な状況だったとしても、安定した心持ちで毎日を過ごせ、働きがいに集中して充実した会社生活が送れるのではと思う。



わたしは自分がより充実した人生を送るために、しいてはその幸せが周りの人やその次の周りの人にも良い波及が生まれるようにするために投資を始めた。

ありがとうございます!いただいたサポートは執筆のお供のコーヒーと夢の肥料に使わせていただきます!